8月までが旬の新ショウガ
初夏から旬が始まり、店先に陳列される新ショウガもだいぶ見慣れてきた頃かと思います。
年中出回っている皮の茶色い「ひねショウガ」(写真の左側)に比べ、新ショウガ(写真の右側)は香りや辛味が穏やかかつ爽やか、繊維質が少ないのも特徴的です。
ちなみにお寿司屋さんの「ガリ」はこの新ショウガを甘酢漬けにしたもの。
ガリって、そうめんの薬味で使うショウガのように繊維感がないですよね。
おうちで気軽に作れるジンジャーシロップ
この新ショウガが出回ると、僕が必ず作るものがあります。それがジンジャーシロップ。
ひねショウガでも作れますが、新ショウガで作るとすっきりとした辛味と香りが味わえます。これはこの時期だけの楽しみです。
ジンジャーシロップにはさまざまな作り方がありますが、今回はすりおろしたショウガを使ったタイプの作り方をご紹介します。
すりおろした新ショウガと砂糖とお水でさっと煮詰めるだけなので、とっても簡単にできますよ。
すりおろし新ショウガのジンジャーシロップ
材料(約290ml)
- 新ショウガ…150g
- グラニュー糖…150g
- 水…75g
作り方
- 新ショウガはすりおろしておく。皮が気になる場合は削り落とす。
- すりおろした新ショウガとグラニュー糖・水を鍋に入れて、中火で8分くらいとろみがつくまで煮込む。
- 粗熱が取れたら容器に移して、冷蔵庫で保存する(保存期間の目安は1週間ほど)。
WECK Mold Shape 290
新ショウガ:砂糖:水=2:2:1が僕のスタンダード。
すりおろしたショウガを使用しているので、ピリッと辛い仕上がりです。
もし、辛いのが苦手という方は千切りしたショウガを使ってください。
その時はショウガの成分をしっかり抽出するために、水の量を2倍にして液量が半分くらいになるまでじっくり煮詰めてくださいね。
今回はグラニュー糖でスッキリとした甘さに仕立てましたが、きび砂糖や黒糖で作ると味わい深い仕上がりになりますよ。
ジンジャーシロップのおススメの割り方
ジンジャーシロップを作っておくと、簡単に自家製ジンジャーエールが作れます!
炭酸で割ってレモンをクイっと絞れば…はい、できあがり!簡単でしょ?
また、紅茶に加えてショウガ紅茶として楽しむのもgoodですよ。
スパイス&ハーブでアレンジジンジャーシロップ
スパイスやハーブを加えると、グッとテイストの異なるシロップが作れます。
今回は2種類のアレンジ方法をご紹介しますね。
スパイシージンジャーシロップ
シナモン、クローブ、カルダモンを一緒に煮込んだスパイシーでエキゾチックなジンジャーシロップはいかがでしょうか。
ミルクティーに加えるとチャイのようなスパイスティーになります。
冷房が効いて身体が冷え気味なこの季節に、ちょいと温まるものが欲しくなりませんか?そんな時にとってもおススメです。
おススメは、リンゴジュースにIN!
温かいリンゴジュースに加えると、アメリカの「アップルサイダー」や北欧の「グロッギ」のような、スパイシーホットジュースに。
冷たいリンゴジュースに加えると、スパイスとショウガがキリッと効いた大人なジュースに仕上がります。
もちろんリンゴジュースだけではなく、ブドウジュースなどでもgood。
ブドウジュースに加えると、ノンアルコールのホットワインのような仕上がりになりますよ。
ハーブジンジャーシロップ
レモングラスとスペアミントを一緒に煮込んだ、爽やかなジンジャーシロップは暑い季節にぴったりです。
おススメは、爽やかなジンジャーエール!
くし切りレモンとソーダで割ると、レモングラスとスペアミントのすっきりした香りが、じめじめした夏の暑さを吹き飛ばしてくれそうです。
暑い季節に負けないで!
ショウガの辛味成分であるジンゲロールやショウガオールは、血行をよくする効果があるそうです。
室内外の寒暖差に打ちのめされそうだったり、冷房の効きすぎで冷え症になりがちなこの季節。ぜひジンジャーシロップをストックして、日常にショウガを取り入れてみてはいかがでしょうか。