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Q.共立てスポンジが膨らまない
原因や対策方法は?

高さが出ない

スポンジケーキを作っていて、膨らまなかったことはありませんか?
膨らまない、高さが出ない。そんなお悩みにお答えします。

A1.卵の泡立て不足

スポンジケーキは、卵の泡立ちを利用して膨らませるお菓子です。
卵の泡立てが足りないと、気泡の量が足りず膨らまない原因に。

卵は60℃くらいの湯せんにかけ、36℃程度の泡立ちやすい温度に温めて、リュバン状になるまで泡立てましょう。
リュバン状の見極めはこちらをチェック。

また、泡立ち具合を確認するには比重を量る方法もあります。
比重とは、「容量100ccのカップにすり切って入れた生地の重さ」のこと。
生地の重さを量ることで、生地の中に含まれた気泡の量がわかるのです。

基本的な共立てスポンジケーキのレシピの場合、比重を量るタイミングは2回あります。
1回目は卵を泡立て終わった段階。ここでは「22~25g」程度になっていればOK。
2回目は生地が出来上がった段階。ここでは「42~45g」程度になるよう調整しましょう。

A2.薄力粉をふるっていない

薄力粉をふるわずに混ぜると均等に混ざりにくいので、生地を混ぜすぎてしまいます。
混ぜすぎると卵に含まれた気泡がつぶれてしまい、生地が膨らむことができません。

薄力粉は、必ず目の細かいふるいでふるってから加えましょう。

A3.薄力粉の混ぜ合わせ不足

薄力粉がきちんと混ざっていないと、生地のきめが整わず膨らみにくくなってしまいます。

薄力粉を入れたら、粉気がなくなるまでしっかりと混ぜることがポイントです。
きちんと薄力粉が混ざった生地は、なめらかでつやがあります。

A4.薄力粉を混ぜすぎた

薄力粉を練るように混ぜると、グルテンが出すぎてしまいます。
グルテンの出すぎた粘りのある生地は重くなり、膨らみません。

粉気がなくなるまではしっかりと混ぜ、必要以上に混ぜすぎないようにしましょう。

A5.バターを混ぜすぎた

バターを加えた時点で混ぜすぎると、気泡がつぶれてしまい膨らまない原因に。
バターには気泡をつぶす力があるので、加えたら手早く混ぜましょう。

バターは温度が低すぎると流動性が低くなり、生地に混ざりにくくなります。
50~60℃程度のものを加えるのがおすすめです。

また、バターは比重が重く、底に沈みやすいので注意が必要です。
バターを加えるときはゴムベラの面に当てながら、生地に均等に散らすように加えて混ぜましょう。

バターのボウルに生地を少量入れて混ぜ、バターと生地の比重を近付けてから混ぜ合わせる方法もおすすめです。

A6.気泡のつぶれた生地を型の中心に入れた

卵を泡立ててできた気泡は、ゴムベラなどで触るとどんどんつぶれてしまいます。
最後にボウルに残った生地は気泡がつぶれているので、膨らみが悪くなる原因に。

気泡のつぶれた生地は膨らみにくく、火の通りも良くありません。
最後の生地は、火通りの良い型の縁に入れるようにしましょう。

A7.オーブンに入れるまでに時間がたってしまった

卵を泡立てた生地は時間の経過とともに気泡がどんどんと消え、膨らまなくなってしまいます。

オーブンは事前にしっかりと予熱し、出来上がった生地はすぐに焼くようにしましょう。

A8.オーブンの庫内温度が低い

オーブンの庫内温度が低いと生地の持ち上がる力が弱いため、膨らみが悪いスポンジに。
しっかりと予熱したオーブンで焼くことが大切です。

オーブンによっては、設定温度と庫内温度に差があります。
オーブン用温度計などを使用して、温度を確認するのもおすすめです。

写真でチェック

左:膨らみが悪く高さが出ていないスポンジケーキ
右:しっかり膨らんだスポンジケーキ

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※ 数量により、価格が異なる場合がございます。

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