昨今「グルテンフリー」への注目が高まっています。
グルテンフリーとは小麦由来の「グルテン」が入っていない食品や、それを避ける食生活をさし、小麦アレルギーの方だけでなく、グルテン不耐症（グルテンを摂取することで腹痛・下痢・頭痛などの体調不良を引き起こす症状）の方が取組んでいます。

近年では世界的なテニスプレイヤーのジョコビッチ選手が、グルテンフリーの食生活に取り組んだことで、体調不良が改善され世界一に至ったことを著書に記し注目が高まりました。またメジャーリーガー大谷翔平選手など、世界の名だたるスポーツ選手がグルテンフリーを実践しています。

【参照】
兵庫医科大学「グルテン不耐症の実態解明とメンタルヘルスに関する研究」

【参考記事】
グルテンとは？小麦粉からグルテンを取り出してみた！

グルテンを含まずに、小麦粉の代わりに使えるものとして、米粉が注目されています。これにより、グルテンフリーのお菓子やパンが増え、選択の幅が広がりました。

ただし、米粉には小麦粉とは異なる特性があり、特にパン作りは独自のコツが必要です。また、ひとえに米粉といっても商品（種類）によって物性が全く異なる為、正確に商品を選ばないと失敗に繋がることも…。

そんな課題を解決してくれる米粉が「ミズホチカラ」です。ミズホチカラはパン作りにおいても優れた性能を発揮し、美味しいパンが作れるためcottaの米粉の中で最も人気のある商品です。ミズホチカラのおかげでおいしい米粉パンが普及してきているといっても過言ではありません。

2007年頃、国際的な穀物高騰が影響して、小麦粉の代替として米粉や国産飼料作物への需要が高まりました。
特に、生産調整水田や耕作放棄田での米粉原料や飼料用米の生産が期待され、農研機構*では、これらの用途に適した低コスト生産が可能な多収穫米品種の研究・育成を行ってきました。

*農研機構：日本の農業と食品産業の発展のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行う機関

【参照】
農研機構「水稲の多収新品種「ミズホチカラ」を開発
農研機構とはどんなところ？

農研機構九州農業研究センターより提供された11品種ものお米を基に、様々な挽き方を試したのが熊本製粉㈱です。

試験結果の良かった選りすぐりの3品を選択し、生産者とも協力し、作りやすさやおいしいパンが出来るかの試験を何度も実施しました。

そこで選ばれた最もふっくらとしたパンに仕上がったのが「ミズホチカラ」なのです。当時は「西海203号」という名称で、普通に食べるには美味しくなく、ずっと眠っていた品種でした。そして2010年に熊本県で本格的な栽培が始まりました。ミズホチカラで作るパンは、「ふっくらと美味しいおいしい！」と好評で、徐々に普及していきました。

【参照】
熊本製粉「熊本製粉のミズホチカラ開発物語」

こちらの写真をご覧ください。 ミズホチカラと他のうるち米の品種からできた米粉で作った食パンの焼き上がりの膨らみの違いです。
ミズホチカラを使用したパンは通常の米粉を使用した際と比べて、ふんわりとボリュームが出ていることが分かります。では、この違いはどこから来ているのでしょうか？詳細を見ていきましょう。

お米の中には「アミロース」という成分があり、その含量によって、お米の物性が変わります。米飯にした場合、アミロース含量が高いと硬く粘り気の少ない飯となり、含量が低いと柔らかくて粘りのある飯となります。

米粉においても、アミロース含量が高いと生地が硬くパサついてしまい、低いとふわふわになるが保形性が悪いという欠点があります。ミズホチカラはアミロース含量が19～23%とちょうど中間の為、ふわふわ食感と保形性が両立されます。

【参照】
農研機構「日本で栽培されている米の澱粉特性」

米を製粉する際に力が加わることによって、でん粉が損傷します。でん粉の損傷度が高いと生地の切れやすさに繋がりパンのボリュームが出ませんが、ミズホチカラは3%前後と低く、ボリュームを出すのに適しています。

また従来の国産米粉は小麦粉と比較すると粒度がかなり粗く、パンやケーキにした際の膨らみや生地の滑らかさが劣る課題がありました。一方で粒度を細かく加工すると、でん粉が損傷されボリュームが出ません。

この2つのポイントを両立させた熊本製粉（株）の製粉技術により、ミズホチカラはでん粉損傷度が低く、粒度も細かいという、良いところ取りをした米粉なのです。

「ミズホチカラで作るパンはきめ細やかでふんわり。他の米粉だとこうはいきません」

「米粉パンはこれしか使いません。安定したおいしい米粉パンが焼けます」

「いつもの米粉パンは膨らまなくてこんなものかなぁ。（小麦アレルギーの息子は）あの美味しいパンは一生食べられないかなぁと諦めていましたが、焼きたてのカリカリサクサクの皮、ふわふわの中身、翌日のしっとりととても喜んでいます」

米粉のパン作りを始める場合は「ミズホチカラ」をおすすめしています。 魅力としてはとにかくパン作り・お菓子作りにおいて、ほかの品種の米粉に比べて失敗が少ないこと。

米粉は品種や製粉方法によって、全く仕上がりが異なりますので、発酵工程を経て膨らませて作るパンには、ミズホチカラが最も適しており万能だと思います。
私の普段のパン作りでも大活躍してくれています！

熊本製粉のミズホチカラのパン用と菓子用の、主な違いは米粉の粒度（粉の粒の大きさ）です。

「パン用」より「菓子用」の方がより細かいため、シフォンケーキやスポンジケーキなどのお菓子の仕上がりが、 よりしっとりとした食感となる特徴があります。

ただしミズホチカラは、粒子が細かいため、「パン用」でもお菓子は作れます。

もっと詳しく知りたい方はこちら！
【米粉】ミズホチカラはパン用・菓子用で違いがあるの？

九州産ミズホチカラを100%使用した熊本製粉のパン用の米粉です。 ミズホチカラを使ったパンはふんわりもちもちに仕上がります。
cottaではご家庭用サイズの500g、1kg、さらに業務用サイズの2.5㎏の3種類をご購入頂けます。

※ 数量により、価格が異なる場合がございます。

菓子に適した熊本製粉のミズホチカラです。一般的な米粉に比べ、お菓子をよりきめ細かくソフトに仕上げることができます。 米粉を材料に使ったお菓子は、水分を含むとしっとりふんわりとした食感になり、水分を飛ばすとホロッとした食感に。
cottaでは300g、1kg、2.5kgの3種類をご購入頂けます。

※ 数量により、価格が異なる場合がございます。

米粉専門家「高橋ヒロ先生」監修の、熊本県産米粉ミズホチカラを使用した、水とイーストを準備するだけで簡単に米粉パンが焼けちゃうミックス粉です。
1次発酵なしで焼きあがりまで約1時間程度。オーブンだけでなく、トースターで焼成できるのもうれしいポイント!

※ 数量により、価格が異なる場合がございます。

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