和と洋のコラボ♪パイまんじゅうを作ろう
パイ生地であんこを包んだ「パイまんじゅう」。スーパーの和菓子コーナーや和菓子屋さんなどで目にする洋風の和菓子です。
きっと誰もが、一度は食べたことのある懐かしい味ではないでしょうか。
今回は、おうちでも簡単に作れるパイまんじゅうのレシピをご紹介します。
パイまんじゅうのレシピ(8個分)
パイまんじゅうには、練りパイ生地を使います。
あんは、粒あん・こしあんだけでなく、かぼちゃあん・さつまいもあんなどアレンジ自在。
レシピ後半で、さつまいもあんの作り方もお教えしますね。
パイ生地を作る
材料
- 薄力粉…120g
- 無塩バター…60g
- 全卵…25g
- 冷水…25g
- 砂糖…5g
- 塩…1g
下準備
- バターを1cm角程度に細かく切り、冷蔵庫で冷やしておく。
- 全卵と冷水をあらかじめ混ぜておく。
作り方
- 薄力粉をボウルにふるい入れ、砂糖と塩を入れて軽く混ぜ合わせる。
冷えたバターを入れ、カードで細かく刻む。目安はバターが小豆大になるくらいまで。
- 指でバターをつまむようにしてすりつぶす。
手のひらですり合わせ、バターをさらに細かくする。
- 卵と冷水を混ぜ合わせたものを加え、カードで刻むようにしながら混ぜ合わせる。
- 手で生地を押さえるようにしながらまとめる。
ある程度まとまってきたら、半分に折り畳んで手で押さえる作業を繰り返してまとめていく。
- ひとまとまりになったらラップをし、冷蔵庫で1時間以上寝かせる。
*この状態で、3日間ほど冷蔵保存が可能です。
フードプロセッサーをお持ちなら、パイ生地作りはもっと簡単。レシピページで工程を解説しています。
包あん・焼成
材料
- 粒あん…240g
粒あんはお好みのものをご用意ください。
今回はnyontaさんのコッタコラム「おいしい粒あんの炊き方をお教えします」を参考に、自家製あんこを用意しました。
自分で作ると甘みを抑えたり、砂糖の種類によって好みの味にできたりするのでおすすめです。もちろん市販の粒あんでもOK。
やわらかすぎるあんこだと包みにくいので、手で丸められる程度のかたさのものが◎
作り方
- 粒あんを30gずつに丸めておく。
- パイ生地を8等分にする。
- 軽く丸めた生地を打ち粉をした台の上にのせ、めん棒で直径約10cmにのばす。
*周りの生地を少し薄めにしておくと包みやすく、底になる生地が厚くなりすぎません。
- 生地の真ん中に粒あんをのせる。
上下の生地を真ん中でしっかりとめた後、ひだを寄せながら包む。
ここがポイント
きちんととじないと、焼いている途中で底からあんこが出てきてしまうのでしっかりととじましょう。
- とじ目を下にして形を整える。上から軽く押して平らにする。
- オーブンシート(またはシルパット)を敷いた天板にのせる。
ツヤ出しのために、卵液(分量外)をハケで薄く塗る。
ここがポイント
あまりツヤツヤにしたくないので、ハケで1回薄く塗るだけで大丈夫。
卵液は塗らなくても良いですが、塗ると少し照りが出ておいしそうに仕上がります。
- 190℃に予熱したオーブンで20分間焼く。
- 出来上がり。
アレンジ:さつまいもあん
材料
- さつまいも(皮をむいて)…120g
- 白あん…120g
作り方
- さつまいは皮をむいて輪切りにし、水にさらしてアクを取る。
鍋にさつまいもと水を入れてゆでる。 - さつまいもがやわらかくなったらボウルに取り出し、マッシャーなどでつぶす。
- 白あんを加えて混ぜる。
*水分が足りないようなら、水を少し足して。さつまいもと白あんの種類によって甘さが異なるので、砂糖を足すなど調整する場合は味を見てここで。
- 30gずつ丸める。
- 粒あんと同じようにパイ生地で包み、オーブンで焼いたら出来上がり。
白あんを使うことで和菓子らしさがありつつ、さつまいもの味もしっかりと感じられてパイ生地とよく合います。
「パイ饅頭」の詳しいレシピページはこちら。
パイまんじゅうの日持ちは?
焼きたてはパイがサクサクしておいしく、翌日は少ししっとりしたパイとあんこがなじんで◎
日持ちは、常温で2~3日間。
食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。
一つずつラップで包んでからフリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。食べるときに自然解凍してください。
動画でおさらい
手作りのパイまんじゅうを楽しんで♪
見た目は素朴ですが、バター香るパイ生地とあんこの組み合わせは飽きのこないおいしさ。
洋菓子と和菓子が合わさったスイーツは、緑茶にもコーヒーにも合います。
手作りのパイまんじゅうで、ほっこりおやつタイムを楽しみませんか?