サマープディングを作ろう
猛暑が続くこの夏、お菓子を作るにはちょっと不向きな気候ですよね。
「暑い夏でもお菓子が作りたくてたまらない!でも、暑いのはやっぱりいやだ」という方におすすめしたいのが、イギリスの夏のお菓子「サマープディング」。
ルビーのように真っ赤な見た目はインパクト抜群!実はこれ、オーブンを使わずに作れちゃうんです。
今回は、「サマープディング」の詳しい作り方をご紹介しますね。
サマープディングの生地の正体は…
焼き菓子のような生地の正体は「食パン」!これがオーブンを使わずに作るヒミツです。
サマープディングの作り方はとてもシンプル。型に食パンを敷き詰めて、さっと煮たベリーをたっぷりと詰めるだけ。簡単でしょ?
白い食パンにベリーの色が染みこんで、このような真っ赤なお菓子ができるのです。
今回ご紹介するサマープディングのレシピは、ベリーを煮る工程で電子レンジを使うので、暑い夏でも作りやすくなっています。
オーブンはもちろんコンロの火さえも使いません。
サマープディングの作り方
材料(直径13cm×高さ5cm 容積およそ350mlのもの1台分)
- サンドイッチ用食パン(約10cm四方)…5枚ほど
- ミックスベリー…230g
- グラニュー糖…25g
- レモンの絞り汁…1/3個分
- キルシュ…小さじ1/2
使用するミックスベリーによって仕上がりの色が異なります。
ブラックベリーやラズベリーなどが多く入っているものは色合いが濃く、イチゴや大粒のブルーベリーが入っているものは色合いが薄くなります。
作り方
- 電子レンジ対応ボウルにミックスベリーとグラニュー糖を入れ、600Wで3分間加熱する。
- レモンの絞り汁、キルシュも加える。
- ボウルの直径に合わせてサンドイッチ用食パンを丸く切り抜く。
- 残りのサンドイッチ用食パンを斜めに切り、鋭角な部分をボウルの底に向けるように敷き詰める。
- 食パンを敷き詰めたボウルにベリーの果肉をすくって入れる。液は取り分けて保存しておく。
- 丸く切り抜いた食パンでふたをする。
乾燥を防ぐためにラップをして、冷蔵庫で一晩置く。 - お皿に取り出し、表面にベリーの液を刷毛で塗る。
- お好みの大きさにカットして、クリームをかけたりアイスクリームを添えればできあがり!
*用意したサンドイッチ用パンのうち、1と1/2枚使用します。
サマープディングは食パンを使っているので、油分が少なくあっさりとした仕上がりです。
もともとは「水治療法」を受ける人に向けて作ったのが発祥なんだそうですよ。
サマープディングは朝ごはんにもぴったり
朝から暑い日は、トーストさえも食べたくないときがあります。
そんなときにもサマープディングはおすすめ。
ベリーのエキスをたっぷり吸った食パンはしっとりとしているし、ベリーの酸味が効いて暑い日でもぺろりと食べられます。
さらにおすすめなのはヨーグルトを添えること!クリームをかける代わりにヨーグルトを添えると、よりさっぱりと仕上がります。
とろみのあるタイプをかけるように添えると、しっとりとしたサマープディングになじんでおいしいですよ。
食パンに果物にヨーグルト…もうこれだけで朝ごはんの要素がギュッと詰まっていますね。
前日の夜に仕込んで、ブレックファストにいかがでしょうか?
朝は切って盛るだけ!トースターも使わず調理で朝から暑いキッチンに長居する必要もなし。
暑い夏の朝にサマープディング、おすすめです!
この夏はサマープディングを作ろう
真っ赤で華やかなヘルシーおやつは、この猛暑にうってつけ。
気温と共に室温が上がると、バターや生クリームを扱うのは難しくなります。
また、焼き菓子を作るときのオーブンの熱はキッチンの温度をさらに上げ、作っている人は汗だくになって大変!
おうちで熱中症なんてことがおこりかねません(我が家のキッチンはエアコンの風が届かず夏場のお菓子作りは本当に一苦労!)。
ぜひこの夏はサマープディングを作ってみてくださいね。