ご褒美アイスクリームをお家で作ろう
スーパーや専門店にはさまざまなアイスクリームが売っています。
お手頃な値段のものから、その3、4倍ぐらいしそうなアイスクリームも!
高価なアイスクリームは、濃厚なミルク感・卵のコク・舌触りの良さ・口どけなど、自分へのご褒美にぴったりなぜいたく品です。
今回は、そんなぜいたくなご褒美アイスクリームをおうちで作れるレシピをご紹介。
なめらかな食感で食べやすく、濃厚だけど甘すぎない味にこだわって作りました。
アイスクリームが日本に入ってきたのはいつ?
今ではスーパーでも手軽に手に入るようになったアイスクリーム。
日本人がアイスクリームと出会ったのは幕末。幕府が派遣した使節団が、訪れたアメリカで食べたのが最初だといわれています。
初めて食べた人はおいしすぎて目が飛び出たんじゃないかなと、想像してしまいました。
それからしばらくして、明治時代の初め頃には日本にアイスクリームが入ってきたそう。
文明開化の波にのって、アイスクリームは広まったといわれています。
でも、当初はとても高価なもので、庶民にとってはぜいたく品。
大正時代になり、アイスクリーム工場ができたことで広く普及して、家庭でも食べられるようになったんですよ。
アイスクリームの分類
アイスクリームは三つの種類に分類されているのをご存じですか?
分類のポイントは乳成分の量。
- アイスクリーム
- アイスミルク
- ラクトアイス
乳固形分15%以上で乳脂肪分8%以上のもの
乳固形分10%以上で乳脂肪分3%以上のもの
乳固形分3%以上のもの
ちなみに、上記3種以外で乳固形分がほどんどないものは「氷菓」と呼ばれ、区別されています。
果汁を凍らせたアイスキャンディーやかき氷タイプのものなどがこれに当たります。
ぜひ一度、パッケージの表示を確認してみてください。
なめらかバニラアイスクリームのレシピ
なめらかなアイスクリームを作るポイントは、「ベースとなる液体をしっかりと冷やして休ませること」と「冷やしながらかき混ぜること」。
今回は「アイスクリームメーカーDL5929」を使用した作り方をご紹介します。
お使いのアイスクリームメーカーによって時間などが変わってくると思いますので、説明書を参考にして調整してください。
材料(2~3人分)
- 牛乳…40g
- 生クリーム…160g
- 卵黄…20g
- グラニュー糖…50g
- バニラペースト…小さじ1/2
*乳脂肪分35%のものを使用。お好みで調整可能です
下準備
- アイスクリームメーカーを冷凍庫で12時間以上冷やす。
作り方
- 牛乳、生クリームを鍋に入れて温める。
- ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れて、ホイッパーで軽くなじませる。
- 2のボウルに1の牛乳と生クリームを少量入れて混ぜる。
- 3のボウルを湯せんにかけ、ホイッパーで絶えず混ぜる。
- ボウルの中身の温度が80~81℃になったら湯せんから外す。
- 裏ごしする。
- バニラペーストを加えて混ぜる。
- ボウルの中身の温度が20℃以下になったら、ラップをして冷蔵庫に入れて休ませる。
- 下準備で冷やしておいたアイスクリームメーカーに8を入れ、冷やしながら混ぜます。
- 20分間ほどで固まってくるので保存容器などに移し、冷凍庫で冷やす。
- 冷やした器に盛り付けてお召し上がりください。
沸騰させないように注意して、周りがフツフツしてきたら火を止める。
*約80℃くらいになるのが目安。
なじんだら残りも入れて混ぜる。
*湯せんの温度は90℃程度。
ボウルに氷水を当て、混ぜながら冷やしていく。
*最低5時間以上(一日休ませてもOK)。
*保存容器へ移す段階ではソフトクリームのようにやわらかな状態です。
保存容器に移して冷やすことで、お好みのかたさに調整してください。
手作りのアイスクリームは冷凍庫の匂いなどが移りやすいので、早めに食べきるのがおすすめ。
保存する場合は、一週間程度を目安にしてください。
「濃厚だけど食べやすい なめらかバニラアイスクリーム」の詳しいレシピページはこちら。
工程8でしっかりと休ませることで、なめらかな舌触りのアイスクリームになります。
時間はかかりますが、この工程は省かないでくださいね。
おすすめラッピング
専用の紙製カップに入れれば、お店のような見た目に。
紙製カップに入れる場合は、工程10でカップに入れてもらうと良いと思います。
「お店みたいなアイスクリームのラッピング」の詳しいレシピページはこちら。
出来たてアイスクリームを楽しもう
時代を経てもたくさんの人々に愛されるアイスクリーム。
今年の夏は、手作りの高級アイスクリームをぜひご自宅で楽しんでみてください。