旬のりんごでパン作り
りんごの旬は秋から冬にかけて。
お店でさまざまなりんごを見かけるようになると、手作りパンにもりんごを使いたくなりますね。
りんごを使ったパンにもいろいろなものがありますが、今回はフレッシュなりんごをフィリングに使うレシピをご紹介。
ずらりと並んだりんご形がキュートなちぎりパンを作りましょう。
りんごが並んだちぎりパンのレシピ
材料(18cmスクエア型1台分)
- 強力粉…200g
- 砂糖…20g
- インスタントドライイースト…3g
- 塩…3g
- 牛乳…150g
- 無塩バター…20g
- りんご…1個
- レーズン…50g
- レモン汁…小さじ1
- シナモンパウダー…適量
- 薄力粉…大さじ1
- 溶き卵…適量
下準備
- 牛乳と無塩バターを常温に戻します。
- 型にベーキングシートを敷くか、油脂を塗ります。
作り方
- 強力粉から牛乳までを混ぜ合わせて、こねます。
- 生地がなめらかになったら無塩バターを加えて、さらにこねます。
- こね上がったら丸めてボウルに入れ、ふたをして暖かい場所で一次発酵させます。
- 2倍に膨らんだら、発酵終了です。
- 16等分して丸め、ぬれ布巾をかけて15分間休ませます。
- 生地に包むりんごを準備します。
- 生地を円にのばし、6のフィリングを包みます。
- とじ目を下にして型に並べ、二次発酵させます。
- ふっくらしたら、発酵終了です。
- 溶き卵を塗ります。
- 190℃に予熱したオーブンで、15~20分間焼いたら完成。
*お使いのオーブンに合わせて、焼成時間を調節してください。
*こね上がりの確認は、生地の一部を広げて破れずにのびるかを確認する“グルテンチェック”を行いましょう。
りんごを四等分して、芯を取ります。
幅約5mm、長さ約2cmのもの(軸に見立てる部分)を16本切り出します。
残りのりんごはフィリング用に。お好みで皮を剥き、細かく切ります。
レーズン・レモン汁・シナモンパウダー・薄力粉を加えて、混ぜます。
各生地のてっぺんに竹串で穴をあけ、軸に見立てるりんごを差しこみます。
「リンゴが並んだちぎりパン」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
りんごをお菓子やパン作りに使う場合、コンポート(甘煮)にしたり、バターと砂糖で炒めたりと、あらかじめ火を通しておくレシピをよく見かけます。
ご紹介したちぎりパンでは、りんごを生のまま使用。生のまま使うから、みずみずしさや心地よい歯応えのりんごパンが焼き上がります。
生の果物を使うと焼いている間に水分が出て、それが失敗につながることも。
でも、りんごはもともと水分が少なめ。さらに薄力粉を加える(まぶす)ことで、焼成中にりんごから出た水分を吸い取ってくれるため、パンが水っぽくなることはありません。
また、フィリングのりんごには砂糖を使わず、レーズンで甘みをおぎないました。
砂糖を減らした、ヘルシーなりんごのパンです。
アレンジ提案:分割数や型を変えて♪
ご紹介したレシピは、扱いやすい配合の生地で、成形も簡単。型に入れて焼くので、パンの形が崩れることもなく、パン作り初心者さんでも安心して作っていただけます。
強いて難点を挙げるなら、16個のパン生地にりんごのフィリングを包むのに、少し根気がいること。
時間がないときや面倒だと感じたときには、パン生地を16個ではなく、9個に切り分けて3×3のちぎりパンにしてみてください。
手間がぐんと減って、時短にもなりますよ。
丸い型を使うと、これまた愛らしいちぎりパンに。
生地を12個に切り分けて、21cmの丸型におさめれば、丸くてかわいいりんごのちぎりパンの出来上がりです。
余ったフィリングも残さず活用
パンに包むフィリングのレシピは、りんご1個を使いきりの作りやすい分量になっています。
フィリングが余ったら、バターで炒めるか、電子レンジで加熱するかすれば、即席のジャムに。
ちょっと目先を変えて、豚肉や鶏肉と一緒にソテーすれば、おかずの1品が出来上がり。
甘酸っぱいりんごとお肉はとっても相性がいいんです。
おやつにも食事にも
おやつに食べてもおいしいりんごのちぎりパン。
甘さ控えめだから、食事パンとしてもおすすめです。
ぜひ作ってみてくださいね。