裏ごしなしで手軽!簡単おいしいスイートポテト
さつまいもを使ったお菓子の定番といえば、スイートポテトは外せませんよね。
なめらかな口当たりに仕上げたいところですが、裏ごし作業がちょっと手間に感じることも。
今回のコラムでは、裏ごしを省いてもなめらかに仕上がるスイートポテトの簡単レシピをご紹介します。
スイートポテトとは
スイートポテトとは、さつまいもに砂糖・バター・牛乳・卵などを混ぜてオーブンで焼いた人気スイーツ。
さつまいもに砂糖と卵を混ぜて焼いたのが始まりといわれ、古くは明治時代から愛されてきた日本生まれのお菓子です。
しっとりと甘いさつまいもをそのまま食べているかのような食感は、タルトやパイのンフィリングとしても人気があります。
スイートポテトのレシピ(約10cmのボート形 10本分)
さつまいもをていねいにつぶし、絶品のスイートポテトを作りました。
材料
- さつまいも…正味400g(皮をむく前の重さは500g程度)
- 無塩バター…30g
- グラニュー糖…50g
- 生クリーム(乳脂肪分42%)…50ml
- 卵黄…10g(約2/3個分)
- ラム酒…10ml
- 卵黄(つや出し用)…約5g
- いりごま(黒)…適宜
下準備
- 天板にオーブンシートを敷いておく。
- バターを常温に戻す。
作り方
- さつまいもは皮ごと1.5~2cmの厚さに輪切りにし、流水にさらしてアクを取る。
- 鍋に水とさつまいもを入れ、箸や竹串がすっと通るほどやわらかくなるまで、15~20分間ゆでる。
- ザルにあげ、粗熱が取れたらやけどに注意しながら皮をむく。
- 熱いうちにフードプロセッサーでなめらかになるまでつぶす。
*ハンドブレンダーを使ってもOK。ない場合は、マッシャーなどでしっかりとつぶしてください。 - バター・グラニュー糖・生クリーム・卵黄の順に加え、その都度なめらかになるまで混ぜ合わせる。
- 鍋に移して弱火で加熱する。
焦げ付かないよう鍋底から耐熱ゴムベラ(または木べら)で絶えず混ぜながら、水分を飛ばす。*もったりとして鍋肌や手に付かなくなる程度まで練るのがコツ。
- ラム酒を加えてよく混ぜ、火を止める。
- オーブンを200℃に予熱開始。
10等分して楕円のボート形や丸形などに成形し、オーブンシートに並べる。上面につや出し用の卵黄をハケで塗り、少量の黒ごまをのせる。
- 予熱が完了したオーブンに入れ、焼き色が付くまで17分間ほど焼く。
- 完成。
食べごろと保存方法
スイートポテトの食べごろは、1~2日間程度。
乾燥に気をつけて冷蔵保存してください。
冷たいままでも、電子レンジで少し温めてもおいしいですよ。
冷凍保存も可能。
冷めたスイートポテトをひとつずつラップで隙間なく包んで冷凍庫へ。
冷蔵庫で解凍して召し上がってください。
レシピのポイント
おいしいスイートポテトを作るためには、水分を飛ばす工程が重要。
ラム酒を混ぜ込むと少しやわらかくなるので、ラム酒を加えても手につかず成形しやすいかたさを目安に練りましょう。
パサつかないよう、水分の飛ばしすぎにはご注意を!
成形を変える際の注意点
成形方法は、丸めたり、アルミカップに入れたり、絞り出したりとお好みでOK!
絞り出す場合は水分を飛ばす際に少しやわらかく仕上げ、太めの口金を使うとスムーズです。
今回のレシピの完成形である10cmのボート形より小さく成形する場合は、必要以上に水分が飛ばないよう、焼き時間を短めに調整しましょう。
オーブンがない場合はどうする?
焼き上げるオーブンがないけれどスイートポテトが作りたい!そんなときは、オーブントースターやグリルを使って仕上げることもできます。
ポイントは、さつまいもと他の材料を火にかけてしっかり練り、卵黄にきちんと火が通った状態にすること。
その後成形し、表面に焼き色が付くまで焼いてください。
裏ごさない簡単スイートポテトで秋冬のおやつ時間を満喫!
今回は、裏ごしなしの手軽なスイートポテトのレシピをご紹介しました。
簡単にできるので、さまざまな品種のさつまいもで作り比べてみても楽しいかもしれませんね。甘味が少ないさつまいもでもおいしく作れるのでおすすめです。
秋冬のおやつのレパートリーに、手作りのスイートポテトを加えてみてはいかがでしょう。