【cotta tomorrow特別企画】
料理家の先生のレシピ連載。今回はなかしましほさんが登場!
スイーツやパンのトレンドから、昔ながらのおやつまで、韓国で出会った味を、なかしましほさんのフィルターを通してお届けします。
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料理家の先生のレシピ連載。今回はなかしましほさんが登場!
スイーツやパンのトレンドから、昔ながらのおやつまで、韓国で出会った味を、なかしましほさんのフィルターを通してお届けします。
日本で秋を代表するお菓子の材料といえば、「栗」を思い浮かべるかたも多いと思います。韓国では、日本以上に栗を目にする機会が多く、さまざまなお菓子に使われるほか、参鶏湯(サムゲタン)など料理にしたり、焼き栗の屋台もあって、年中食べられています。
今回は、やさしい甘さの栗をふんだんに使った、カステラをご紹介します。
南蛮菓子をもとに日本で発展したといわれるカステラは、私たちにとって古くからおなじみのおやつですが、日本から韓国にも伝わって、韓国の人々にも親しまれています。
一方、最近は日本でもファンが増えている、いわゆる台湾風のカステラが韓国でも人気。日本で広がる以前から、韓国で流行していたようです。
ふるふるっと揺れる大きなカステラは、伝統の日本式カステラとは、また違ったおいしさが魅力。今回は、生地に米粉を使ってアレンジしてみました。
湯煎しながら焼いた、しっとりとした生地に、ほくほくとした栗がアクセントになります。焼きたても、冷やしてもおいしいので、ぜひ手作りしてみてくださいね。
数量:15×15cmスクエア型1台分
卵(Lサイズ)…4個
てんさい糖(粉末)…80g
米粉(菓子用ミズホチカラ)…65g
豆乳…60ml
太白ごま油…60g
ラム酒(好みで)…小さじ1/2
栗の甘露煮…90g(約8個)
・「くりかえし使えるオーブンシート」を32×30cmに切る。型に合わせて折り目をつけ、写真の要領で切り目を入れ(1)、折り込んでシートが重なった部分、対角線上に2箇所、金属製のクリップで留める(2)。
さらに、湯煎の際にお湯が入らないよう、型の底をアルミホイルで覆う(3)
【1】太白ごま油のボウルに米粉をふるい入れ、ゴムべらで粉気がなくなるまで混ぜます。
【2】豆乳を少しずつ加え、最初はゴムベラで、生地がゆるんできたら泡立て器に持ち替え、全体がなめらかになるまでよく混ぜます。
【3】卵黄を1個ずつ加え、そのつどなめらかになるまで混ぜ、好みでラム酒を加えます。
【4】別のボウルに卵白とてんさい糖を入れ、ハンドミキサーで泡立てます。
【5】3のボウルにメレンゲを少量加えて混ぜたら、メレンゲに流し入れて。泡立て器で混ぜてからゴムベラに持ち替え、ムラがなくなるまで混ぜ合わせます。
【6】生地を型に半量流し入れて栗の半量を散らし、残りの生地を流し入れ、表面に栗を散らします。
【7】耐熱性のバットに入れてから天板にのせ、バットにお湯(約50℃)を型の高さの半量を目安に注ぎます。
【8】生地の真ん中に竹串を刺し、生地がついてこなければ焼き上がり。
焼きたては甘さが引き立ち、ふわふわっと。冷やすと、よりしっとりした味わいが楽しめます。
「さつまいものコグマケーキ」11月28日(木)掲載予定。
お楽しみに!
料理/なかしましほ 撮影/広瀬貴子 編集・文/singt
【連載】なかしましほさんが案内する韓国のスイーツ、ときどきパン<vol.11 く栗と米粉のしっとりカステラ>
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