ゼロから学ぶパン酵母
はじめてのパン作り
生地を発酵させる役割がある酵母。
酵母は酵母菌のことで、ドライイーストも天然酵母も含まれますが発酵力や味わいはさまざま。
パン酵母を知るとパン作りがもっと楽しくなりますよ。
自家製酵母の作り方も紹介していますので、慣れてきたらぜひチャレンジしてみてください。
はじめてのパン作り
生地を発酵させる役割がある酵母。
酵母は酵母菌のことで、ドライイーストも天然酵母も含まれますが発酵力や味わいはさまざま。
パン酵母を知るとパン作りがもっと楽しくなりますよ。
自家製酵母の作り方も紹介していますので、慣れてきたらぜひチャレンジしてみてください。
パン酵母とは、パン作りに適した酵母のこと。
パン作りに適した酵母を純粋培養した「イースト」や野生の酵母を培養した「天然酵母」があります。
パン酵母には糖分や水と結びつき、生地を発酵させるはたらきがあります。
イーストとは、パン作りに適した酵母のみを凝縮したパン専用の酵母です。
発酵力が安定しているため、日常のパンづくりに向いています。
イーストは「生イースト」、「ドライイースト」、「インスタントドライイースト」の3種類に分けることができます。
天然酵母とは、自然界に生息している様々な酵母菌を指します。
果実や穀物の恵みを取り入れた天然酵母には、様々な種類があり、それぞれに特性があります。
酵母には様々な種類がありますが、形状は大きく分けて「ドライタイプ」と「自家製タイプ」に分けることができます。
人気ブロガーのvivianさんに、自家製酵母の作り方を教えていただきました。
・レーズン酵母
・グリーンレーズン酵母
・りんご酵母
・ヨーグルト酵母
Q.自家製酵母のオリとは?
Q.酵母づくりに使用したレーズンや林檎は食べれる?
自家製酵母の基本の酵母です。
いつでも手に入るレーズン酵母は発酵力も強く、どんなパンとも相性抜群!初心者の方でも起こしやすい酵母です。
【材料】
レーズン(オイルコーティングなしのもの) 60g
浄水 240g
砂糖 10g
あっさりとしたくせのない酵母で、レーズン酵母と比べて甘みも少ないです。
発酵力がとても強く、初心者の方でも起こしやすい酵母です。
【材料】
グリーンレーズン(オイルコーティングなしのもの) 60g
浄水 240g
砂糖 10g
発酵力が強く、比較的失敗の少ない酵母です。
粉を捏ねているとりんごのフルーティーな香りに包まれます。
今回は皮と芯で酵母を起こしましたが、実も一緒に発酵させて酵母液ドリンクを作っても美味しく頂けます。
【材料】
りんごの皮や芯(もちろん実を使ってもできます) 70g
浄水 280g
砂糖 25g
発酵の見極めが少し難しいので、レーズン酵母やリンゴ酵母に慣れてきたら挑戦したい酵母です。
ヨーグルト酵母はふんわりしたパンを作るときにおすすめです。
【材料】
ヨーグルト(無糖) 150g
浄水 150g
砂糖 30g
起こした酵母エキスを仕込み水に入れてパンを作る「ストレート法」。
あまりボリュームを出したくないバゲット等に使います。
また、酵母エキスを使った元種でパン生地を作る「元種法」でパンを作ると、ふんわりとボリュームのあるパンに。
(1)
700㏄~800㏄程度の瓶を熱湯消毒します。よく冷ましたのち、酵母エキス50g、全粒粉50gを入れて清潔なスプーン等で粉気がなくなるまで混ぜて蓋をします。(2)
暖かい場所(25~28度)に置き、2倍程度になるまで発酵させます。このとき、元の量に輪ゴム等をして印をつけておくと便利です。約6時間~8時間程度かかります。あまり時間をかけても膨らまない場合は酵母エキスから作り直しましょう。(3)
(2)へ更に中力粉70g、水50gを入れて良く混ぜ、暖かい場所(25~28度)に置き、2倍程度になるまで発酵させます。2~3時間程度で2倍になります。(4)
(3)へ更に中力粉100g、水70gを入れて良く混ぜ、暖かい場所(25~28度)に置き、2倍程度になるまで発酵させます。1~2時間程度で2倍になります。その後冷蔵庫で1晩置き、元種として使います。A.パン生地とイーストには相性があるため
イーストは、パン生地内のショ糖や小麦粉に含まれるでんぷん質をブドウ糖などに分解して栄養源にしています。この栄養源や湿度や湿気などの条件が揃うとイーストは増殖し、パン生地は発酵を始めます。加糖生地用のイースト(生イーストや耐糖性のインスタントドライイースト)
パン生地内のショ糖を分解する性質が強く、砂糖を素早く分解し発酵を促進する無糖生地用のイースト(ドライイーストやインスタントドライイースト)
小麦粉のでんぷん質を麦芽糖に変え、自身の酵素を使ってブドウ糖に分解し栄養源にすることができるA.インスタントドライイーストと生イーストのいいとこどり
A.リーン(低糖生地)→赤サフ・青サフ、リッチ(多糖生地)→金サフが向いている
A.予備発酵時の砂糖、容器の大きさ、水の温度を確認する
(1)予備発酵時に砂糖を添加する
パン用のイーストを発酵させるためには、イーストの餌が必要になります。餌の素となる砂糖が添加されていない場合、なかなか発酵が進みません。(2)適切なサイズの容器を選ぶ
予備発酵で使用する容器が大きすぎる場合、泡がでてくる予備発酵の様子が人の目では確認することが難しくなります。予備発酵にする水の4~5倍程度の容積をもつ容器を選びましょう。(3)水温は38℃前後
予備発酵で使用する水温が低いと、イーストの動きは鈍くなり予備発酵に時間がかかってしまいます。しかし、熱すぎるとイーストが死んでしまうため注意が必要です。温度計で水温を確認し、必ず38℃前後に水温を調節しましょう。A.瓶の底に溜まる酵母の集合体
A.食べられますが、そのまま食べるのはおすすめしません
cottaでおすすめのパン酵母をご紹介します。
ゼロから学ぶパン酵母(イースト・天然酵母・自家製酵母の作り方)
© 2006 cotta Co., Ltd.