あると便利!パレットナイフ
お菓子作りの道具の中で出番が多いものの一つ、パレットナイフ。
とにかく便利なこの道具。
でも、「パレットナイフってどんなもの?」「どんなときに使える?」「どんな風に使う?」などなど、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、パレットナイフについて詳しく解説したいと思います。
パレットナイフとは
パレットナイフとは、ケーキにクリームなどを塗る作業に用いる道具。
パレットナイフと聞くと、スポンジケーキに生クリームを塗るときに、回転台と一緒に使うアレね!というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
ご家庭でも使われる方が多いのは、画像のフラットタイプかと思います。
パレットナイフには、他にもL字のアングルパレットや、三角パレットなどがあります。
これらのパレットナイフは、形状に応じてそれぞれ活躍する用途が異なります。
L字は平らなところに生地やクリームを塗り広げる際、持ち手が高い位置にあることによって邪魔にならず作業がしやすくなります。
三角パレットは、幅が広いのでタルトの移動など、しっかり支えたいときにも重宝。大理石や作業台の上でペーストのダマをすりつぶしてなめらかにしたり、かたいものを練ったりするときにも◎
パレットナイフの選び方
パレットナイフは、長さや幅、柄の素材、へら部分のかたさなど、さまざまな種類があります。
特にナッペなどに使うフラットタイプは、ご自分にあったものを選ぶのが大事。
選ぶ際のポイントをお教えします。
ポイント1.よく作るケーキの大きさに応じて選ぶ
作るケーキに対して短すぎたり幅が狭かったりすると、クリームを塗り広げるのに時間がかかってしまいます。ならすときも回数が必要になるので、クリームを触り過ぎる原因に。
逆に、大きすぎてもケーキから手が離れるので、これもまた感覚が掴みづらくなります。
大は小を兼ねる…部分もありますが、やりづらさはあるので、いつもよく作るケーキの大きさに応じてサイズを選ぶようにしましょう。
ポイント2.適度にしなるものを選ぶ
大きさだけでなく、へら部分が適度にしなることも大切です。
先端の感覚が手に伝わることが重要なので、かたすぎるものでは扱いづらいのです。
ポイント3.できれば、実際触ってみる
パレットナイフには、先端の太さや持ち手、かたさの違いがありますが、どれが使いやすいかは使い手によって異なります。
実際に見て触って選べると、一番良いとは思います。
おすすめパレットナイフ・孝之シリーズ
「孝行ステンレスパレットナイフ」はプロも愛用するメーカー品の一つ。初心者の方にも使いやすく、コストパフォーマンスの非常に良い商品です。
画像の「No.7」は、へら部分の長さ(刃渡り)が18cm。
直径15~18cmくらいのケーキを作ることが多いご家庭で使うのには、最適なサイズだと思います。
孝行ステンレスパレットナイフはサイズ展開が豊富なので、プティガトー用に小さなもの、大きなサイズを作ることが多いからもう少し大きめのもの…と、欲しいサイズが選びやすいのも魅力。
パレットナイフの基本の持ち方
パレットナイフを上手に扱うには、持ち方も大切。力加減や傾きを調整するためには、へら部分の感覚をしっかり感じ取る必要があるからです。
基本は、親指と中指でへら部分と柄の部分の境目辺りを軽くつまみ、人差し指をへらの部分に添えるのがコツ。この人差し指で先端の感覚を感じ取ります。
横から、そして裏からも見ていただくとわかると思いますが、ぎゅっと握り込むことはしません。
握り込んでしまうと、感覚が伝わりにくく、スムーズに動かしづらくなります。
パレットナイフはこんなに使える!
パレットナイフはいろんな場面で大活躍!どんな場面で使用するか、いくつか例を挙げてご紹介します。
クリームや生地を塗り広げる
型に流したムースや生地の表面をすり切る
ジャムやナパージュ、グラサージュ、チョコレートを塗り広げる
お菓子やクッキー生地などを移動する
他にも、チョコレートの飾りを作ったり、オーブンペーパーから生地を剥がしとったり、まだまだいろいろな場面で使えます。
まずフラットタイプから。パレットナイフでお菓子作りをもっと便利に!
お菓子作りのさまざまな工程で使用するパレットナイフ。
なくてもなんとかできるかもしれませんが、まずはフラットタイプを1本持っていると、とても便利です。
使い始めると、手放せなくなると思いますよ♪
欲しいと思っていたけどまだ持ってないという方は、コラムを参考に、ぜひ検討してみてくださいね。