オートミールを使ったお菓子は、スーパーなどで売られているお菓子よりも栄養価が高く、ダイエット中にもおすすめです。
しかし、
「お粥以外の作り方がわからない」「お菓子作りは苦手だからちょっと自信がない」という方には、少しハードルが高く感じるかもしれません。
そこで本記事では、下記3つについて詳しく解説していきます。
・オートミールで簡単にお菓子を作るコツ
・オートミールを使った人気お菓子レシピ3選
・オートミールでお菓子を作るときの注意点
初めてオートミールのお菓子作りに挑戦する方に向けて、作りやすいレシピやコツをまとめたので、最後まで目を通してみてくださいね。
お菓子作りのレシピやコツの前に、オートミールについて今一度復習してみませんか?
「正直オートミールはよく知らない」という方でも、こちらの記事を読むことで「なぜオートミールはお菓子作りに使えるのか、どんな効果があるのか」についてより理解する事が出来ます。是非ご覧ください!
オートミールの魅力
オートミールの魅力は、次の3つです。
・料理の幅が広い
・短時間で作ることができる
・栄養が豊富
オートミールは、煮込んでお粥状にしたり、クッキーにしてザクザクした食感を楽しんだりと、
料理の幅が広い点が大きな魅力です。
洋風のイメージがありますが、和の食材や中華風の調味料とも良く合います。
また、白米や小麦などの主食類と比べて、
調理時間が短く、電子レンジで手軽に調理することも可能です。
さらに、オートミールは、白米や小麦よりも
鉄分が豊富に含まれています。
鉄分が不足しがちな方は、毎日の食事にオートミールを取り入れると良いでしょう。
オートミールがダイエットに良いと言われる理由
オートミールがダイエットに良いとされている理由は、食物繊維が豊富だからです。
食物繊維には、
腸内環境を改善し便秘を予防する、
血糖値の急上昇を抑える、などの働きがあります。
食物繊維が豊富な食品を摂ると、血糖値の上昇がゆるやかになり、満腹感が続きます。
さらに、食物繊維が大腸に到達すると、便を傘増しして腸の働きを活発にしたり、善玉菌のエサとなって腸内環境を整えてくれるため、体内のデトックスに効果的です。
オートミールは、白米や小麦と比べ、食物繊維が多く含まれています。
100gあたりの食物繊維量
・オートミール:9.4g
・白米:0.5g
・小麦:2.5g
参考:
食品成分データベース(オートミール)
食品成分データベース(こめ)
食品成分データベース(こむぎ)
また、一般的にお菓子は薄力粉を使うものが多いですが、オートミールに置き換えることでカロリーや糖質量が減り、腹持ちが良くなるため、ダイエットに最適です。
参考:
eヘルスネット(食物繊維の必要性と健康)
ここではオートミールは食物繊維が豊富で、血糖値の上昇が緩やかであることがわかりました。
では、なぜ血糖値が上がりにくいオートミールが健康にいいのか、それによって他にはどのような健康効果があるのでしょうか?
オートミールと食物繊維・血糖値との関係についてはこちらの記事で詳しく解説しております。是非ご覧になって下さい。
オートミールを利用したお菓子作りは簡単?
オートミールを使ったお菓子作りは、ハードルが高く感じるかもしれませんが、実際は意外と簡単に作ることができます。
それでも、お菓子作りが初めてで不安がある方は、粉末状のオートミールを利用してみると良いでしょう。
粉末状のオートミールは、
通常のタイプと比べてほかの食材と馴染みやすく、お菓子作り初心者にもおすすめです。
市販のオートミールパウダーを使用しても良いですし、オートミールをブレンダーで粉砕して使用するのも良いですね。
オートミールを利用したお菓子は市販で売っている?
オートミールを使ったお菓子は市販でも売られており、素材にこだわったものやヘルシーなものが多いです。
市販のオートミール菓子の例
・オートミールとデーツを使ったヴィーガンクッキー
・バター不使用のオーガニックオーツ麦クッキー
・オーツ麦とグラノーラを使った味噌煎餅
商品の中には、オートミールではなく、原料となる「オーツ麦」と表示されているものもあります。
オートミールの市販菓子は、スーパーなどよりも
楽天市場やAmazonなどのネットショップの方が手に入れやすいです。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
オートミールのお菓子作りで人気のレシピ3選
ここからは、オートミールで作れる人気のお菓子レシピを3つ紹介していきます。家にある材料で手軽に作れるものから、栄養補給にぴったりなもの、朝食やランチでも満足できるものなど様々です。
気になるお菓子を作ってみてくださいね。
①手作り簡単ヴィーガンオートミールクッキー
小麦粉や乳製品を一切使用しないため、ヴィーガンの方でも安心して食べられます。
材料(1〜2人分)
オートミール 100g
メイプルシロップor黒糖 大さじ2杯
米油 大さじ2杯
塩 2つまみ
作り方
オートミールを粉末にします(ミキサーorフードプロセッサー)
全ての材料を混ぜて、好きなカタチを作ってオーブンに入れます。
180°のオーブンで15分〜20分焼いたら完成です。
レシピ引用:クックパット:手作り簡単ヴィーガンオートミールクッキー
②オートミールヴィーガンパンケーキ
天然のパウダーを使用することで、カラフルで可愛らしいパンケーキになります。
小麦粉も使用していないので、小麦アレルギーがある方にもおすすめです。
材料(5枚分)
オートミール 100g
熟したバナナ 120g
豆乳 150g
ベーキングパウダー 小さじ1
きび糖 20g
作り方
オートミールをフードプロセッサーなどで細かくする
「1」と潰したバナナ、●をボウルで混ぜ合わせ
※グラデーションにしたい場合のみビートパウダーとマキベリーパウダーを使って濃淡をつける(各小さじ1/3〜1)
熱したフライパンにオイルをひき弱火で両面を焼きトッピングをのせて『完成』
レシピ引用:クックパット:オートミールヴィーガンパンケーキ
③ヴィーガン編アップルオートミールマフィン
カロリーも控えめで、作り方も簡単なオートミールマフィンです。薄力粉ではなく全粒粉でも作れます。
材料(12個分)
りんご 2個
バナナ(完熟) 大きいもの1本
ココナッツオイル又はサラダ油 60グラム
ブラウンシュガー 110グラム
アーモンドミルク 3/4カップ
薄力粉 200グラム
オートミール 100グラム
ベーキングパウダー 小さじ2
ベーキングソーダ 小さじ1
塩 小さじ1/2
シナモン 小さじ1
作り方
りんごは皮をむいておろす。
つぶしたバナナ、オイル、ブラウンシュガー、アーモンドミルクを加えて混ぜる。
オートミールも加え、さらに混ぜる。
薄力粉、ベーキングソーダ、ベーキングパウダー、塩、シナモンを軽くふるいにかける。
粉類を入れ、さっくりと混ぜあわせる。これで種は出来上がり。
マフィン用カップを敷いたマフィン型に種を入れて、180度のオーブンで20分ほど焼く。
レシピ引用:クックパット:ヴィーガン編アップルオートミールマフィン
オートミール×プロテインはダイエットに向いているって本当?
ここで紹介したレシピの中の甘味料をプロテインに置き換えることで更なるダイエット効果を得ることができるかも知れません。
なぜプロテインを置き換えられるの?プロテインを置き換えた場合なぜダイエットにいいの?という疑問をお持ちの方は是非こちらの記事をご覧になって下さい!
オートミールを使用したお菓子作りの注意点
ヘルシーで意外と作りやすいオートミールのお菓子ですが、食べ過ぎには気をつけましょう。
お菓子には、オートミールだけでなく砂糖や油も使われています。
オートミールそのものはヘルシーでも、食べ過ぎはカロリーオーバーにつながるので注意してください。
また、オートミールには食物繊維や鉄分が豊富ですが、オートミールばかりに栄養を頼るのもおすすめできません。
なぜなら、
鉄分が豊富でも、単体での吸収率はそこまで高いとは言えないからです。
鉄分の吸収を上げるためには、たんぱく質やビタミンCなど、他の栄養素と合わせて摂取することが大切です。
また、食物繊維の摂りすぎはかえって腹痛を招いたり、便秘が悪化したりすることもあります。
そのため、いつもの食事やおやつの内容を少し置き換えながら、色々な食品とバランス良く組み合わせるのがベストです。
「食べ過ぎ」とは具体的にどれくらい??
いくらヘルシーといえど、食べ過ぎは良くありません。
それは何となく理解つつも、やはり食べ過ぎてしまう事もあるかもしれません。では具体的にどれくらいが「食べ過ぎ」で、どれくらいの量を食事に取り入れていけばいいのでしょうか?
こちらの記事では具体的な数字を用いて解説しております。是非ご覧になって、食べ過ぎずにオートミールを摂取していく方法を考えていきましょう!
オートミールでお菓子作りをしてみよう
オートミールはお粥だけでなく、さまざまなお菓子作りに利用できます。
作ったことがない方や、うまく作れるか少し不安がある方は、この記事を参考に、粉末状のオートミールを用意したり、記事で紹介したレシピから作りやすそうなものに挑戦することをおすすめします。
オートミールは、食物繊維や鉄分などの栄養価が高いものの、食べすぎや偏りすぎはおすすめできません。
ほかの食材とバランスをとりながら、オートミールのあるライフスタイルを楽しんでくださいね。
こちらの記事ではオートミールを利用したお菓子について解説してきました。
ただ、日常的にオートミールを摂取していく場合はやはりお菓子ではなく通常の食事でどう取り入れていくかを知ることが不可欠なのかも知れません。
こちらの記事ではそのオプションとしてお弁当でどのように取り入れていくかについて特集しております。是非ご覧になって下さい。