型に敷く型紙、どうしてますか?
お菓子作りのレシピを見ていると下準備に書かれていることが多い、「型に紙を敷く」という記述。簡単にさらっと書かれてますが、面倒くさいって思うことないですか?
時間にしてみたらほんの数分のことなのに、手間に思えて仕方ないのがこの「型に紙を敷く」作業だと思います。
でもこの作業、なくてはならないもの。油脂を型に塗ることで代用できることもありますが、紙を敷かなくてはきれいに仕上げられないお菓子もたくさんあります。
今回は、私がいつもやっている型に合わせて紙を敷く方法をお教えします。
型に敷くのにおすすめの紙
型に敷く『紙』。種類は山のようにあり、いろんな紙があります。
両面がツルツルに加工されているもの・片面加工のもの・繰り返し使えるもの…。
型に敷くときに滑りにくいので、私は片面加工のものを使うことの方が多いですが、どの種類でもかまいません。
私が今使っているのは主に2種類の紙。ほぼどちらかを使っています。
パウンド型の場合
まずはパウンド型。
- パウンド型を紙の端から転がすイメージで倒していき、大きさを測る。
- 型の大きさが測れたら、印をつける。私は紙を軽く折って印をつけることが多いです。
- 黒い線のところをハサミで切る。
- 型に合わせて折り目をつける。
- 黒い線のところをハサミで切る。
- 型に入れる。
写真の黒い線のところで折り印をつける。
*はじめに型を転がすようにして大きさを決めた時に、一辺ずつ印をつけておくと折り目がつけやすいです。
型から紙が浮いてしまう場合は、型にオイルスプレーやバターを塗ったりすると、油脂が接着剤の役目になり動かなくなります。
また、折り目をしっかりつけるのもきれいに敷き込むポイントです。焼き上がりの生地にシワが入ったりする原因にもなりますので、しっかり折り目をつけて型に入れてください。
デコレーション型の場合
今回は底が取れるタイプの型を使っていますが、底が取れないタイプの型でも基本は同じです。
- 型の底を紙に置いて、円形に切る。
- 紙の長い辺を一本まっすぐの帯状に切る。
- 底には円形に切ったもの、側面には帯状に切ったものを敷く。
*幅は型の高さと同じか、少し高め。
*側面の帯は重なりが多く出た場合、適度にカットする。
よく使う型は繰り返し使えるシートで作っておくとかなり便利です。
毎回洗う手間はありますが、紙を切る手間はなくなります。
18cmのタルト型の場合
タルトを空焼きするときに、アルミホイルやオーブンシートを敷いてタルトストーンをのせます。
この時のシートを繰り返し使えるオーブンシートで作っておくと便利です。
繰り返し使えるオーブンシートは何度も繰り返し使っていると、端が焦げてきたり破れてきたりします。そのシートを用途に合わせてカットして使っています。
真新しいのをいきなり円形にカットするのはちょっと勇気がいりますしね(笑)。
- 直径25cmの円にカットする。
- 5cmの切り込みを8ヵ所に入れる。
- 型にのせるとこんな感じ。
実際にタルト生地を焼く時は、タルト生地の上に敷きます。
切り込みを入れているため、端までシートを敷くことができるので、タルトストーンをきっちり隅まで入れられ、きれいな形に焼き上げることができます。
まとめ
型に紙を敷く。
なんて事はない作業ですが、しっかりとしたお菓子作りの一環。
これをしなくてはおいしいお菓子は作れません。
お役に立てたら嬉しいです。