もうすぐ七夕!
梅雨から夏に向かうこの時期も、ご紹介したい練り切りがたくさんあります♪
今回、悩んだ末に七夕をイメージして織姫と彦星、変わり種でスイカの練り切りの成形方法をご紹介することにしました!
「基本の練り切りあんの作り方」はこちら。
「練り切りあんの色付け方法」、「包あん方法」はこちら。
織姫と彦星の練り切りの作り方
織姫の材料
- ピンクの練り切りあん…27g
- 白の練り切りあん…3g
- あん玉…17~20g
- ピンクの練り切りあん…2g
- 黒または茶色の練り切りあん…2g
- 金箔…適量(あれば)
彦星の材料
- 青の練り切りあん…27g
- 白の練り切りあん…3g
- あん玉…17~20g
- 青の練り切りあん…2g
- 黒または茶色の練り切りあん…1~2g
- 金箔…適量(あれば)
*練り切りあんは乾燥するとくっつかなくなるので、作業しないときはぬらした清潔なさらしをかぶせたり、ラップをしておくのがおすすめです。
お道具
- 三角棒
- 竹串
- 包丁やへら
- オーブンシート
- 板
*三角棒がない場合はスケッパーなどで代用できます。
*かまぼこ板をよく洗って乾燥させたものや、平らなものであれば何でもOK。
胴体部分を作る
- 27gのピンクの練り切りあんを親指の付け根か手のひらで直径5cmに、3gの白い練り切りあんを直径2cmに平らにする。
- ピンクの練り切りあんの中央に白の練り切りあんを置き、ピンクの練り切りあんと同じ高さになるように親指の付け根でトントンと押さえる。
あん玉17g~20gを包あんする。 - 白の練り切りあんがピンクの練り切りあんより大きくなってしまった場合は、バランス良く見える角度に転がして軽く押さえて安定させる。
- 三角棒の二重線の角を使って、白の練り切りあんとピンクの練り切りあんの境目に線を入れて襟を表現します。
- 青の練り切りあんと白の練り切りあんを使って、同様に作業をします。
*つぶれてしまった場合は、小指の付け根や手のひらで優しく形を整えます。指の跡がついてしまうので、できるだけ指先は使わないようにすると、きれいな仕上がりになります♪
*左の襟を少し長めにしてもよいですし、左右の中央で長さを合わせてもよいです。
*三角棒を使うときは、手のひら、もしくは指の上にお菓子を置き、ぎゅっと握らないようにしましょう♪
頭髪部分を作る
- 織姫の頭髪部分として、黒の練り切りあん1gを二つ丸め、それぞれ3cmの長さにのばします。
輪っかを作り、穴が潰れないようにバランスを見ながらピンクの練り切りあんで作った織姫の頭部の上に置く。
竹串など細いもので輪っかが接している部分を押さえ、なじませます。 - ピンクの練り切りあん2gを細長くし、オーブンシートなどのくっつきにくいペーパーで挟み、平らな板で厚さが1mm程度になるよう軽く押さえます。
2mmの細さに切り、黒の二つの輪っかの真ん中にピンクの練り切りを巻くようにつける。
長すぎる場合は後ろで切りましょう。 - 彦星の頭髪部分は黒の練り切りあん1~2gを丸めて、底の方をつまみ出してひらひらとさせます。
- 2gの青の練り切りあんを細長くし、2と同様に2mmの細さに切り、3で作った頭髪部分に巻き付ける。
バランスを見て青の練り切りあんで作った彦星の頭部にのせる。 - 用意できる場合は、襟の合わせ部分に金箔をのせましょう。
- 織姫と彦星の完成です。
- 赤の練り切り…40g
- 白の練り切り…20g
- 緑の練り切り(抹茶で着色)…30g
- 深緑の練り切り(抹茶+竹炭パウダーで着色)…8g
- 黒ごま…適量
- 板
- オーブンシート
- ヘラ
- 糸
- 緑の練り切りを丸め、オーブンシートで挟んでぎゅっと板で押さえ、直径8cm程度に丸く広げる。
- 深緑の練り切りを4本、8~10cm程度にのばす。
- 深緑の練り切りを交差するように配置し、はみ出た余分なところはカット。
- もう一度オーブンシートで挟み、板で押さえて緑の練り切りあんと、深緑の練り切りあんをなじませます。
ここで、直径12cm程度に丸く広げていきます。 - 丸めた赤の練り切りあんを、10cmに広げた白の練り切りあんで包み、それを4で包みます。
- 指に糸をかけピンと張って、練り切りの上部からオーブンシートに当たるまで糸を降ろします。
好きな大きさにカットして、断面に種に見立てた黒ごまを付けます。 - 完成です♪
※輪っかがつぶれてしまったら竹串で穴を整えましょう。
仕上げ
七夕は星祭りともいうので、髪飾りを星型などにしてもよいと思います♪
スイカの練り切りの作り方
材料
お道具
*かまぼこ板をよく洗って乾燥させたものや、平らなものであれば何でもOK。
作り方
*1で広げた緑の練り切りの直径まで届く長さにする。
*均等な太さにする必要はありません。太い細いがあったほうが自然な感じに仕上がります。
*深緑は多めに作っていますので使い切らなくて大丈夫です。
*中央は重ならないようにちぎってのせます。
*板で広げるのが難しい場合は、めん棒を使いましょう。
*底の練り切りあんが多くなりそうなときは余分をちぎります。
出来上がった練り切りの保存方法
和菓子ケースに入れておくと保管もしやすいですよ。
常温で置いておくなら当日中にお召し上がりください。
冷凍庫で保管する場合は、ケースに入れて1週間の日持ちです。
七夕にかわいい練り切りを
織姫と彦星は髪型を変えたらひな祭りの時期も使えるのでぜひ覚えて欲しい方法の一つです♪
簡単なので、お子様と一緒に作っても楽しいですよ。
スイカは、七夕のイメージ画像でもよく出てきますし、夏が近づくと教えて欲しい!と言っていただくことが多いので選びました。
今年の七夕はぜひ、練り切りで楽しんでくださいね♪