型やオーブンを使わずに焼き菓子作り
もうすぐバレンタイン。
「せっかくだからチョコレートを使った焼き菓子を作って贈りたいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
焼き菓子作りには、型やオーブンが欠かせないと思われがち…。
ですが、実は専用の型を使わずにコンロで作れる焼き菓子もたくさんあるんですよ。
今回は、卵焼き用フライパンで作れるブラウニーのレシピをご紹介します。
今回使用する卵焼き用フライパン
今回使用する卵焼き用フライパンは、ホームセンターで購入した一般的なタイプ。
私は普段、お弁当作りなどに活用しています。
サイズはおよそ横13.5cm×縦18.5cm(底面は16cm)×深さ3cm。
この大きさは、15cm四方のスクエア型で3cm厚のブラウニーを作る場合と同じくらいの容量です。
卵焼き用フライパンで作るブラウニーのレシピ
材料(横13.5cm×縦18.5cm×深さ3cmの卵焼き用フライパン1台分)
- ミルクチョコレート…90g
- 無塩バター…40g
- 卵…Mサイズ1個
- グラニュー糖…25g
- 薄力粉…20g
- ココアパウダー…8g
- ベーキングパウダー…1g
- くるみ…40g
*スーパーなどで手に入りやすいミルクチョコレートを使用する場合は、名称に「チョコレート」と記載のあるものをお選びください。
下準備
- 薄力粉・ココアパウダー・ベーキングパウダーを合わせてふるう。
- 卵は溶いておく。
- フライパンのサイズに合わせてオーブンシートをカットし、敷き込む(フライパンからはみ出さないように注意)。
- ふたになるアルミホイルを準備する。
作り方
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チョコレートとバターをボウルに入れる。
*チョコレートを溶かしてからバターを入れると、チョコレートが固まる原因に。
必ず最初から両方ボウルに入れましょう。
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1のボウルを50℃程度の湯せんにかけ、チョコレートとバターを溶かす。
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ボウルを湯せんから外し、卵・グラニュー糖・ふるっておいた粉類を加え、都度なめらかになるまで混ぜ合わせる。
くるみの約2/3量を加えて混ぜる。
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オーブンシートを敷いておいた卵焼き用フライパンに流して平らにならし、残りのくるみを表面に散らす。
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フライパンを極弱火にかけてアルミホイルでふたをし、20~25分間ほど加熱する。
*20分たったところで手順6を参考に焼き加減を確認してみましょう。熱が通っていなければさらに加熱を。
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表面をそっと触っても手に付かず、竹串で生地を刺してもどろっとした生地が付いてこなければ火を止める。
*しっとりしていながらも、火が通ったような生地が竹串に付いてくる状態が目安。
全く生地が付いてこない状態まで火を通してしまうと、食べたときにパサパサした食感に。
火が通り切る直前ぎりぎりのところで取り出して、余熱で火を入れるとおいしく仕上がります。
- オーブンシートごと取り出し、ケーキクーラーの上で冷ます。
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好みの大きさに切り分けて、完成!
卵焼き用フライパンでブラウニーを焼くときのポイント
火加減の目安
今回は、IHを使用しました。
我が家のIHは火力を12段階で調節できるタイプ。
最初の10~15分間を「2」の火力・残りの時間は「1」の火力と、かなり弱火で加熱しています。
ガスコンロを使用する場合は火が消えないように注意しながら、火が強くならないように注意しましょう。
とろ火にかけたフライパンの表面温度を測ってみたところ、火にかけてから数分後には130℃以上になっていました。
熱の通りを均一にする方法
熱の通りを均一にするには、焼いている途中で1~2回、フライパンを置く位置を変えてみて。
オーブンを使う場合に、天板をひっくり返して熱の当たり方を調整するのと同じようなイメージです。
卵焼き用のフライパンはスクエアカットにもぴったり
卵焼き用フライパンはお弁当作りなどにも活躍するので、お持ちの方が多いのではないでしょうか。
ブラウニーらしく、スクエアカットにしやすい形というのもうれしいポイントですよね!
焼き上がりの見極めが難しいかもしれませんが、何度か作ると感覚がつかめてくると思います。
レシピの手順5と6を参考に、火の通りを確認してください。