cottaの商品をみなさまのお手元にお届けするまで
cottaの本社があるのは、大分県津久見市。本社には、大きな4つの倉庫と配送センターもあり、ここから全国各地へと商品をお届けしています。強みは、どんな商品についても小分けの対応をしていること。そのためには、自社で小分けをしつつ、手作業でピッキングするという工夫があります。食材も道具も、冷蔵も冷凍も、一つひとつ丁寧に扱いながら、できるだけ短納期でお届けする努力も。ここでは、注文を受けてから出荷までにどのような作業をしているのか、どんな思いを込めてお届けしているのかを、お伝えします。
短納期でお届けするための「音声ピッキングシステム」
cottaの配送センターには、日々、たくさんの商品が入荷します。それらのほとんどが大きな箱に入った状態。倉庫にずらりと並んだ姿は圧巻です。
ここにあるのは、cottaの全商品3万点以上。箱から出して仕分けをしたら、さらに商品番号をつけ、すぐに取り出せるように棚へと並べ直します。棚に並べた商品は、スタッフが手作業でピッキングし、梱包・発送をしていくという流れ。
「音声ピッキングシステム」を使うと、注文情報は、音声となってイヤホンから聞こえてきます。それを聞きながら、在庫の場所に移動し、該当の商品をピックアップ。注文情報を「目で見ながら」よりも「耳で聞きながら」の方が、格段に時間が短縮できるのです。
スタッフは、「音声ピッキングシステム」のタブレットや無線機、音声機などを身につけ、カートを押しながら流れるように作業していきます。
手作業だからこそ、細かい小分けの注文に対応できます
なぜ、「音声ピッキングシステム」を駆使し、手作業でピッキングするのかというと、小分けのニーズに対応するため。材料も資材も、1個から注文をお受けし、一つひとつ確認しながらピッキングしていきます。手作業だからこそ、小さな商品ももれなく、ミスなく対応できるのです。
また、パーツに分かれている商品も注意が必要。例えば、ケーキ箱は、本体のボックスの他に、トレーと取っ手をセットしなければなりません。パーツがそろった状態になるよう、注意しながらの作業です。
シールや乾燥剤などの細かい商品をまとめるのも、その都度対応。ピッキングした際に、あらかじめカートにかけてあるビニール袋にさっと詰めれば、きちんと整理された状態でお客さまへお届けすることができます。
さらには、ピッキングした後の確認作業も綿密に。例えば、セットで使うケーキ箱と台紙の色が違う場合は、注文自体が間違っていないか、コールセンターに確認を取るようにしています。
このように、スタッフが一つひとつ確認しながら、手作業でピッキングすることで、お客様のニーズに合わせた小分けの注文に対応できるのです。
小ロットに対応するため自社で小分け作業を
さらに、小分け注文に対応するため、細かな商品の小分け作業は自社で行なっています。
たとえばシールは、1シート単位の少量の注文もありますが、10シートごとにも購入が可能。そこで、あらかじめ10シート単位で小分けにしておくことで、ピッキングがスムーズになります。
また、瓶類などの割れ物は、あらかじめパッキング。配送中での割れを防ぎ、お客様のもとへきちんと届けられるよう厳重に。事前にやっておくとピッキングの際の手間も省けます。
出荷まで丁寧に、細やかに心配りしています
こうして、ピッキングした商品は、箱に詰める際にできるだけ余分なすき間を作らないように無駄なく梱包。
そのために大切なことは、まず、最適なサイズの箱を選ぶこと。背の高い油のボトルが混ざっていることもあれば、細かな紙ものだけのこともあります。ベテランのスタッフは、何種類もある中から瞬時に最適なサイズの段ボールを判断することができます。
粉類と道具を一緒に箱詰めする場合、配送中に粉の袋に道具の一部が刺さってしまってはいけません。また、食品なのでにおい移りが気になる場合も。そこで、食品とそのほかの商品の間には梱包材を挟んで防ぐようにしています。これも、手作業だからできる心配り。
こうして素早く正確にピッキングし、丁寧に袋詰めや梱包をしてから箱詰めした後に、無事にお客様のもとへと出荷となるのです。
お客様のさまざまな小分けの注文に合わせ、できる限り短納期で、ミスなく正確にお手元にお届けしたい。そのために「音声ピッキングシステム」をはじめとするさまざまな工夫があり、スタッフが手作業でピッキングし、一つひとつ梱包しています。お客さまの注文に真摯にお応えできるよう、配送センターではたくさんのスタッフが働いています。