イングリッシュマフィン型でパリパリのクイニーアマン!
フランスのブルターニュ地方の伝統的な発酵菓子の一つ、クイニーアマン。
たっぷりのバターを丁寧に折り込み、表面をキャラメリゼして仕上げます。
中はサクサクでふわふわ。表面はパリパリ。
今回は、そんな魅力的なクイニーアマンのレシピをご紹介します。
クイニーアマンのレシピ
ご紹介するクイニーアマンは、生地を軽く仕上げて表面のキャラメリゼとのコントラストをより楽しんでもらえるように考えました。
使用する型は、「cotta イングリッシュマフィン型(6個取り)」。
セルクルなどでも代用可能ですが、イングリッシュマフィン型は便利なふた付きなのでおすすめです。
生地を作る
材料(6個分)
- 強力粉…170g
- 薄力粉…30g
- イースト…2g
- 塩…3g
- 砂糖…15g
- 卵黄…20g(Lサイズ1個分)
- 水…130g
作り方
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こね機やホームベーカリーに全ての材料を入れてこねる。
*お使いの機械によってこね時間は違いますので調整してください。 -
ボウルに移してラップをかけて、室温で40分~1時間程度一次発酵。
*室温によって時間は前後します。
生地が2~3倍の大きさになるまで発酵させてください。 -
発酵後、生地を軽く手で押さえて空気を抜く。
平らにした生地をバットにのせてビニール袋に入れ、冷凍庫で約5~10分間冷やす。
折り込み・成形・二次発酵
材料
- バター(折り込み用)…110g
下準備
-
15×20cmのシートバターを作っておく。
*シートバターの詳しい作り方は、レシピページをご参照ください。
作り方
- 冷凍庫から生地を取り出し、めん棒で約30×20cmに伸ばす。
- バターを真ん中に置く。
- 生地の上側と下側を中心まで折り、バターを包む。手でドンドンたたいてバターをなじませる。
- 向きを90度変え、めん棒で縦が60cmになるように伸ばす。
- 生地の上側と下側を中心まで折り、さらに中心で折って四つ折りにする。
- 生地をバットにのせてビニール袋に入れ、冷凍庫で10~15分間冷やす。
- 冷凍庫から生地を取り出し、60×20cmに伸ばす。
- 生地の上側と下側を折り、三つ折りにする。
- 生地をバットにのせてビニール袋に入れ、冷凍庫で10~15分間冷やす。
- 冷凍庫から生地を取り出し、30×20cmに伸ばす。
-
生地を下側から巻いて筒状にする。
-
6等分にカットする。
-
型にバターをしっかり塗り、グラニュー糖をまぶす。
*バターとグラニュー糖は分量外。
グラニュー糖は1個当たり約10g使います。
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13にカットした生地を入れる。
-
クッキングシートなどをかぶせて手で生地を押さえ、平らにする。
*生地が型より上に盛り上がらないようにします。
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シートをかぶせたまま、室温で20~30分間程度二次発酵。
*室温によって時間は前後します。
2倍程度(型と生地の間に少し隙間がある状態)になるように発酵させてください。 - 二次発酵が終わったら、シートの上から軽く生地を押さえて、生地が盛り上がるのを防ぐ。
焼成
オーブンによって火力が違いますので、温度・時間は調整してください。
特に電気オーブンは一度扉を開けると温度が下がりやすいので、焼き色を確認しながら焼き上げてくださいね。
下準備
- オーブンは焼成温度より20℃高い温度でしっかり予熱しておく。
作り方
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生地にグラニュー糖(分量外、1個当たり約10g)を振りかける。
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イングリッシュマフィン型のふたをして焼成。
ガスオーブン、約230℃10分間。
電気オーブン、約250℃10分間。 -
向きを変えてさらに焼成。
ガスオーブン、約230℃5分間。
電気オーブン、約250℃5分間。 -
ふたを外してさらに焼成。
ガスオーブン、約200℃5分間。
電気オーブン、約250℃5分間。*写真はふたを外したときのもの。まだ焼き色が薄いです。
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向きを変えてさらに焼成。
ガスオーブン、約200℃5分間。
電気オーブン、約250℃5分間。 -
焼き上がり。
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型から外して冷ます。
*かなり熱くなっています。
型から出すときに溶けた砂糖が糸を引くので、やけどに注意してください。 -
出来上がり!
「クイニーアマン」の詳しいレシピページはこちら。
動画でおさらい
焼きたての香りとパリパリ食感を楽しんで♪
クイニーアマンは、見た目も香りも全てにおいてそそられる要素がいっぱい。
キャラメリゼされた表面のつややかさとパリパリの食感がたまりません。
イングリッシュマフィン型を使って、ぜひおいしいクイニーアマンを作ってみてください。