パンとの相性抜群!クリームチーズ
パン作りにおいて、チーズはとても使用頻度が高い食材です。
私は、チーズの中でも熟成させないフレッシュタイプのクリームチーズが大好き。美しい白さ、滑らかな食感と程よい酸味。
ベーグルに塗ったり、生地に包んで焼いたり!パンとの相性は抜群のクリームチーズ。
今回はパリッとハードな生地に、クリームチーズを合わせたレシピをご紹介します。
パンチで作るハードパン
今回の生地作りは、こねずにパンチで生地をつないでいきます。
「パンチ」とは、一次発酵中に発生したガスを抜く作業のこと。
パンチによって、こんな効果が期待できます
- 酸素を取り込んで発酵を促す。
- 表面と中の生地の温度を均一にする。
- 生地に弾力を持たせてボリュームを出す。
何より、手ごねやホームベーカリーを使用する手間がなくて、思ったより楽に作ることができますよ!
クリームチーズのコーヒーハード
今回、主役のクリームチーズに合わせるのはコーヒー味の生地。
ホワイトチョコと、秋の味覚の栗も使って、苦み・甘み・酸味を感じるパンに仕上げます。
材料(4個分)
- 準強力粉(リスドォル)…194g
- 全粒粉(春よ恋)…20g
- コーヒー粉末(カフェリーヌ)…6g
- インスタントドライイースト…1g
- 塩…3g
- モルトパウダー…1g
- 水…154g
- クリームチーズ…ポーションタイプのもの4個(一つ分18g)
- ホワイトチョコ…28g(一つ分7g)
- 渋皮煮…4粒(一つ分30g前後)
*キッチンペーパーなどで水気を切っておく
作り方
- ボウルに粉類を入れる。
- ホイッパーで混ぜ合わせる。
- 水を入れて、カードで粉気がなくなるまで混ぜる。
- 乾燥しないようラップなどをして、暖かくない場所に30分間置く。
- パンチをする。
- 再びラップをして、30分間置く。
- 台に出して、工程5を繰り返す(2回目のパンチ)。
- ボウルに入れ、暖かいところで2倍の大きさになるまで一次発酵する。
- 粉を振った台に出して、生地を4等分にする。
- 乾燥しないよう大きな容器などに生地を入れ、ふたをして冷蔵庫で30分間ベンチタイムを取る。
- 粉を振った台にとじ目を上にして置き、手のひら全体で軽くたたいてガスを散らし、ホワイトチョコチップ・クリームチーズ・渋皮煮をのせて包む。
- パンマットで畝を作り、一回り大きくなるまで二次発酵を取る。
- 二次発酵後の生地をオーブンシートにのせて、クープを入れる。
- 予熱していた天板の上に、オーブンシートごと滑り込ませるようにしてオーブンに入れる。
粉を振った台に生地を出し、三つ折りにする。
90度回転させ、三つ折りにする。
ボウルに戻して、1回目のパンチ終了。
2回目のパンチを終えた生地は画像のような状態です。
発酵後、ボウルの底から見ると、気泡が画像のようになっています。
きれいな面を下にして、対面している生地の切断面を合わせて軽くとじる。
とじ目は下にしておく。
*二次発酵スタートと同時に、天板を入れたオーブンを最高温度で予熱開始。
*二次発酵の見極めは、生地を指で押して跡が残るようになるまで取りましょう。すぐ戻るようでは発酵が浅いです。
スチームを入れ250℃で6分間、スチームを切り210℃で14分間焼成。
*高温になっているので、やけどに注意してください。
コーヒーの香りにほっとします。
クープを入れるのが難しければ、ハサミで十字に切り込みを入れて焼くのも簡単でおすすめです。
フィリングがちらっと見えて、食欲をそそりますよ。
クリームチーズココアブレッド
コーヒーハードのアレンジレシピです。
「コーヒー粉末(カフェリーヌ)」を「ココアパウダー」に変え、一次発酵後に分割せず大きく焼きます。
成形時に生地を広げたら、フィリングの2/3を散らして三つ折りにし、残り1/3のフィリングをのせて、二つ折りにして成形。
二次発酵後にお好みのクープを入れます。
スチームを入れて250℃で6分間、スチームを切り220℃で18分間焼成。
大きく焼くことで、小さく焼いたときよりも、しっとりしたクラムを楽しむことができます。
どこをカットしても、フィリングがたくさん入っていてうれしいパンです。
コーヒー味よりも優しい味になっています。温かい飲み物と一緒に、おやつにどうぞ。
ハードパンを焼いてみよう
いかがでしたか?
パリッとかっこいい、パン屋さんで売られているようなパンがおうちで焼けるとうれしいですよね。
好みに合わせてアレンジ自在なので、ぜひ試してみてください。