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紅茶スイーツの革命!混ぜるだけで失敗しないカフェパウダー活用術【PR】

date
2022/10/17
writer
みのすけ
category
お菓子作り

味も香りも◎カフェパウダーの魅力を知ろう!

「カフェパウダー」という便利な食材をご存じですか?

カフェパウダーは、水やクリーム・生地などにすぐに溶け、従来の粉末茶ではできなかった表現が可能になるとても便利なアイテム!

今回のコラムでは、カフェパウダーの特徴や粉末茶と使い比べてみた結果をご紹介。
カフェパウダーの良さをいかしたレシピもご提案します♪

カフェパウダーとは

「カフェパウダー」とは、紅茶やほうじ茶、コーヒーなどのドリンクを乾燥させて微粒子にした製品。

それぞれの茶葉やコーヒー豆に最適な温度・時間などで抽出したドリンクを使用し、そのエキスを瞬間的にパウダーにする「スプレードライ(SD)製法」で作られているのが大きな特徴です。

ほんの少しカフェパウダーを舐めただけで、口いっぱいに香りが広がります。
一番おいしい瞬間を閉じ込めているからこその、この香りのよさなのですね。

お菓子作りに活用する際も、乳製品や卵などの素材に負けず、しっかりと香ってくれます。

また、水やクリームに溶けやすく、ダマになりにくいのもうれしいポイント。
煮出す手間もないので、作業性がアップします。

水やお湯を注いでそのまま飲める溶けやすさは、お菓子作り以外の場面、普段のほっと一息ティーブレイクにも活躍間違いなしです。

粉末茶との違い

ここまでご覧いただいて、「そういえば、よく見る粉末茶とカフェパウダーは何がちがうの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

カフェパウダーが抽出したエキスを粉末にしたものなのに対して、粉末茶は文字通り茶葉を細かく粉砕したもの。

ゆえに茶葉そのものの味をダイレクトに感じやすく、抽出液のみのカフェパウダーとはまた違った個性がある食材です。

焼き菓子やスポンジケーキなどには、風味が強い粉末茶を使用するのもおすすめ。

用途に応じて使い分けると、お菓子作りがワンランクアップしそうです。

カフェパウダーと粉末茶を比較してみた!ゼリー・ムース・プリンで検証

実際に、カフェパウダーと粉末茶では、仕上がりに差が出るのでしょうか?

ゼリー・ムース・プリンの冷菓3種で比較してみました。
使用するパウダーのみを変え、その他の配合や工程は全て同じです。

ゼリーの比較(使用パウダー:アールグレイ)

配合

  • 水…100g
  • グラニュー糖…20g
  • 板ゼラチン…5g
  • カフェパウダーまたは粉末茶…1g

工程

  1. 板ゼラチンを冷水につけてふやかし、使う直前に水気を切る。

  2. 水とグラニュー糖をボウルに入れてラップし、600Wで1分間加熱する。

  3. カフェパウダー(もしくは粉末茶)を加えて混ぜ、再度ラップして600Wで40秒間加熱する。

  4. 板ゼラチンを加え、混ぜて溶かす。氷水に当てて冷たくなるまでゴムベラで優しく混ぜて急冷する。

  5. 容器に入れて冷やし固める。

出来上がりを比較

並べてみると、カフェパウダーを使ったものは透明感が残り、粉末茶を使ったものはくもったような印象を受けます。

紅茶らしい色合いが印象に残るカフェパウダーに対し、粉末茶は茶葉の色合い。容器から出し、ゼリーをスライスするとその差は一目瞭然。

粉末茶のほうは、紅茶のクリームダウン現象が確認できます。
クリームダウンをしないよう急冷などの作業を挟みましたが、白く濁ってしまいました。

カフェパウダーで作ったゼリーは、スプーンですくっても透明感抜群!

ムースの比較(使用パウダー:ほうじ茶)

配合

  • 生クリーム…100g
  • グラニュー糖…20g
  • 板ゼラチン…2g
  • カフェパウダーまたは粉末茶…3g

工程

  1. 板ゼラチンは冷水につけてふやかし、使う直前に水気を切る。湯せんにあてて溶かしておく。

  2. グラニュー糖と生クリームを氷水に当て、6分立て程度に泡立てる。

  3. カフェパウダー(もしくは粉末茶)、溶かしたゼラチンの順に加え、都度ホイッパーで混ぜる。

  4. 容器に入れて冷やし固める。

出来上がりを比較

並べてみると、カフェパウダーを使ったものは全体がなめらかで明るい茶色。粉末茶を使ったものは全体に粒が残り、茶葉由来の緑色を帯びた茶色に。

実際に食べてみると、カフェパウダーを使ったものは見た目の印象通りなめらかな食感と香り。粉末茶を使ったものは、ザラザラして香りもすこしえぐみを感じました。

プリンの比較(使用パウダー:ほうじ茶)

配合

  • 牛乳…200g
  • 卵…1個
  • グラニュー糖…20g
  • カフェパウダーまたは粉末茶…2g

工程

  1. 牛乳を鍋に入れて中火にかけ、ふつふつしたら火を止める。

  2. 卵にグラニュー糖とカフェパウダー(もしくは粉末茶)を加えてよく混ぜる

  3. 2に牛乳を加えて混ぜる。

  4. こして容器に入れ、150℃のオーブンで約30分間湯せん焼き。

  5. 冷ます。

出来上がりを比較

並べてみると、どちらの表面にも膜は張りましたが、スプーンを入れてみると、違いが。

カフェパウダーを使ったものは全体がなめらかで明るい茶色。粉末茶を使ったものは全体に粒が残り、茶葉由来の緑色を帯びた茶色に。

実際に食べてみると、見た目の印象通りカフェパウダーを使ったものはなめらかな食感と香り。粉末茶を使ったものはザラザラして香りもすこしえぐみを感じました。
また、粉末茶の場合、容器の底に粉の沈殿も。

まとめ

今回の比較を通して、カフェパウダーは風味を際立たせたい冷たいお菓子に使用する際、非常に便利な食材だということがわかりました。

混ぜるだけできれいに溶けてくれるので、難しいテクニックなども不要。
いろいろなお菓子作りに活用できそうです。

カフェパウダーを使ったおすすめレシピ:桃紅茶のゼリームース

アールグレイのカフェパウダーを使って、ゼリーとムースが2層になったお菓子を考えました。

カフェパウダーを使用すると茶葉からの香り抽出などの手間がかからない点に着目して、火を使わず電子レンジのみで作ることができるレシピに♪

アールグレイの香りがしっかり楽しめる、のど越しの良いスイーツです。ぜひお試しください。

桃紅茶のゼリームース」の詳しいレシピページはこちら。

テクニック不要!使い勝手抜群のカフェパウダー

水やクリーム・生地などにすぐに溶け、ダマになることがないカフェパウダー。
テクニック不要で、手軽にフレーバーをつけることができる食材です。

今回使ったアールグレイとほうじ茶以外のフレーバーもあるので、ぜひ特集ページもチェックしてみてくださいね。

【おすすめの特集】カフェパウダーカフェパウダーの特集はこちら

date
2022/10/17
writer
みのすけ
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

お菓子作りがなにより楽しく、食べることも大好きです。菓子製造技能士2級(洋菓子)取得済。

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