メレンゲを作るのは得意ですか?
メレンゲを作るという工程は、「難しそう」と思っている人や「失敗したことあるから苦手」という人が多いのではないでしょうか。
でも、失敗しないポイントをおさえれば大丈夫です。
メレンゲが上手にできればお菓子作りがもっと楽しくなるはず♪
メレンゲの作り方
1.ボウルに卵白を入れる。
2.砂糖を3〜4回にわけて入れながらハンドミキサーの高速で泡立てる。
3.ピンとつのがたつくらいになったらできあがり。
レシピの中でメレンゲの部分はこれだけの説明のときありませんか?
もちろんお菓子作りに慣れている人だったらこれで大丈夫なのですが、初心者の場合はこの情報だけでは失敗してしまう気がします。
では、詳しい手順で説明していきます。
材料
・卵白 2個
・砂糖 40g
(作るお菓子によって卵白に対する砂糖の量はいろいろですが、今回はこの分量で作っていきます)
作り方
1.ボウルに卵白を入れます。
卵白は冷えている方が良いです。方法としては
・卵白をボウルごと冷凍庫に15分程度入れてから使う。
・冷凍卵白を解凍して使う
・氷水につけながら作業をする。
があります。
今回は冷凍卵白を解凍して使いました。半解凍でまだ少しジャキジャキしていて大丈夫です。
2.ハンドミキサーの低速で5〜10秒、ときほぐします。
3.塩ひとつまみと小さじ1の砂糖を加え、高速で1分泡立てます。
(塩は入れなくても良いけれど、入れると卵白のコシをきり、泡立ちが早くなるそうです。)
4.再び小さじ1の砂糖を加え、高速で2分泡立てます。
5.さらに大さじ1の砂糖を加え、高速で1分泡立てます。
ちなみに横にストップウオッチを置きながら作業しています。慣れてきたら自分の感覚でわかるかもしれないですが、慣れないうちはきちんとはかったほうが安心です。
6.ここまで泡立ってきたら残りの砂糖大さじ1を加え、さらに高速で1分。
7.しっかりとしたツヤがでて、つのがピンとしました。
8.低速で1分。きめをととのえます。
9.できあがり!ボウルを横にしても落ちてきまん。この時にボウルからすべり落ちてきてしまったら、ボウルの底の方が泡立ってないのだと思います。
できたメレンゲを絞り出し袋に入れて絞り、110℃のオーブンで60分焼いたら、かわいいメレンゲクッキーもできますよ。
なぜ失敗したの?
詳しい手順通りに作ったつもりなのに失敗しちゃった…。その原因は?
1.器具が清潔ではなかった。
ボウルやハンドミキサーに油分、水分が残っていると泡立ちが悪くなります。
私は使用する前にキッチンペーパーで必ず乾拭きしてから使います。
きれいに洗ったつもりでも油分が残っていたりする場合もあるので。
ボウルをきれいに洗ってから使おうと、洗ったばかりのボウルを使うとちゃんと拭いたつもりでもまだ水分が残っていたなんてこともあるので気をつけて!
2.卵白に卵黄が混ざっていた。
これ、私やったことあるんですよー。
娘(当時幼稚園生)が卵を割ってくれるというのでお願いしたら、いつもは上手に割れるのにたまたま失敗しちゃって。卵黄がちょっとだけ混ざっちゃったんです。
でもちょっとだけだったし、そこを取り除けば大丈夫かな、と思ってメレンゲを作り始めたのだけれども、無理でした(涙)ちょっとでも混ざったらダメなんだな、と痛感。
泣く泣くもう一度卵を割って作り直した思い出があります。もし割るのを失敗しちゃったら、いさぎよく使うのはやめましょうね。
ちょっとくらい平気じゃない?と思うけれど、平気じゃないので。
3.砂糖を最初にたくさん入れてしまった。
これも、経験ありです(笑)
右手にハンドミキサーを持ちながら、左手で砂糖を入れようとしたらドサッと半分以上が入ってしまったのです。「3回に分けて入れる」の1回目が多くなっちゃっただけだし大丈夫でしょ、と思って泡立て続けるも全然ダメでした。まだか、まだかとハンドミキサーを回し続けること15分以上。
普通だったら5〜10分以内には出来上がるので、あきらめましょう。砂糖には卵白の泡立ちを押さえる性質があるので最初にたくさん入れると泡立たなくなっちゃうのです。
じゃあ、最初に入れないで最後の方に入れればいいのに、と思うかもしれませんが、卵白だけ泡立てていると大きな気泡になってしまいます。最初に入れることで卵白のタンパク質の泡の膜を砂糖の粘性で安定させ、強く細かい気泡を作るのだそうです。
最初に砂糖を入れ過ぎちゃうと泡立たないので気をつけて!
まとめ
いかがでしたか?メレンゲが上手にできればシフォンケーキ、マカロン、ガトーショコラ、ムースなどお菓子の幅も広がります。
失敗したことがある人も、おそれずにチャレンジしてみてください!