種類豊富な食パン
“食パン”と一言でいっても、いろいろな種類がありますよね。
型にふたをして焼き上げる「角食」や、ふたをせずに焼き上げる「山食」。形の違いだけではなく、生地の配合にもさまざまな違いがあると思います。
今回は、食パンの中でも「ホテルブレッド」と呼ばれるものに注目。
特徴などについて解説し、おすすめのレシピをご紹介します。
ホテルブレッドってどんなパン?
ホテルブレッドは、通常の食パンよりバターの量が多かったり、生クリームを仕込み水に使ったりとリッチな配合の食パンに付けられることが多い名称。
名前のとおり、「ホテルで出てくるような高級な食パン」をイメージしたパンなのです。
同じくリッチな配合の食パンといえば、今流行の高級食パン。
大きな違いは、ホテルブレッドはふたをせずにオーブンに入れ、しっかりめに焼き上げるレシピが多いことではないでしょうか。
ふたをしないことで生地ののびが良く、リッチな配合でも軽めの食感に仕上がるのです。
ポコポコと並んだ山のトップに切り込みを入れ、バターをのせて焼いたものが主流。
この形が、ある意味でホテルブレッドの特徴といえるように思います。
ホテルブレッドのレシピ
今回、私が作るホテルブレッドは、生クリーム効果でしっとり生地に。しっかり焼き上げるので、歯切れの良さも楽しめるレシピになっています♪
材料(184<内174>×95<内88>×H90mmの1斤型1台分)
- 強力粉…300g
- ドライイースト…3g
- 塩…4g
- 砂糖…30g
- 無塩バター…25g
- 生クリーム…50g
- 牛乳…170g
- 無塩バター(トッピング用)…8g
下準備
- 型に軽くオイルスプレーをしておく。
- トッピング用のバターは細くカットして、生地にのせやすようにしておく。
- オーブンを焼成温度より20℃高い温度で予熱しておく。
作り方
- こね機やホームベーカリーにトッピング用のバター以外を入れてこねる。
- こね終わったらボウルに移してラップをかけ、室温で40分~1時間一次発酵。
- 生地をパンマットの上に出し、4分割(1個当たり約145g)する。
軽く丸め直してパンマットの上に置き、ぬれ布巾をかぶせて15~20分間ベンチタイム。
- 成形。
- 残り3つの生地も同じように成形する。
- オイルスプレーをした型に入れる。
- 35℃で30~40分間二次発酵。
- トップをはさみで4か所カットする。
- 切り口にバターをのせる。
- 焼成。
- 出来上がり。
*お使いの機械によってこね時間が違うので、調整してください。
*時間は室温によって前後します。生地が2~3倍の大きさになるまで発酵させてください。
とじ目を上にして軽く手で押さえて空気を抜いたら、めん棒を上下に当て楕円形にする。
上下から折り、真ん中で生地が少し重なるようにする。
向きを90度変え(縦長に見えるようにおく)、めん棒を上下に軽くかける。
上部から、生地をしめるように巻く。
*時間は生地温度や湿度によって変わるので目安に。生地が2倍程度の大きさになるまで、しっかり膨らませましょう。
*1か所につき、2g程度が目安。
電気オーブン、190~200℃で25分間。
ガスオーブン、180~190℃で25分間。
*お使いのオーブンによって火力が違うので、温度や時間は調整してください。
「リッチな食パン ホテルブレッド」の詳しいレシピページはこちら。
動画でおさらい
ホテルブレッドを作ろう!
流行りの高級食パンとはまた違う魅力があるホテルブレッド。
生クリームが少し余ったときなどに作ってみるのもいいかもしれませんね。
しっとりやわらかで歯切れのよさが楽しめるレシピ、ぜひお試しください。