目でも楽しめるかくれんぼケーキ
数年前から人気の「かくれんぼケーキ」。
かくれんぼケーキとは、その名前の通り、中に何かが隠れているケーキのことです。
一見普通のケーキなのに、切り分けるとフルーツやお菓子がごろごろと出てきたり、どこから切り分けても同じ模様が出てきたり!
見た目でも楽しめるケーキなので、写真投稿サイトではいろいろなかくれんぼケーキを見かけます。
今回は、どこを切っても同じ模様が出てくるタイプをご紹介。
挑戦しやすいパウンドケーキレシピで、中の模様は幸せの象徴、四つ葉のクローバーです♪
四つ葉のかくれんぼパウンドケーキレシピ
サイズ
18cmのパウンドケーキ型1台分
抹茶生地を作る(四つ葉のクローバー)
材料
- 無塩バター…120g
- 細目グラニュー糖…120g
- 卵…Mサイズ2個
- 薄力粉…114g
- 抹茶…6g
冷凍冷蔵 北海道よつ葉バター 食塩不使用 450g
cotta 細目グラニュー糖 1kg
cotta 抹茶パウダー(クロレラ入)200g
手軽につくれるチョコクッキー型 (ハリネズミ・ウサギ・クローバー)
下準備
- バターを冷蔵庫から出しておき、指で押すとすっと入る程度のやわらかさに戻す。
- 卵を常温に戻す。
- 粉類を合わせてふるっておく。
- パウンド型に薄く油を塗り、敷紙を貼り付けておく。
- オーブンを170℃に予熱しておく。
作り方
- ボウルにバターとグラニュー糖を入れて、バターが空気を含んでふわっと軽くなるまでハンドミキサーでしっかりと混ぜる。
- 卵を4~5回に分けて加え、その都度分離しないように、空気を含ませながら手早くしっかりと混ぜる。
*一度に混ぜると分離してしまうので、必ず数回に分けて加えましょう。
- ふるっておいた薄力粉と抹茶を加え、ゴムベラで底からすくって返すように、反対側の手でボウルを少しずつ回しながら混ぜる。
艶が出て、ふんわりなめらかな生地になるまでしっかりと混ぜる。
*80回ほど混ぜるのが目安です。
- 型に入れて平らにならし、予熱したオーブンで35分間焼く。
*温度と時間はオーブンや型に合わせて調整してください。
- よく冷まし、生地の状態が落ち着いたら、使用するクッキー型の幅に合わせてパウンドケーキをカットする。
写真のように縦にカットするのではなく、パウンド型の長さに当たる辺をそのまま横にカットしてもOK。
クローバー型のクッキー型で抜く。
*乾燥に注意しましょう。
プレーン生地を作る(外側の生地)
材料
- 無塩バター…100g
- 細目グラニュー糖…100g
- 卵…Mサイズ2個
- 薄力粉…100g
- ベーキングパウダー…0.5g
作り方
- 「抹茶生地を作る」の下準備と工程1~3を参考にプレーン生地を作り、直径1cmの丸口金を付けた絞り袋に入れる。
- 敷紙を貼り付けたパウンド型の底と側面に、プレーン生地を写真のように隙間なく絞り出す。
- クッキー型で抜いた抹茶生地を、絞り出したプレーン生地に押し付けるようにしながら並べる。
*抹茶生地は、隙間ができないようにできるだけ詰め気味に並べましょう。
隙間があると、焼いている間に抹茶生地が浮いてしまい、ずれることがあります。
隙間ができそうな場合は、端に抹茶生地の切れ端を詰めて調整してください(その部分は模様が出ないので、味見用などに)。
- 抹茶生地との間に隙間ができないよう注意しながら、残りのプレーン生地を絞り出す。
型の底を、台に軽く打ち付けて生地をなじませる。
*強く打ち付けると、並べた抹茶生地がずれるので注意してください。
- 予熱したオーブンに入れて、約40分間焼く。
シロップを作る・仕上げをする
材料
- 水…20g
- グラニュー糖…10g
- キルシュ…5g
作り方
- 生地の焼成中に、シロップ用の水とグラニュー糖を火にかける。
- グラニュー糖が溶けたら、強火で数秒間煮立たせてから火を止め、キルシュを加える。
- そのままシロップを冷ましておく。
- 生地が焼き上がったら、熱いうちに表面の焼き色が付いた部分にシロップをはけで塗る。
型から外して、敷き紙を付けたまま冷ます。
*ケーキカバーで覆っておくなど、乾燥に注意しましょう。 - 数時間後に生地が落ち着いてからカットする。
完成です!
今回は抹茶を使って、春らしい爽やかなグリーンの四つ葉模様を閉じ込めました。
抹茶は退色しやすいので、食べるときにその都度カットし、早めに食べきるのがおすすめです。
イメージ通りに作るためのポイント
ご紹介したレシピは、一例です。
パウンドケーキは同じ配合であっても、材料の混ぜ方や加える順番、出来上がった生地の状態などで仕上がりが変わってきます。
また、お好みのレシピをお持ちの方も多いと思います。
そこで、かくれんぼパウンドケーキを作る際に気を付けたいポイントをご紹介。
模様を変えたり、色素を使ってカラフルに仕上げたりしてもかわいいので、ぜひ参考にしてみてください。
模様生地は詰め気味に並べる
パウンドケーキは中央が膨らみやすく、並べた模様生地が浮き上がりがちです。
並べた場所に留まったまま焼き上がるよう、模様生地はできるだけきつめに詰めましょう。
きつめに詰めておくと、模様生地の境目が目立たなくなり、どこから切っても必ず模様が出るようになるという利点もあります。
空気が入らないように口金を使って生地を絞る
パウンドケーキの生地はもったりとしているので、型に入れる際に空気が入りがちです。
模様との間に隙間ができないように、生地を絞り出しましょう。
どのような角度で模様生地を固定するのかをイメージしながら、土台となる生地を絞り出すと、作業しやすくなります。
形や型をしっかり選ぶ
模様生地があまり複雑な形だと、空気が入りやすくなります。
また型の面積が小さすぎると、焼いている間に並べた模様生地がずれやすくなってしまうので、注意しましょう。
プレゼントやおもてなしのお菓子に
春は、お祝いや贈り物の季節。
シンプルで持ち運びやすいかくれんぼパウンドケーキで、気持ちを伝えてみませんか。
パウンドケーキなら大げさすぎず、気軽にプレゼントできます。
普段のお茶のお供やおもてなしにもぴったりです。
ぜひ、サプライズが詰まったかくれんぼパウンドケーキを作ってみてくださいね。