このチョコレートを作ったきっかけは、自分が使いやすいチョコレートが欲しかったから。
僕が求めた使いやすさというのは、口どけや味わい、作業性の良さです。カカオ分67%のピュアノワールと41%のピュアラクテの2種類をそろえ、単品で使ってもブレンドしても美味しいチョコレートに仕上げました。

どんなお菓子にも使える汎用性を持ち、そのまま食べても美味しい。ショコラティエとしてさまざまなチョコレートを見てきた僕が、本当に欲しかったチョコレートです。

製菓専門学校を卒業後、「渋谷フランセ」に入社。 その後、東京、神戸の高級チョコレート専門店にて研さんを積む。
ベルギー本店で研修後、日本に初上陸した「デルレイ」のシェフに就任。
さまざまな他業種の商品開発を経験した後、26歳の時に最高のサービスと経営を学ぶべく株式会社グローバルダイニングへ。「デカダンスドュショコラ」など、販売から製造を一手に統括。
2013年のデリーモブランド立ち上げ時よりシェフパティシエ・ショコラティエに就任。

※ 数量により、価格が異なる場合がございます。

カカオ分67%のピュアノワールは、食べやすく口どけの良いチョコレートです。
香りも最初に来るというよりは、後からしっかり感じるタイプ。
さらに他のチョコとブレンドすることでもそのパワーを発揮します。
食材の味わいの邪魔をせず、フルーティーなフレーバーと最後にしっかり口の中でカカオが香るのが気に入っています。

カカオ分41%のピュアラクテは、コンチング作業中(チョコレートを製造する上での最終段階)に温度を上げることでほんのりキャラメルのような香りを付けました。
ただ甘いだけのミルクチョコレートではなく、自然なアロマとしてのキャラメル、ほのかなナッツの香りがします。
少し特徴的で、その美味しさを十分に発揮するチョコレートだと思います。

小粒なタブレット状なので溶けやすく、刻む必要がありません。計量も簡単です。

粒が小さいので半分くらいに刻むと、ちょうど良いサイズのチョコチップになります。簡単に刻めるので、忙しい現場では時間短縮になるのもうれしいポイントです。

焼き残る性質はありませんが、チョコが生地に染み込み、ジューシーで美味しいですよ。

チョコチップとして生地に加えたり、ガナッシュにして混ぜ込んだり。カカオの香りが立つ、芳醇な味わいに変化しますよ。

ほんのりフルーティーな香りのするピュアノワール67%と、ナッツの香りのピュアラクテ41%は、他の食材との相性も抜群。今回cottaさんに提供したレシピもレモンやイチジクと合わせていますが、アプリコットやリンゴなども相性が良いですよ。

※ 数量により、価格が異なる場合がございます。