仕込み水にヨーグルトを使ったパン作り
ヨーグルトは、牛乳を乳酸発酵させた発酵食品。
パン生地に使うと、ヨーグルトの乳酸菌の風味が加わり、より芳醇な味わいが楽しめます!
今回は、ヨーグルトを仕込み水に使ったパンのレシピをご紹介します。
使用するヨーグルトについて
ヨーグルトは、種類によって水分量が違います。
今回のレシピで使用したのは、明治ブルガリアヨーグルトのプレーンタイプです。
甘酸っぱい♪レモンヨーグルトブレッドのレシピ(6個分)
レモンを合わせた、ちょっぴり酸味のあるヨーグルトパンのレシピをご紹介します!
クリームチーズフィリングを作る
クリームチーズフィリングは、パン生地の一次発酵中に作ると、スムーズです。
材料
- クリームチーズ…80g
- 砂糖…20g
- 全卵…8g
- レモン果汁…5g
- レモンピール…50g
下準備
- レモンピールは水で洗い、ペーパーで水気を拭き取っておく。
作り方
- ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムベラでやわらかくなるまで練る。
砂糖を加えてしっかり混ぜたら、卵を数回に分けて加え、その都度混ぜ込んでいく。
- 水気をとったレモンピールとレモン汁を加えて混ぜ、最終的にしっかり混ざったのを確認する。
- しぼり袋に入れ、冷蔵庫で冷やしておく。
パン生地を作る
材料
- 強力粉…170g
- 塩…2.5g
- 砂糖…20g
- インスタントドライイースト…2.5g
- プレーンヨーグルト…95g
- 卵…17g
- 無塩バター…17g
作り方
- 強力粉からイーストまでの材料をホームベーカリーやこね機にセットし、ヨーグルトと卵を加えてスイッチを入れる。
8分ほど経ったらバターを投入し、さらに10分間程度こねる。*生地の表面がつるんとして、弾力がある状態までこねましょう。
- こね上がったら、きれいに丸め直してボウルに入れてラップをかぶせる。
35℃に設定したオーブンや発酵器で、生地が2倍程度の大きさになるまで一次発酵させる。*目安時間は35~40分間。
季節によって発酵具合は変わるので、温度や時間は目安にしていただき、膨らんだ状態を見て調整してください。
- パン生地の一次発酵完了の確認をする。
発酵完了の目安は、人差し指の先に粉をつけて、生地の真ん中にさして抜く。指をさした穴の跡が残っている状態であれば発酵完了(フィンガーテスト)。
- 手で軽く生地を押して、ガス抜きをする。
- カードで生地を6等分にカットし、量りを使って同じ重さになるように調整する。
*生地をあまり細かく切り刻まないように注意!
- 生地を丸め、乾燥しないように、ラップやかたく絞ったぬれ布巾をかぶせておく。室温に15分間ほど置く(ベンチタイム)。
成形して焼き上げる
材料
- アーモンドスライス…適量
- ピスタチオ…適量
作り方
- 最初に丸めた生地を取り出し、軽く押さえてガス抜きをしたら、めん棒を使って直径10cmくらいの丸にのばす。
- イングリッシュマフィン型にスプレーオイルを塗り、のばした生地を入れて指で厚みをそろえる。
- 生地が2周り程度膨らむまで、オーブンの発酵機能35℃で20~25分間かけて発酵させる。
生地の乾燥が気になるときは、霧吹きで水をかける。
*オーブンの発酵機能で発酵させる場合は、予熱時間を考慮して早めにオーブンから室温に出す。後は、室温で発酵させる。オーブンの予熱温度は190℃。天板を下段に入れて予熱する。
- 二次発酵完了。
*二次発酵完了の目安は、生地がふっくらとして、発酵前の1.5倍くらいに膨れていればOK。
- 生地の真ん中を指でくぼませ、周りの膨らんでいる部分にハケで卵を塗る。
- くぼみの部分にクリームチーズフィリングを絞り、アーモンドスライスを周りにトッピングする。
180~190℃で約15分間焼成する。
*10分間程度焼成したら素早く焼き色を確認し、焼きムラがあるようなら、奥と手前を入れ替える。
- 焼き上がり。型から出し、お好みでピスタチオをのせる。
- 完成。
仕込み水にヨーグルトを使うことで得られる2つの効果
パン生地にヨーグルトを加えることで得られる効果を解説します。
効果1.乳酸菌のうまみでおいしさUP
仕込み水にヨーグルトを使用すると、乳酸菌のうまみが加わり、おいしく仕上がります。
効果2.発酵が進みやすい
ヨーグルトは乳酸菌を含むため、パン生地が酸性側に傾きます。
イーストは弱酸性でよく働くため、発酵が進みやすくなるという効果が。
過発酵になりやすいともいえるので、発酵時には気をつけてくださいね。
乳酸菌効果でおいしさUP!ヨーグルトでパンを楽しもう!
ヨーグルトは、冷蔵庫に常備されているという方も多いのではないでしょうか。
ヨーグルトを使った、爽やかでしっとり食感が楽しめるパン、ぜひ試してみてくださいね!