オリーブオイルの良さをいかしてパンを作ろう
今回ご紹介するのは、液体油脂であるオリーブオイルを使ったパンのレシピ。
バターなどの油脂は使わず、オリーブオイルをたっぷり使用して香り良く楽しむフォカッチャの作り方をお教えします。
液体油脂を使ううえでのポイントも学びましょう。
オリーブオイル香るフォカッチャのレシピ
そのまま食べてもサンドイッチにしてもおいしい、シンプルなフォカッチャ。
クラストのさくみと、クラムのもっちり食感のコントラストが特徴です。
材料(6個分)
- 準強力粉…200g
- 砂糖…8g
- 塩…4g
- イースト…3g
- 水…120g
- オリーブオイル(生地用)…15g
- オリーブオイル(仕上げ用)…適量
- ゲランドの塩…適量
- ローズマリー…適量
作り方
- ボウルに準強力粉・砂糖・塩を入れ、よく混ぜ合わせる。
- 水とイーストを合わせて軽く溶かしておく。
- 1へ、2を加える。
- オリーブオイルを加える。
- 生地を一つにまとめる。
- 生地を台に出し、しっかりとこねる。
- 生地を薄くのばし、グルテン膜チェックを行う。
- 生地の表面が張るように丸めてボウルに入れ、乾燥しないようラップなどをかける。
1.5~2倍ほど膨らむまで一次発酵を行う。 - 生地をボウルから取り出し、優しく押さえてガス抜きをする。
- 6分割する。
- それぞれ表面が張るように丸め、15分間ベンチタイムをとる。
- オーブンシートに生地を並べる。
- 手で優しく押さえ、厚みを整える。
- 約1cmの厚みにする。
- 40℃で30分間ほど、仕上げ発酵を行う。
- 発酵後、膨らんだ生地をつぶさないよう優しく、オリーブオイルを全体に塗る。
- お好みの塩(今回はゲランドの塩)をひとつまみ程度振りかける。
- 指で穴を開ける。
- ローズマリーを適量散らす。
- 200℃のオーブンで約13分間焼成する。
- 出来上がり。
*季節・こね方(手ごね・機械ごね)によって、水温を調整してください。
ここがポイント
本来、ある程度生地が繋がってから入れることが多い油脂。今回は「オールインミックス法」と呼ばれる製法で、水と同じタイミングでオリーブオイルを加えます。この製法だと、あえてグルテンの繋がりを弱くし、さっくりした歯切れのよい食感にできます。
こねの後半で液体油脂を加えることもできますが、生地になじみにくくて扱いづらいため、今回は手軽にできる方法で^^
*カードやゴムベラで行うと手軽にできます。
ここがポイント
液体油脂配合の生地は、固形油脂配合の生地よりものびにくいのが特徴。また、オールインミックス法のため、グルテンも繋がりにくくなっています。頑張ってこねましょう!
*写真のように、指が透ける程度の薄い膜ができるか確認を。液体油脂の生地は弾力があり、薄くのばしにくいですが、グルテンチェックは重要です。
こね上げ温度は、28℃ほどが理想。
*生地に指で穴を開け、しっかりと穴が残った状態であれば発酵完了です。
*扱いやすい生地なので打ち粉は必要ありません。使う場合も少量でOK。
*なるべく同じ重さになるように、スケールで量りましょう。
*生地が乾燥したり冷えたりしないように注意。ベンチタイム後、生地はふんわりとゆるみます。
*間隔を空けて並べてください。
*もし生地がべたつくようであれば、打ち粉を少量使用してみてください。
*めん棒を使う必要はありません。なるべく手数を少なくして、生地に負担をかけないよう作業を進めてください。
*ここでも、生地が乾燥しないよう注意しましょう!
*焼成温度・時間はご家庭のオーブンにあわせて調整してください。
薄焼きのパンは長時間焼成するとかたく焼けてしまうので、注意してください。
「オリーブオイル香るフォカッチャ」の詳しいレシピページはこちら。
たっぷりの具材でアレンジ!
フォカッチャは、好みの具材を加えたアレンジもおすすめ。
ミニトマトやズッキーニなどの具材をたっぷりのせて。
フォカッチャ生地で具材を包むのも◎
「贅沢フォカッチャ」の詳しいレシピページはこちら。
最後に
オリーブオイルを使うからこそ、さくっと!もちっと!
独特な食感を楽しめるフォカッチャは、バターに比べ、後味もあっさり。
ぜひ楽しんで作っていただけたらうれしいです。