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ツヴィーベルクーヘンのレシピ、ドイツ風玉ねぎケーキの作り方

date
2022/10/26
writer
miharu
category
パン作り

ドイツの玉ねぎケーキ「ツヴィーベルクーヘン」を作ろう

ドイツの秋に、玉ねぎをたっぷり使ったケーキ「ツヴィーベルクーヘン」は欠かせない食べ物。これと一緒に秋限定のワインを楽しむそうです。

今回は、パン生地を使ったキッシュのようなケーキ「ツヴィーベルクーヘン」のレシピをご紹介します。

ツヴィーベルクーヘン(Zwiebelkuchen)とは

ツヴィーベルクーヘンとは、炒めた玉ねぎとベーコンをタルト型などに敷いたパン生地に入れ、焼き上げた料理のこと。

ドイツ語で「ツヴィーベル」は玉ねぎ、「クーヘン」は焼き菓子・ケーキを意味します。
クーヘンとついていますが、キッシュのような食べ物です。

ドイツでは9~10月にかけて、“フェーダーヴァイサー”と呼ばれる発酵途中のワインが出回ります。
このワインとセットで楽しむのが、ツヴィーベルクーヘンの定番の食べ方。

カフェやレストラン、パン屋などで売られていて、もちろん家庭でも作る「秋の味覚」として人気のメニューです。

ツヴィーベルクーヘンのレシピ(18cmトルテ型1台分)

パン生地を使った、ドイツ風のキッシュです。

フィリングを作る

材料

  • 玉ねぎ…2個(約400g)
  • ベーコン(薄切り)…100g
  • サワークリーム…120g
  • 卵…75g
  • 塩…小さじ1/2
  • こしょう…適量
  • ナツメグパウダー…適量
  • キャラウェイシード…適量
  • サラダ油…適量

作り方

  1. 玉ねぎは薄切り、ベーコンは細切りにする。
    ベーコンは10gを飾り用に取り分ける。

  2. フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎを炒める。
    しんなりしたらベーコンを加えて炒める。
    ナツメグパウダーとキャラウェイシードを加えて混ぜ、粗熱をとる。

  3. サワークリームをホイッパーでほぐし、卵を2回に分けて加えて混ぜる。
    塩・こしょうで味を調える。

生地を作る

材料

  • 準強力粉…125g
  • 上白糖…4g
  • 塩…2g
  • インスタントドライイースト…2.5g
  • 牛乳…65g
  • 無塩バター…25g

下準備

  • 無塩バターを溶かす。
  • 型にオイルスプレーをする。
  • 成形が終わったら、オーブンを240℃で予熱する。

作り方

  1. ボウルに準強力粉から牛乳までの材料を入れ、そぼろ状になるまで混ぜる。
    溶かした無塩バターを加えて混ぜ、なめらかになるまでこねる。

  2. 28~30℃で30~40分間発酵。

  3. 生地を丸め、30分間ベンチタイム。

  4. 成形をする。型に合わせて生地をめん棒でのばす。

  5. 生地が型の縁より少し高くなるように敷き込む。

  6. 28~30℃で15~20分間発酵。

仕上げ・焼成

作り方

  1. 発酵の終わった生地にフィリングを入れ、飾り用のベーコンを散らす。
    好みでキャラウェイシードを振りかける。

  2. 180~200℃で30~35分間焼成。
    型に入れたまま冷ます。

  3. 完成。

ツヴィーベルクーヘン」の詳しいレシピページはこちら。

レシピのポイント

おいしいツヴィーベルクーヘンに仕上げるポイントは2つ!

ポイント1.玉ねぎをじっくりと炒める

玉ねぎの甘味を引き出すため、じっくり炒めましょう。
焦がさないようにご注意を!

ポイント2.塩味は「グス」に付ける

炒めた玉ねぎとベーコンに塩は加えず、サワークリームの卵液(ドイツ語で「グス」という)にしっかり塩味を付けるのがコツ!

フィリングをアレンジ:きのこのツヴィーベルクーヘン

ガーリック風味のきのこをプラスしたツヴィーベルクーヘン。
きのこの香りとうまみが、ギュッと詰まったおいしさを楽しんで。

フィリング材料

  • きのこ(マッシュルーム、エリンギ、ぶなしめじ)…合わせて300g
  • にんにく(みじん切り)…1/2片
  • 玉ねぎ…1個(約200g)
  • ベーコン…40g
  • パセリ(みじん切り)…大さじ1
  • サワークリーム…120g
  • 卵…75g
  • 塩…小さじ1/2
  • サラダ油、こしょう、ナツメグパウダー…適量

作り方

  1. マッシュルームは縦4等分、エリンギは1.5cmの角切り、ぶなしめじは小房に分ける。玉ねぎは薄切り、ベーコンは細切りにする。

  2. フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎを炒める。しんなりしたらベーコンも加えて炒め、こしょうをふる。皿に移して粗熱を取る。

    フライパンの汚れをふき取り、サラダ油とにんにくを入れて火にかける。
    香りが立ってきたらきのこを入れて強火で炒め、こしょう・ナツメグをふる。
    皿に移して粗熱を取る。

  3. 粗熱が取れたら混ぜ合わせ、パセリを加える。

  4. サワークリームをホイッパーでほぐし、卵を2回に分けて加えて混ぜる。塩・こしょうで味を調える。

  5. 発酵の終わった生地にフィリングを入れ、180~200℃で30~35分間焼成。型に入れたまま冷ます。

  6. 完成。

きのこのツヴィーベルクーヘン」の詳しいレシピページはこちら。

おいしい食べ方

ツヴィーベルクーヘンは、オーブンやトースターで温め直して食べるのがおすすめ。

生地はサクッとした食感に、フィリングはトロっとして甘みも増し、絶品です。

もちろん常温でもおいしく食べられるので、ピクニックなどにも◎

ドイツの秋の味覚をご家庭で♪

身近な食材で作れるツヴィーベルクーヘン。ドイツでは秋に食べることが多いようですが、季節を問わずおいしく召し上がっていただけるお料理です。

ぜひ、作ってみてくださいね。

date
2022/10/26
writer
miharu
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

「楽しみながらパン作り」をモットーに、日々パンやお菓子作りに励んでいます。 パン教室主宰。

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