5,900円以上ご購入で送料無料! - 5/22(水)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

懐かしのお菓子 シベリアのレシピ・作り方

date
2021/02/24
writer
めぐみ
category
お菓子作り

懐かしのシベリアを作ろう!

皆さんは「シベリア」というお菓子をご存じですか?

卵たっぷりでふわっとしたカステラ生地と甘いようかんが両方楽しめるシベリアは、和菓子や甘いものが好きな方にはたまらないメニュー。

今回は、お店で出会うことが少なくなったシベリアのレシピをご紹介。
懐かしいあの味を、おうちで作れたらうれしいですよね♪

シベリアとは

シベリアとは、カステラでようかんをサンドイッチのように挟んだお菓子。
昭和に人気のあったお菓子ですが、だんだん姿を消しつつありました。

ところが、あるアニメ映画で主人公が仕事帰りにシベリアを買って帰るシーンが登場したことで、再び注目の的に。初めて見たという方もいれば、懐かしいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シベリアという名前の由来には諸説あり、カステラ部分を雪原・ようかん部分をシベリア鉄道の線路に見立てたというものなどがあります。

シベリアのレシピ(15cmのスクエア型1台分)

カステラを作る

材料

  • 全卵…120g(Lサイズ約2個分)
  • 上白糖…60g
  • 強力粉…60g
  • はちみつ…20g
  • みりん…10g

下準備

  • 型にスプレーオイルを吹きかけ、オーブンシートをぴったりと貼り付ける。
  • はちみつとみりんをあわせて計量する。
  • オーブンを180℃に予熱する。

作り方

  1. ボウルに全卵と上白糖を入れて湯せんにかける。
  2. 36℃くらいの温度(人肌)になったら湯せんから外し、ハンドミキサーの高速で泡立てる。

    代わりに、みりんとはちみつを湯せんにかける。

  3. ハンドミキサーの羽で生地を持ち上げ、生地がゆるゆると落ちて落とした生地の筋が残ればOK。続いて、低速で1分間混ぜる。
  4.  
    *高速で立てると大きめの気泡が含まれ、きめが粗い生地になります。きめを整えるため、後から低速で混ぜるのがポイント。

  5. 湯せんにかけておいたはちみつとみりんを入れ、低速で30秒間混ぜる。
  6. 強力粉をふるい入れる。
  7. ゴムベラに持ち変え、切るように、そして底からすくいあげるようなイメージで生地を合わせる。
     
    生地につやが出てきたら混ぜ終わり。

  8. 生地を流し込んだ型を、少し高めの位置からトントンと台に打ちつけ、大きな泡を消す。
  9.  
    つまようじを型の中で縦横に動かして泡を切ったら、再度、型を台にトントン打ちつけて泡を消す。

  10. 180℃に予熱をしたオーブンで10分間→150度に下げて30~40分間焼く。
  11.  
    *表面を触って弾力があり、生地が押し返してくる状態になったら焼き上がり。押したときに生地がへこんだままなら、まだ焼きが足りません。

  12. 焼き上がったら、平らな台の上に落として蒸気を抜き、型から外す。
  13. 焼き面にぴったりとラップをくっつけ、ひっくり返す。

  14. 粗熱が取れたらオーブンシートを剥がし、きっちりラップで包む。
  15. 常温で1日間寝かせる。

ようかんを作り、組み立てる

材料

  • 水…150g
  • 粉寒天…3g
  • 上白糖…100g
  • こしあん…300g

下準備

  • こしあんは常温に戻しておく。

作り方

  1. カステラを半分にスライスする。
  2. 15cmの型にラップを敷き込み、カステラを1枚入れる。

  3. 鍋に水・粉寒天・上白糖を入れてホイッパーで混ぜながら沸騰させる。
  4. 弱火にして、約2分間ゆっくり混ぜながら火にかける。

  5. 2にこしあんを入れ、ホイッパーでつぶすように溶かす。
  6. 溶けたらゴムベラに持ち変え、鍋の底や側面に沿わせながらしっかりと混ぜて煮詰めていく。

  7. だんだんととろみがついて、ゴムベラで混ぜた際に鍋底が見える程度になったら火からおろす。
  8. 1の型にようかんを流し込み、その上からもう1枚のカステラをのせる。
  9. 冬は常温で、夏は粗熱が取れたら冷蔵庫で2時間冷やし、ようかんを固める。

  10. 好きな大きさにカットして完成!

カットのコツ

シベリアをカットする際のコツは3つあります。

  1. よく切れる包丁を使う
  2. ぬれたキッチンペーパーで、刃をその都度きれいに拭き取る
  3. 無理に力を入れない

カステラがつぶれてボロボロになってしまうことがあるので、カットは時間をかけて丁寧に行ってくださいね。

「シベリア」の詳しいレシピページはこちら

やみつきのおいしさをぜひおうちで!

ふわっと弾力のあるカステラと、しっかりと固めたようかん。食感は全く違いますが、ひとくち食べるとこの2つが口の中で合わさり、やみつきに♪

まだシベリアを食べたことのない方にも味わってほしいおいしさです。
ぜひおうちで楽しんでください!

【おすすめの特集】スクエア型でつくるお菓子&パンスクエア型でつくるお菓子&パンの特集はこちら
date
2021/02/24
writer
めぐみ
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

小さい頃からお菓子作りをはじめ、製菓専門学校に進学し製菓衛生師の資格を取得。 現在は、家庭でお菓子作りを楽しんでいます。

コメント

やっこちゃんさん

2023/02/07 16:16

「シベリアでも食え‼️」ドラマの ワンシーンで見ました。どんなお菓子かなとず〜っと思ってました。ある日ローソンで見つけました。カンゲキー‼️レシピを検索して作ったのはゆうまでもありません。

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

抹茶シフォンケーキのレシピ・作り方

絹のような食感♪お茶好きさんへ贈る抹茶のシフォンケーキ空気をたくさん含んだメレンゲで作る、ふんわりと軽い食感が特徴のシフォンケーキ。オーブンで焼いている間に、ムクムクと膨らんでくる様子を見ていると、ワクワクしますよね。今...

サントノーレ口金の絞り方、4つのサイズを比較してみた

一度は使ってみたいサントノーレ口金「使ってみたいけど難しそう…」そんな声を聞くことが多い口金ナンバーワンといっても過言ではない、サントノーレ口金。今回は、サントノーレ口金の使い方を詳しくご紹介♪サイズ表記だけでは分かりに...

有名店のあの味♪レーズン入りスフレチーズケーキの再現レシピ

あの味を再現。憧れのスフレチーズケーキ底に散りばめられたレーズンがアクセントの、ふわっふわのスフレチーズケーキ。“あの”有名店の味をおうちで再現してみませんか?シンプルな材料で作るあっさりとした味わいは、何度でも食べたく...

プラスチックにも瓶にもスタンプできる♪ステイズオンを使ったラッピング

ステイズオンを使ってラッピングしようステイズオンという商品をご存じですか?ステイズオンは、インクを吸収しない素材にも使えるインクパッドです。金属・プラスチック・皮革・ゴム・ラミネート・写真・ガラスなど♪ステイズオンを使え...

マフィン型で作るミニチョコレートケーキのレシピ

マフィン型を使って小さなデコレーションケーキを作ろう!マフィン型といえば少し上に広がった形が特徴ですが、cottaさんで販売中の「cotta 垂直マフィン型 大(6個取)」は名前の通りまっすぐ立ち上がったデザインが特徴的...