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フレッシュりんごをフィリングに♪ちぎりパンのレシピ

date
2020/11/26
writer
森嶋マリ
category
パン作り

旬のりんごでパン作り

りんごの旬は秋から冬にかけて。
お店でさまざまなりんごを見かけるようになると、手作りパンにもりんごを使いたくなりますね。

りんごを使ったパンにもいろいろなものがありますが、今回はフレッシュなりんごをフィリングに使うレシピをご紹介。
ずらりと並んだりんご形がキュートなちぎりパンを作りましょう。

りんごが並んだちぎりパンのレシピ

材料(18cmスクエア型1台分)

  • 強力粉…200g
  • 砂糖…20g
  • インスタントドライイースト…3g
  • 塩…3g
  • 牛乳…150g
  • 無塩バター…20g
  • りんご…1個
  • レーズン…50g
  • レモン汁…小さじ1
  • シナモンパウダー…適量
  • 薄力粉…大さじ1
  • 溶き卵…適量

下準備

  • 牛乳と無塩バターを常温に戻します。
  • 型にベーキングシートを敷くか、油脂を塗ります。

作り方

  1. 強力粉から牛乳までを混ぜ合わせて、こねます。
  2. 生地がなめらかになったら無塩バターを加えて、さらにこねます。
  3. こね上がったら丸めてボウルに入れ、ふたをして暖かい場所で一次発酵させます。
  4. *こね上がりの確認は、生地の一部を広げて破れずにのびるかを確認する“グルテンチェック”を行いましょう。

  5. 2倍に膨らんだら、発酵終了です。
  6. 16等分して丸め、ぬれ布巾をかけて15分間休ませます。
  7. 生地に包むりんごを準備します。
  8. りんごを四等分して、芯を取ります。
    幅約5mm、長さ約2cmのもの(軸に見立てる部分)を16本切り出します。

    残りのりんごはフィリング用に。お好みで皮を剥き、細かく切ります。
    レーズン・レモン汁・シナモンパウダー・薄力粉を加えて、混ぜます。

  9. 生地を円にのばし、6のフィリングを包みます。
  10. とじ目を下にして型に並べ、二次発酵させます。
  11. ふっくらしたら、発酵終了です。
  12. 溶き卵を塗ります。
  13. 各生地のてっぺんに竹串で穴をあけ、軸に見立てるりんごを差しこみます。

  14. 190℃に予熱したオーブンで、15~20分間焼いたら完成。
    *お使いのオーブンに合わせて、焼成時間を調節してください。

「リンゴが並んだちぎりパン」の詳しいレシピページはこちら

レシピのポイント

りんごをお菓子やパン作りに使う場合、コンポート(甘煮)にしたり、バターと砂糖で炒めたりと、あらかじめ火を通しておくレシピをよく見かけます。

ご紹介したちぎりパンでは、りんごを生のまま使用。生のまま使うから、みずみずしさや心地よい歯応えのりんごパンが焼き上がります。

生の果物を使うと焼いている間に水分が出て、それが失敗につながることも。
でも、りんごはもともと水分が少なめ。さらに薄力粉を加える(まぶす)ことで、焼成中にりんごから出た水分を吸い取ってくれるため、パンが水っぽくなることはありません。

また、フィリングのりんごには砂糖を使わず、レーズンで甘みをおぎないました。
砂糖を減らした、ヘルシーなりんごのパンです。

アレンジ提案:分割数や型を変えて♪

ご紹介したレシピは、扱いやすい配合の生地で、成形も簡単。型に入れて焼くので、パンの形が崩れることもなく、パン作り初心者さんでも安心して作っていただけます。

強いて難点を挙げるなら、16個のパン生地にりんごのフィリングを包むのに、少し根気がいること。

時間がないときや面倒だと感じたときには、パン生地を16個ではなく、9個に切り分けて3×3のちぎりパンにしてみてください。
手間がぐんと減って、時短にもなりますよ。

丸い型を使うと、これまた愛らしいちぎりパンに。

生地を12個に切り分けて、21cmの丸型におさめれば、丸くてかわいいりんごのちぎりパンの出来上がりです。

余ったフィリングも残さず活用

パンに包むフィリングのレシピは、りんご1個を使いきりの作りやすい分量になっています。

フィリングが余ったら、バターで炒めるか、電子レンジで加熱するかすれば、即席のジャムに。
ちょっと目先を変えて、豚肉や鶏肉と一緒にソテーすれば、おかずの1品が出来上がり。

甘酸っぱいりんごとお肉はとっても相性がいいんです。

おやつにも食事にも

おやつに食べてもおいしいりんごのちぎりパン。

甘さ控えめだから、食事パンとしてもおすすめです。

ぜひ作ってみてくださいね。

【おすすめの特集】ちぎりパンレシピちぎりパンレシピの特集はこちら

date
2020/11/26
writer
森嶋マリ
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

パンとお菓子作りが趣味の翻訳家。食べてくれた家族や友人が「おいしい」と笑顔になるのが、何よりも幸せ。

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