ゼロから学ぶパンの「一次発酵」
はじめてのパン作り
発酵機能付きオーブンで何となく発酵していませんか?
こね終わりのパン生地の状態や季節によって、適切な発酵時間や温度、湿度は変わります。
パン作り初心者は必見、イーストの活動から見極め法まで「発酵」について詳しく解説します。
はじめてのパン作り
発酵機能付きオーブンで何となく発酵していませんか?
こね終わりのパン生地の状態や季節によって、適切な発酵時間や温度、湿度は変わります。
パン作り初心者は必見、イーストの活動から見極め法まで「発酵」について詳しく解説します。
発酵とは、イースト(パン酵母)がパン生地内に含まれた糖分を分解して、炭酸ガスやアルコールを発生させる現象のことです。
このときに発生する炭酸ガスが、グルテン組織に入ってパン生地を膨らませます。
膨倍率とは、こねあがった生地の大きさを1として、その生地が発酵後に何倍の大きさになったかを表したものです。
レシピの配合や製法により異なりますが、2倍~3倍くらいの大きさになれば、一次発酵終了の目安です。
一次発酵に使うボウルはパン生地が膨らむことを考慮して、大きめのボウルを使いましょう。
フィンガーテストとは、発酵したパン生地に、打ち粉を付けた指で穴をあけて発酵状態を確認する方法です。
【フィンガーテストのやり方】
1.人差し指に打ち粉をつける
2.生地の中央部に人差し指の第2関節まで、そっと差し込む
A.人間にとって有益なものが発酵、不利益なものが腐敗。発酵も腐敗も微生物の活動の仕方は一緒。
A.焼成後のやわらかいパンが、時間が経つにつれ水分が蒸発してかたくなることを指します。
A.一般的に、パンチはあまりこねないパン(ハード系のパンなど)に用いられる手法です。
A.発酵が一回だけのレシピでもパンは作れます。
一次発酵・二次発酵と発酵を二回とった方が、よりふんわりとしたボリュームのあるパンに焼き上がります。
A.
(1)パン生地の中の炭酸ガスをため込みやすくするため
(2)発酵の見極めをしやすくするため
(3)パン生地を扱いやすくするため
A.夏場は湿度もあるので、室温でも十分発酵します。
冬場は乾燥しやすくなるので、なるべく暖かく湿度を保った環境で発酵させることをおすすめします。
A.30℃~40℃の間で、季節によって調整してください。
A.こねあがり温度や、発酵温度や湿度などの環境によって、発酵時間は異なります。
レシピに記載されている時間はあくまで目安なので、パン生地の状態を見て判断しましょう。
A.冷蔵庫などで時間をかけて発酵させる方法を、低温長時間発酵といいます。
低温でゆっくり発酵させると、風味がよく旨みが増します。また、パンの老化も遅くなります。
A.必ずしも必要な作業ではありません。
A.かたいパンに仕上がります。
A.アルコール臭がしたり、生地が乾燥気味になります。また、パンの焼き上がりのキメも粗くなります。
ゼロから学ぶ「パンの一次発酵」
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