お菓子作りに米粉を使おう!
米粉、使ったことはありますか?
お菓子作りには小麦粉を使うことが多いですよね。
米粉といったら和菓子を想像してしまいますが、製菓に適した米粉を使えば、洋菓子にも小麦粉と同じように使えます!
今回は、製菓用の米粉「リ・ファリーヌ」を使った、おいしいお菓子レシピをご紹介していきます。
米粉の分類
米粉は大きく分類すると、2種類あります。
- 白玉粉や道明寺粉などの「もち米」ベースの米粉。
- 上新粉、リ・ファリーヌなどの「うるち米」ベースの米粉。
どちらも米粉に変わりないのですが、小麦粉と同じように使うのであれば、うるち米ベースの米粉を使います。
もち米ベースの米粉は、主に和菓子に使われます。
米粉の特徴
米粉の原材料はその名の通り「米」なので、吸水性がとても高いです。
水分を含むとモチモチとした食感になり、逆に水分を飛ばすとホロッとした食感に仕上がります。
小麦粉から米粉に置き換える場合は、小麦粉で作るレシピよりも、水分はやや多めにして作るのがおすすめです。
また、粒子が非常に細かいのでふるわなくてもダマにならず、グルテンも含まれていないので混ぜすぎても生地に粘りが出ません。
作るお菓子によって、「もちもち」・「ホロッ」とした食感に変化するのが米粉の面白いところ。
もちもち♪米粉のマーブルいちご蒸しパンのレシピ
材料(6個分)
- 卵…1個
- 砂糖…30g
- 牛乳…80g
- 植物油…30g
- リ・ファリーヌ…90g
- ベーキングパウダー…5g
- いちごパウダー…5g
下準備
リ・ファリーヌとベーキングパウダーは、合わせてふるっておく。
作り方
- ボウルに卵と砂糖を入れ、ホイッパーでよく混ぜる。そこへ牛乳と植物油も加え、混ぜる。
- 合わせてふるったリ・ファリーヌとベーキングパウダーを加え、混ぜる。
- 別のボウルに生地を60g取り分け、いちごパウダーを加えてよく混ぜる。
- プリンカップ等にグラシン紙を敷き、プレーンの生地を6等分に流し込む。
続けていちごの生地も6等分に流し込み、つまようじなどでクルクルとかき混ぜ、マーブル模様にする。 - 蒸し器で約13分間蒸す。
- 蒸しあがったら出来上がり!
米粉100%で作る蒸しパンは、もちもちホワホワ。米粉は保湿性も高いので、次の日になってもかたくならず、ふんわりやわらかいままです。
いちごパウダー以外にも、色々なフレーバーをつけて楽しめます。
蒸しパンは、おやつの他にも軽食や朝食にもぴったり。なおかつ簡単にできるので、米粉を気軽に楽しみたい方にはおすすめのレシピです!
サクホロッ♪米粉のメープルブールドネージュ
材料(約20個分)
- 無塩バター…40g
- 粉糖…20g
- 塩…ひとつまみ
- アーモンドプードル…15g
- リ・ファリーヌ…50g
- メープルシュガーパウダー…適量
下準備
無塩バターは常温に戻し、やわらかくしておく。
作り方
- ボウルにやわらかくした無塩バターを入れ、粉糖と塩も加え、ゴムベラでなめらかになるまで混ぜる。
- そこへアーモンドプードル、リ・ファリーヌの順に加え、一つにまとまるまで混ぜる。
- 生地を20等分にして丸め、シルパンの上に乗せて160℃のオーブンで約25分間焼く。
- 焼けたら、粗熱を取る。
まだほんのり温かい状態のうちに、メープルシュガーパウダーを入れたポリ袋の中に入れ、全体にまぶしたら出来上がり!
*米粉は吸水性が高いので最初はまとまりづらいですが、ゴムベラで生地をボウルに押し付けるようにして混ぜると、必ずまとまります。かたいからと水分を足したりしないでくださいね。
*完全に冷めてしまうと、メープルシュガーパウダーのつきが悪くなります。
粒子が細かく、グルテンの含まれていない米粉を使ったクッキーは、サクホロッと口の中で溶けていくような食感です。
小麦粉で作るクッキーとはまた違ったおいしさがあります。
米粉のロールケーキは弾力があって巻きやすい!
ロールケーキの生地に米粉を使うと、ふんわりしながらも、もちっとした食感が加わり、弾力が出るので割れずに巻きやすいです。
もちふわのロールケーキもおいしいですよ。
「米粉のもちふわチョコロールケーキ」の詳しいレシピはこちら。
米粉をもっと使いこなそう!
和菓子以外にも色々なお菓子に使える米粉。
粉砕技術が上がり、小麦粉と遜色なく使えるほどおいしい米粉が気軽に手に入るようになりました。
日本人の主食、「米」を使った米粉で楽しくお菓子作りしてみてくださいね。