6,500円以上ご購入で送料無料! - 9/27(金)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

ほうれん草とベーコンのキッシュのレシピ【定番人気】

date
2024/09/20
writer
miharu
category
その他

おしゃれなカフェやデリの味♪本格的なキッシュを作ろう

サクッとした生地に、さまざまな具材と卵やチーズの濃厚な味が楽しめるキッシュ。
カフェやデリで見かけると、つい注文したくなるメニューのひとつではないでしょうか。

今回は美味しい組み合わせ、「ほうれん草とベーコン」がたっぷり入った絶品キッシュのレシピをご紹介。サクサク生地の作り方をはじめ、レシピのポイントも満載です。

キッシュとは

キッシュとは、ベーコンや生クリーム、卵などを混ぜ合わせたもの(アパレイユ)をタルト生地またはパイ生地に流して焼き上げた塩味の料理。
フランス北東部・ロレーヌ地方発祥の郷土料理で、この地方のベーコンとチーズを使った伝統的なキッシュは「キッシュ・ロレーヌ」と呼ばれています。

キッシュという言葉は、ドイツ語でケーキを意味する「クーヘン」が語源とされています。ロレーヌ地方はドイツに隣接しており、言葉や文化などに影響を受けていたよう。そのため、「クーヘン」がロレーヌ地方の言葉で「キューシュ」に、そして「キッシュ」へと変わったといわれています。

キッシュとタルトの違い

キッシュは「料理(惣菜)」に分類されます。
生地は甘みのないタルト生地(パートブリゼ)やパイ生地を使用。肉類や魚介類、野菜、チーズなどに、卵と生クリームなどを混ぜたアパレイユを流し入れて焼き上げます。

一方タルトは、「菓子」に分類されます。
生地には甘みのあるタルト生地(パートシュクレ)を主に使います。フィリングに合わせてキッシュのように甘みのないタルト生地やパイ生地で作ることも。クリームやチョコレート、フルーツなどで仕上げるスイーツです。

ほうれん草とベーコンのキッシュのレシピ(直径18cmマンケ型1台分)

キッシュにぴったりのタルト生地「パートブリゼ」はサクサクの食感。濃厚クリーミーなアパレイユとたっぷりのフィリングで食べ応えも◎
本格的な美味しさが楽しめる一品です。

パートブリゼを作る

材料

・準強力粉…70g
・薄力粉…70g
・無塩バター…70g
・水…42g
・グラニュー糖…3g
・塩…1.5g

下準備

  • 準強力粉と薄力粉を混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておく。
  • 無塩バターを約2cm角に切り、冷蔵庫で冷やしておく。
  • 水にグラニュー糖、塩を加えて混ぜて溶かし、冷蔵庫で冷やしておく(A)。

作り方

  1. フードプロセッサーに準強力粉・薄力粉・無塩バターを入れて、サラサラな粒状になるまで混ぜる。

  2. 下準備Aを加えて、そぼろ状になるまで混ぜる。

  3. ボウルに入れ、手で上から押すようにしてひとまとめにする。
    *練らないように注意。

  4. 直径約15cmの円形に整えてラップに包み、冷蔵庫で一晩休ませる。

生地を型に敷き込み、空焼きをする

材料

  • 卵黄(空焼き用)…1個
おすすめのアイテム
TC Black トルテ型コモン 18cm

下準備

  • 型にオイルスプレーをする。
  • 生地とタルトストーンの間に敷くシートを用意する。
  • オーブンシート(クッキングシートでも可)を直径約27cmの円形に切り、周囲から中心に向かって6cmほど切り込みを入れる。

  • オーブンの予熱をする(220℃)。天板も一緒に温める。

作り方

  1. 生地を包んでいたラップとオーブンシート(ラップでも可)で挟み、めん棒で直径約26cmの円形にのばす。

  2. オーブンシートをはがし、ラップはつけたまま型に敷き込む。

  3. ラップをはがす。型からはみ出た生地はめん棒を転がして切り落とす。生地が型の縁より少し高くなるように整え、冷蔵庫で約60分間休ませる。

  4. 冷蔵庫で休ませた生地に下準備でカットしたオーブンシートを敷き、タルトストーンを型いっぱいに入れる。

  5. オーブンの温度を180℃に設定して20分間焼く。一度取り出してタルトストーンとオーブンシートを外し、10分間焼く。

  6. 卵黄を刷毛で塗り、卵黄が乾くまで約2分間焼く。型に入れたまま粗熱が取れるまで冷ます。

フィリングを作る

材料

  • ほうれん草…200g
  • ベーコン(ブロック)…80g
  • 玉ねぎ…1/2個
  • サラダ油…小さじ1
  • 無塩バター…5g
  • 塩・こしょう…各少々

作り方

  1. ほうれん草をゆでて冷水にとって冷ます。水気をしっかりと絞り、3cmの長さに切る。
    *冷凍ほうれん草の場合は160~170gを商品表示に従い解凍後、しっかりと水気を絞る。

  2. ベーコンは棒状に切り、玉ねぎは粗みじん切りにする。

  3. フライパンにサラダ油と無塩バターを入れて熱し、バターが溶けたら2を入れて炒める。軽く焼き色がついたら1を加えてサッと炒め、塩・こしょうで味を調え、皿などにとって冷ます。

アパレイユを作る

材料

  • 卵…2個
  • パルメザンパウダー…10g
  • 生クリーム…150g
  • 牛乳…50g
  • 塩・こしょう・ナツメグ…各少々

作り方

  1. ボウルに卵(空焼きで使用した卵黄が残っていれば加える)を入れて、ホイッパーで溶きほぐす。

  2. 残りの材料を順に入れて、よく混ぜる。

仕上げ・焼成

材料

  • シュレッドチーズ…40g
おすすめアイテム
Q・B・B NCシュレッドTZ1kg

下準備

  • 幅約8cmの帯状のクッキングシートを型と生地の間に敷く。
    *焼き上がった後、生地が取り出しやすくなります。

作り方

  1. タルト生地にフィリングとシュレッドチーズを入れ、アパレイユを流し入れる。

  2. 160~170℃のオーブンで45~50分間焼く。焼き上がったら、型に入れたままケーキクーラーにのせて冷ます。

  3. 完成。

ほうれん草とベーコンのキッシュ」の詳しいレシピページはこちら。

レシピのポイント

キッシュをおいしく作るためのコツをご紹介します。

生地をサクサクにするには

生地材料は冷蔵庫(夏場は冷凍庫がおすすめ)でしっかり冷やしましょう。
小麦粉にバターが細かく分散し、サクサクの生地が出来上がります。可能であれば、フードプロセッサーのコンテナなどの道具類も冷やしておくとgood。

また、出来上がった生地は冷蔵庫で一晩保存して休ませましょう。小麦粉が水分を吸って粉っぽさがとれ、グルテンのつながりが緩んでサクッと食感がアップ。

焼き縮みを防ぐには

のばした生地を型に敷き込むときは、型底の角に生地を押し込むようにピッタリと合わせてから、側面に生地を密着させます。

型に敷き込んだ後、冷蔵庫で休ませるのもポイント。生地の焼き縮みを防げます。

フィリングは炒める

炒めることでフィリングの美味しさがアップ!
ほうれん草は水分を飛ばすように、ベーコンは香ばしく、玉ねぎは甘みを引き出すように炒めましょう。

毎日のお食事からおもてなしまで、キッシュを楽しもう

今回は、ほうれん草とベーコンのキッシュのレシピをご紹介しました。

サクサクの生地に、クリーミーなアパレイユとフィリングが詰まったキッシュは、いつものランチやアペリティフがちょっとおしゃれに。見た目も華やかなのでおもてなしにぴったりです。

お好みの具材でアレンジも簡単にできますよ。
ぜひ、作ってみてくださいね。

date
2024/09/20
writer
miharu
category
その他
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

「楽しみながらパン作り」をモットーに、日々パンやお菓子作りに励んでいます。 パン教室主宰。

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

テーブルを華やかに!余ったフルーツの活用方法

飾りつけの時など、ちょっと余ったりしませんか?お菓子を作っていて、何気に少しフルーツが残ることありますよね。そういう時って決まってポイって口に放り込んでしまうことないですか?私は確実に自分の口にポイです。 でも...

アメリカンチェリーのキルシュ漬けの作り方

アメリカンチェリーの季節です!5月半ば頃からアメリカンチェリーを店頭で見かけるようになりました。アメリカンチェリーの出まわる季節は5月〜7月。あっという間に時期が終わってしまいますが、キルシュ漬けにしてきちんと殺菌された...

バリエーション豊かなフレーバーバターレシピ

いつものバターが大変身!フレーバーバターいつも使っているバター。毎日使っているバター。飽きてしまう事も。そんな時はちょっと違う味にしてみませんか?オリジナルのバターがあれば、簡単にお料理のレパートリーも増えて一石二鳥。い...

親子で楽しく自家製バター作り♪

バターを作ってみよう!バターが生クリームからできているということを知ってますか?難しいコツなどは必要なく、ただただひたすら生クリームを振るだけで家でもバターができてしまうのです。これは、きっと楽しいに違いない!と子どもと...

【せいろの使い方】選び方やお手入れ方法も!

大活躍間違いなし!せいろの使い方を知ろう一度は使ってみたい「せいろ」。特に、寒い時期にはせいろを使ったお料理など作りたくなりますよね。でも、「正しい使い方は?」「お手入れが難しそう」などなど。興味はあるけど、なかなか一歩...