「玄米って冷凍保存できるのかな?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
一度にたくさん炊いても消費しきれず、かといって毎日少しずつ炊くのも大変です。そこで、本記事では、
玄米は冷凍保存できるのかについて解説します。
冷凍保存方法や冷凍保存期間、解凍方法なども解説するので、ぜひ役立ててください。
玄米には様々な健康効果があり、しっかりと管理して生活に取り入れる価値があります。こちらの記事では玄米の嬉しい効果や栄養素について解説しています。ぜひご覧ください。
玄米は冷凍保存できる?
玄米は、
冷凍保存をすることができます。
冷凍保存しても、味や栄養素が大幅に変化することはなく、美味しい状態で食べられます。
玄米は、白米よりも浸水に時間がかかるなど、炊飯する際に手間がかかるため、毎日炊くのは厳しいという方も多いでしょう。
しかし、時間があるときに、1食分ずつ小分けにして冷凍保存をしておけば、
電子レンジで温めるだけで玄米が食べられます。
また、家族では自分しか玄米を食べない、という場合にも冷凍保存は便利です。
家族には白米を炊き、自分は玄米を電子レンジで温めれば良いので、炊飯器を2つ買ったり、食事の時間をずらしたりする必要はありません。
仕事や家事が忙しい方でも、電子レンジで温めるだけでおいしい玄米を食べられるので、積極的に冷凍保存を活用しましょう。
酵素玄米は冷凍保存できる?
酵素玄米も
冷凍保存できます。
酵素玄米は「保温の状態で食べ切ったほうが良い」と言われることが多いため、「冷凍保存をすると味が落ちるのでは?」と考える方もいるでしょう。確かに、保温の状態で食べたほうが美味しいかもしれませんが、冷凍保存は可能です。
酵素玄米は、常温で保存しようとすると腐敗してしまいます。一方で、冷蔵保存でもデンプンが劣化するため、食味が悪くなってしまいます。そのため、酵素玄米を炊き、食べごろになったら、腐敗や劣化が進む前に冷凍保存するのが良いのです。冷凍しても栄養素はほとんど失われず、
高い栄養価を保つことが可能です。
解凍方法によっては酵素が失活してしまうため、注意が必要ですが、工夫次第で、十分に炊き立て同様の美味しさを保つことができます。
冷凍保存は、解凍するだけで酵素玄米を食べることができ、忙しいときにも重宝するため、ぜひ試してみてください。
玄米の値段とは?
酵素玄米は加工した食材である以上管理方法を考えなければなりません。管理が難しい以外にも、実は酵素玄米ならではのデメリットがいくつかあります。
生活に取り入れていく前に、判断材料としてデメリットについても把握しておくのもいいかもしれません。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
玄米の冷凍保存方法
ここでは、玄米の冷凍保存方法について解説します。
玄米を冷凍保存する際は、なるべく、
炊き立ての状態でラップに包みましょう。冷めてから冷凍保存をすると、冷めるまでに水分が飛んでしまい、パサついてしまいます。
炊き立ての状態でラップに包めば、水分の蒸発を防げるため、炊き立てで美味しい状態を保ったまま保存できます。ラップに包んだ後は、冷めるまで待ち、冷めた段階で冷凍庫に入れましょう。
酵素玄米の冷凍保存方法
酵素玄米は、炊いてから3〜4日が食べごろになるので、3日ほど保温熟成をさせます。熟成の仕方は以下のとおりです。
<基本的な熟成の仕方>
・炊飯器、もしくは保温ジャーの中で、72~74℃で3~4日保温します。
・1日1回清潔なしゃもじで混ぜます。長時間触っていると乾燥してしまうので、底から大きく返すようにして混ぜます。
引⽤:酵素玄米の作り方|かわしま屋
表面の乾燥を防ぐために、1日1回は、しゃもじを使って全体をかき混ぜることを忘れないようにしましょう。乾燥が気になるときは、濡れ布巾を表面にかけることで、乾燥防止になります。
3日ほど保温熟成させたら、
アツアツのまま炊飯器から取り出し、ラップの上になるべく均一の厚さで乗せ、包みましょう。均一の厚さにしておくことで、食べるときにムラなく解凍できるメリットがあります。
ラップで包んだら、粗熱が取れるまで待ちます。粗熱が取れたら冷凍庫に入れて完了です。
玄米の冷凍保存期間
玄米の冷凍保存期間は、
おおむね3週間から1ヶ月です。
1ヶ月間冷凍した玄米と、1週間しか冷凍していない玄米では、1週間しか冷凍していない玄米のほうが美味しく食べられます。
長い期間冷凍しておくと、徐々に味が落ちてしまうので、できるだけ早めに食べることをおすすめします。
また、冷凍庫の温度が高い場合はより早く劣化が進む可能性もあり、保存期間も早まる場合があります。
酵素玄米の冷凍保存期間
酵素玄米の冷凍保存期間も、
1ヶ月ほどが目安です。
玄米同様に、冷凍保存期間は短いに越したことはありません。
可能であれば2週間ほどで食べ切ってしまうのが良いでしょう。
冷凍玄米の解凍方法
解凍には
電子レンジを使う方法と、
蒸し器を使う方法の2種類があります。時短を考えるなら電子レンジが、よりふっくらと解凍したいなら蒸し器がおすすめです。
電子レンジで解凍する場合は、2〜4分ほど、玄米の量やワット数に応じて、温まるまで解凍してください。
一方、蒸し器で解凍する場合は、15分ほど温めれば解凍が完了します。
蒸し器で解凍する際は、包んだラップを可能な限り取りましょう。凍ってくっついてしまっている場所は無理に取らなくても問題ありませんが、火を通りやすくするためには、ラップを可能な限り取っておくのがおすすめです。
冷凍酵素玄米の解凍方法
冷凍酵素玄米の解凍方法には、
湯煎を使った方法と
蒸し器を使った方法の2種類があります。
湯煎は6分ほど、蒸し器は15分ほどで解凍できます。
湯煎の場合は、袋に入れしっかりと口を閉じた酵素玄米を、水の入った鍋に入れ、火にかけて沸騰させます。沸騰したらそのまま6分ほど温めて完了です。
蒸し器での解凍方法は、玄米と同様、ラップを外した上で蒸し器で温めましょう。
なお、冷凍酵素玄米は、
電子レンジでの解凍はおすすめしません。電子レンジはマイクロ波を使って温めるので、マイクロ波が酵素を分解してしまう恐れがあるためです。
そのため、少し時間がかかりますが、冷凍酵素玄米の解凍には湯煎、蒸し器のどちらかを選びましょう。