4月1日のお菓子
4月1日。
日本では軽いいたずらや、うそをついても許される日、“エイプリルフール”として定着していますね。
フランスではこの日のことを“ポワソンダブリル”といい、魚の形をかたどったパイやケーキが並べられるそうです。
今回は、とっても簡単にかわいく作れる方法をご紹介します。
「ポワソンダブリル」とは?意味や由来
“ポワソン”は“魚(サバ)”、“ダブリル”は“4月”。日本語では、“4月の魚”を意味します。
あまり利口でないサバは、4月になると簡単に釣る事ができるといわれ、4月1日にサバを食べさせられた人の事を「4月の魚」というとか。
他にも、楽しい由来話がいろいろあるそうですよ。
フランスの子ども達は魚を描いた紙を、誰かの背中にこっそり貼ったりするいたずらをして、楽しんでいるようです。
簡単・ポワソンダブリルのレシピ
魚の形のパイ。何が難しそうって、パイ生地を作る事と、魚の形にする事。これがネックになるような気がします。
そこをできるだけ簡単に、でもかわいくおいしくをモットーに作ってみました。
今回は、冷凍パイシートを使って簡単に作ります。
魚の形の型紙を作るのって難易度がかなり上がりますので、丸セルクルで抜いて、魚に見立ててみたいと思います。
冷凍パイシートを成形する
材料
- 冷凍パイシート…6枚
使う道具
- セルクル直径9.5cm
- セルクル直径7.5cm
作り方
- パイシートを直径9.5cmのセルクルで6枚とも抜く。抜いたもののうち、3枚だけを直径7.5cmのセルクルで抜く。
- 直径7.5cmのセルクルで抜いた部分(丸く抜いた円の部分)を三角にカットし、包丁でしっぽの模様になるように線を入れる。
- 9.5cmの円のパイシートに7.5cmで抜いた外側のパイシートを重ねる。重なる部分には、てり卵(分量外)を塗って、接着剤代わりにする。
全体にてり卵を塗り、ピケをする。 - 190度~220度で20分~25分間、焼成。
クリームを作る
材料
- 卵黄…1個
- グラニュー糖…25g
- 牛乳…100g
- 小麦粉…7g
- バター…3g
- 生クリーム(5分立てくらいにゆるめに立てる)…40g
作り方
- カスタードクリームを作るので、鍋に牛乳を入れ、火にかける。
- 別のボウルに卵黄を入れ、軽く混ぜたら砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜる。
- 2のボウルに小麦粉を入れ、軽く混ぜ合わせる。
- 熱くなった牛乳を、3にレードルで1杯入れ、軽く混ぜる。
- 残りの牛乳をボウルに入れ、混ぜる。
- 5を鍋に戻し、中火で炊く。
- 炊き上がったら、火を止めてバターを入れる。
- ボウルに移し、氷水を当てて冷やす。
- ゆるめに立てておいた生クリームを入れて混ぜる。
- 1cmの丸口金を絞り袋にセットし、クリームを入れる。
目を作る
材料
- ホワイトチョコレート…適量
- チョコペン(黒)…1本
使う道具
- 抜き型丸1.9cm
- 20cm四方のoppシート
作り方
- ホワイトチョコを湯せんで溶かす。
- 溶かしたホワイトチョコをバットなどにパレットナイフで広げ、冷蔵庫で固める。少し固まったところで1.9cmの抜き型で抜く。
- チョコペンを溶かし、oppシートで作ったコルネに入れ替え、目を描く。
組み立て
材料
- ラズベリー…適量
- ブルーベリー…適量
- いちご…適量
- ナパージュ…適量
作り方
- 焼きあがったパイにクリームを絞る。
- フルーツを飾る。
- 目としっぽを置く。
- 完成。
ラズベリーはナパージュにくぐらせてから並べる。
ブルーベリーはそのまま並べる。
いちごはスライスして並べる。スライスしたものを1.9cmの抜き型で抜いて並べてもかわいいです。
*しっぽ部分のパイはクリームにさし込む。持ち運びする場合は、つまようじなどで固定する。
「ポワソン・ダブリル」の詳しいレシピページはこちら。
動画でおさらい
見た目もかわいい魚の形のパイ!
今年はぜひ、4月1日に魚の形のかわいいパイを作って食べてみてください。
思っているより簡単に出来上がると思います。
魚の形にしなくても簡単にフルーツのパイができますので、旬のフルーツをいっぱい詰め込んで、季節を感じるのもいいですね。