芋けんぴを手作りしてみませんか
カリカリとした食感がおいしい芋けんぴ。
気軽に食べられて、大人から子どもまでが大好きなおやつを手作りしてみませんか?
油で揚げるのは面倒と躊躇してしまいますが、今回は揚げずに作れる簡単レシピをご紹介します。
芋けんぴとは
芋けんぴとは、さつまいもを棒状に切って油で揚げ、砂糖蜜を絡めたお菓子。
今では全国的になじみがありますが、もとは高知県の郷土菓子です。
高知県には、小麦粉を棒状に焼き固めたかたい干菓子「けんぴ」があります。
さつまいもを細く切った形状が似ていることから、「芋けんぴ」と名付けられたそうですよ。
揚げない芋けんぴのレシピ
今回のレシピでは、油で揚げずにオーブンで加熱して作ります。
材料(天板1枚分くらい)
- さつまいも…200g
- 油…10g
- 砂糖(グラニュー糖)…25g
- 水…15g
下準備
- オーブンを200℃に予熱しておく。
作り方
- さつまいもの皮をむく。
*好みで皮付きのままでも可。
- 長さ7~8cm、幅5~6mmに切る。
- 5~6mmの棒状に切る。
- 水に5分間ほどさらし、アクを抜く。
- ザルにあげ、水気を切る。
- キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ってからボウルに入れる。
- 油を加え、全体になじませる。
*ビニール袋の中にさつまいもと油を入れてシャカシャカと混ぜると、洗い物が減るのでおすすめ。
- オーブンシートを敷いた天板に、重ならないように置く。
200℃に予熱したオーブンで15分間焼く。
- 焼け具合を確認し、焼きムラがあるようなら天板の向きを変える。
この段階でさつまいもに火は通っているが、さらに加熱してカリカリにする。
温度を170℃に下げ、さらに10〜15分間焼く。*太さやオーブンの火力によって焼き具合が変わってきます。焦げないように様子を見ながら時間を調整してください。
- フライパンに砂糖と水を入れ、火にかける。
- 大きな泡がふつふつと沸いてくる。さらに加熱してとろみがついたらさつまいもを入れるタイミング。
- さつまいも全体に蜜が絡まるように混ぜる。
- オーブンシートの上に取り出し、1本ずつ離して冷ます。
*冷めると固まってしまうので熱いうちに離すのがコツ。
- 完成。
「オーブンで簡単!芋けんぴ」の詳しいレシピページはこちら。
食べごろ
冷めて周りがカリッとしたら食べごろ。
周りはカリカリ。中はカリッとしたところと少しホクホクしたところがあります。
市販の芋けんぴのようにかたくはなく、お芋の味がより感じられるところが手作りならではの良さ。
周りのコーティング部分がベタついてきてしまうので、カリカリの出来たてを召し上がってください!
レシピのポイント
揚げずに作る芋けんぴをうまく仕上げる3つのポイントをお教えします。
ポイント1.さつまいもの太さをそろえる
さつまいもは、できるだけ同じ太さになるようにカットしましょう。
太さが違うと、細い芋が焦げてしまいます。
ポイント2.焦げないように気をつける
各ご家庭のオーブンによって火力が違います。
レシピの200℃15分間、170℃10分間を目安に、こまめにオーブンの中をチェックするとよいでしょう。
気がついたら焦げていたということのないように注意してください。
ポイント3.蜜を絡めるタイミングを見極める
油で揚げたさつまいもは蜜を絡める前からカリカリ。でもオーブンを使用したさつまいもは蜜でカリカリ感を出します。
砂糖が溶けて大きな泡が出てきてから、もう少し加熱。少し色付いてとろみが出たところでさつまいもを投入してください。
さつまいもを入れるとすぐにあめ状になった蜜が絡んでカリカリに。ツヤがあってピンとまっすぐ!
蜜に投入するタイミングが早いとあめ状にならないので、しんなりとしてしまいます。気をつけてくださいね。
砂糖を変えればアレンジも自在
芋けんぴは、グラニュー糖ではなく、きび砂糖や黒糖で作っても◎
きび砂糖
グラニュー糖よりもコクがでます。
きび砂糖の味が好きな方におすすめ!
黒糖
黒糖特有の味わいがあります。
黒糖のほろ苦さと甘さが、さつまいもとよく合います。
揚げない芋けんぴはダイエット中のおやつにも
さつまいもは食物繊維やビタミンB群、カリウムといった栄養が豊富。腸内環境を整える効果や美肌効果も期待できるといわれている野菜です。
カロリーが高いものが多く、ダイエットには不向きなお菓子と思われている市販の芋けんぴ。でも揚げずに作れば、低カロリーに仕上げられます。
手作りの揚げない芋けんぴなら、ヘルシーに楽しめそうですよね。
揚げずに簡単!手作り芋けんぴ
ポリポリと食べ出したら止まらない芋けんぴ。揚げずに作れば手軽なので、お芋の季節に手作りしてみませんか♪
小腹が空いたときのおうちおやつに、ぜひお楽しみください。