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cotta tomorrow 体にやさしい手作りを

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【cotta tomorrow特別企画】料理家の先生のレシピ連載。
今回は米粉専門家の高橋ヒロ先生が登場!米粉パンのレッスンです

米粉はグルテンフリー、アレルギー対応、ヘルシーと魅力がいっぱい詰まった今大注目の素材です。そしてなにより凄いのは、「米粉で作るパンってとってもおいしい!」ということ。パン作りが初めての人も、米粉を使うのが初めての人も、米粉の魔術師・高橋ヒロ先生がうみだすおいしい米粉パンの世界をぜひおうちでも体験してみてくださいね。

混ぜて焼くだけのおいしい
フライパンで作る米粉パン

このパンは米粉が持つ味わいや作りやすさといった魅力をストレートに楽しめる、とっても簡単でシンプルなパンです。オーブンは使わず、使う材料や調理器具も少ないので、初めてさんでも作りやすいと思います。

このレシピの材料
数量:20㎝のフライパン1個分

A 
米粉(パン用ミズホチカラ)…250g
きび砂糖(てんさい糖でも可)…15g
ドライイースト…5g
塩…4g

B
ぬるま湯(約37℃〜40℃/指を入れて少し温かく感じるくらい)…200g
米油…15g

ヒロ先生のワンポイント!

成功のカギは米粉選びにあり!

「米粉」とひとくちにいっても、お米の種類・製粉方法・粉の細かさ用途などたくさんの種類があり、その性質に大きな違いがあります。性質が違えば、仕上がりにもだいぶ違いがでてくるんです。
だから、米粉のパン作りを始める場合は、もっとも向いていて失敗しにくいパン用の「ミズホチカラ」をオススメしています。

今回使った商品は「cotta パン用米粉 ミズホチカラ」

膨らみにくい、硬くなりやすいという米粉パンの弱点を解決してくれるのが、「ミズホチカラ」です。
ミズホチカラは、米粉づくりのために開発された熊本県産のお米の品種。
従来の米粉よりも粒子が細かいため、よく膨らみ、やわらかな食感を実現できます。
パン・お菓子作りに大変適した米粉です。

※ 数量により、価格が異なる場合がございます。

下準備

オーブン用シートを30㎝四方に切る。切ったシートを三角形を作るように対角線で半分に折り、3回同様に繰り返し写真のように折り畳む。 折ってできたシートの先端をフライパンの中心に合わせ、底面に沿わせるようにする。縁から1~2cmはみ出るようにして余分な部分を切る。シートを広げてフライパンに敷き込む。

レッスンスタート

【1】ボウルにAを入れ、泡立て器でよく混ぜる。
【2】1にぬるま湯と米油を加え、つやが出るまでゴムべらでよく混ぜる。
【3】オーブン用シートを敷いたフライパンに生地を流し入れ、ふたをする。
【4】弱火に15秒ほどかけて火からはずす。
フライパンの外側が手で触れるくらいほんのり温かくなっているのを確認したら、火からはずした状態で15分〜25分間発酵させる。
発酵させている間に冷めてしまったら何回か同様に加熱し、常にほんのりと温かい状態を保つようにする。生地が1.5倍ほどに膨らんだらOK。

ヒロ先生のワンポイント!

発酵が終わった状態

真冬と真夏とでは室温も大きく違い、発酵の進み方には差がでやすいもの。
生地の膨らみ具合をみて時間を調整してみて。
【5】ふたをして弱火で10分ほど焼く。
片手でシートの端をつまんだときに生地がシートからはがれたら片面焼き上がりのサイン(a)。
そのままシートをつまんでフライパンから軍手をはめたもう片方の手のひらにスライドさせて生地をのせる。手に乗せた状態でもう片方の手で少しずつシートをはがし(b)、シートを引き抜く。
引き抜いたシートを生地の上にのせ(c)、上下をひっくり返してフライパンに戻す。
ふたをして弱火でさらに10分ほど焼いて取り出し、オーブン用シートをはずしてケーキクーラーにのせて冷ます。
※作業の時には軍手をはめて、火傷に注意して行って。

ヒロ先生のワンポイント!

弱火ってどのくらい?

ガスコンロの機種も様々ですし、IH調理器具などもありますので、「弱めの火」で様子を見ながら焼いてみてください。
シートの端を持ち上げても生地がシートからはがれなければもう少し加熱する必要があります。
ちなみに左右にレバーを動かして火力を調整するタイプの我が家のガスコンロではレバーを一番左(もっとも弱火)にして焼いています。

米粉パンをカットするときの注意点

粗熱が取れていないうちに包丁で切ると、せっかくフワッと焼き上がったパンの断面がねっとりとしたお餅のような状態に。
冷めてから包丁で切るか、熱いうちは手で割るようにさくとフワッとした食感がキープできます。

保存するときは「ごはんを冷凍する」イメージで

米粉のパンは素材が「お米」なので、おいしく保存する方法も炊いたお米と同じだと考えればOK。
すぐに食べない分は食べやすいサイズに切って、ラップでピッチリと包んで冷凍保存を。
食べるときはレンジで30秒程度加熱し、オーブントースターでかるく焼いてみてください。

アレンジメニュー
卵ときゅうりのサンドイッチ

米粉のパンの素材はお米。
和洋中どんな「おかず」にも合うという素晴らしい特徴があるんですよね。

【手順】
【1】パンは横半分にカットする。
【2】つぶしたゆで卵に塩、こしょう、マヨネーズを加えてあえ、スライスしたきゅうりといっしょにパンに挟む。
【3】.全体をラップでしっかりとつつんで少しなじませてから、ラップごとカットする。

今回ご紹介したのはオーソドックスな具材のサンドイッチですが、前日の残り物のきんぴら、エビチリなどお好みの具材を挟んだ「おかずサンド」も楽しんでみてくださいね!

撮影/忽滑谷 なつみ 取材・文/田中 祐子

PROFILE

高橋ヒロ先生

米粉専門家・フードコーディネーター・フードコンサルタント。
米粉専門教室「hiro-cafe」主宰。
子どもの食にまつわる体調不良をきかっけに米粉に出会い、レシピの研究開発をスタート。
以来これまでに研究してきた米粉の種類は数百にものぼる。
徹底した研究と、その研究に裏づけられたおうちで失敗しらずに作れる米粉を使ったレシピは信頼が厚く、ファンが多い。
近著に『米粉100レシピ』(主婦と生活社)がある。



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【連載】高橋ヒロ先生に教わる~人気の米粉パンをはじめよう!~ <vol.1 フライパンで作る米粉パン>