お菓子は食べたい!でもカロリーが気になる方必見!
甘くておいしいお菓子は、身も心も満たされますよね。
でも、「カロリーがちょっぴり気になる」「ダイエット中だけど甘い物が食べたい」なんて思うこと、ありませんか?
そんなときに使ってみてほしいのが、味の素「パルスイート」。
今回は「パルスイート」が砂糖の代わりに使えるのか、スポンジケーキを焼いてみて検証!
「パルスイート」で作るおいしいショートケーキのレシピもご紹介します。
おいしい甘さでカロリーコントロール♪味の素「パルスイート」とは
「パルスイート」とは、砂糖に近いまろやかな甘さの低カロリー甘味料。
砂糖よりも甘味が強いので、少量の使用で甘さが出せるのが特徴です。
主な甘さは、野菜や果物にも含まれるアミノ酸からできたアスパルテームによるもの。粉末還元麦芽糖水あめなどを使用し、カロリーが低く糖類ゼロにもかかわらず、砂糖に近い味わいになっています。
「パルスイート」の使用量目安は?
砂糖と同じ甘さにするための使用量目安は、砂糖の約1/4量(かさ換算で1/3の量)。
同じ甘さなのに、カロリーは90%オフ・糖類ゼロと、ダイエット中のおやつやヘルシーなお菓子作りにぴったりなんです。
「パルスイート」で作るお菓子がおいしい理由
「パルスイート」には、カロリーオフできるだけでなく、お菓子がおいしくなる理由があります。
それは、フルーツや乳製品などの風味やコクを引き立てるエンハンス効果。
フルーツの中では、ベリー系・かんきつ系・ピーチ・りんごなどの風味がアップ。甘酸っぱいフルーツが合います◎
乳製品に加えると、よりコクを感じることができます。
フルーツも乳製品もお菓子作りには欠かせない素材なので、「パルスイート」を使うことでおいしさが引き立つのはうれしいですよね!
砂糖の代わりに使える?スポンジケーキを焼いてみた!
お菓子作りにおいて、砂糖を加える理由をご存じでしょうか。
この点を、まず簡単に説明しますね。
砂糖を加える理由は、お菓子に甘味を付けることはもちろんですが、その他にも、
- 卵の起泡性を安定させる
- 生地の保水性を高める
- 焼き色を付きやすくする
- 防腐性を高める
などさまざまな理由が挙げられます。
スポンジケーキは卵を泡立てて作る、ふわっとやわらかい焼き菓子。起泡性においても保水性においても、味や食感の観点から見て砂糖は欠かせない材料の一つなのです。
その重要な役割を果たす砂糖の代わりに、「パルスイート」を使ってみたらどのような結果になるのでしょう。
「パルスイート」が砂糖の代わりに使えるのか、実際にスポンジケーキを焼いて検証していきます。
スポンジケーキの比較条件
以下の3パターンでスポンジケーキを作り、作業工程や出来上がりの状態などを比較します。
- グラニュー糖のみ
- 「パルスイート」のみ
- グラニュー糖+「パルスイート」
比較のために、グラニュー糖と「パルスイート」以外の材料の分量は変えません。
また、共立てだと膨らみが鈍くなるので、今回は別立てで検証していきます。
基本配合(15cm丸型1台分)
- 卵黄…32g
- 卵白…84g
- グラニュー糖(※)…80g
- 薄力粉…70g
- 牛乳…25g
- 無塩バター…18g
※「パルスイート」のみのスポンジケーキは、グラニュー糖を「パルスイート」20gに置き換え。
※グラニュー糖+「パルスイート」のスポンジケーキは、グラニュー糖40gと「パルスイート」10gに置き換え。
メレンゲの泡立ち具合
グラニュー糖のみ
- きめ細かく安定した気泡。
- 密度が高く粘りがある感じ。
「パルスイート」のみ
- しっかり泡立つが、ややボソボソした気泡。
グラニュー糖+「パルスイート」
- きめ細かく安定した気泡。
- グラニュー糖のみより、やや軽めの仕上がり。
泡立てにかかる時間はどれもほぼ変わりませんでした。
生地の出来上がり具合
グラニュー糖のみ
- 流れるように落ちてリボン状に重なる。
「パルスイート」のみ
- 流動性が少なく、ポッテリとしている。
グラニュー糖+「パルスイート」
- 流れるように落ちてリボン状に重なる。
- グラニュー糖のみとほぼ変わらない。
焼成後の見た目
- 横一列に並べてみると、一番高さがあるのはグラニュー糖のみのもの。
- 焼き色の違いはわずかな差。ややグラニュー糖のみのものが色付きよく見える。
断面・食感・味
グラニュー糖のみ
- きめも整っていて大きな気泡もなく、ふんわりやわらか。
- しっとりした口当たり。
「パルスイート」のみ
- 大きな気泡がたくさんあり、みっちり詰まった感じ。
- 弾力があり、ややパサパサした食感。
- グラニュー糖のみのものよりすっきりとした甘さ。
「パルスイート」+グラニュー糖
- やや気泡が目立ち、底のほうが少し詰まっている。
- 弾力・食感は他2種類の中間くらい。
- 甘さはグラニュー糖のみのものと同じくらい感じる。
カロリー
- グラニュー糖のみのものは15cm1台分で848kcal。
- 「パルスイート」のみのものは15cm1台分で562kcalと、グラニュー糖のみのものと比べて280kcalほど低い。
- グラニュー糖+「パルスイート」のものも15cm1台分で705kcalと、グラニュー糖のみのものと比べると140kcalほど低い。
まとめ
今回の検証では、比較のために砂糖部分の配合のみを変え、 他は全て同じ分量で作っています。
ここを「パルスイート」で上手にできるレシピに調整すれば、高さや食感など、砂糖を使ったものにより近づけることができます。
この後、「パルスイート」のみでふっくらおいしく作れるショートケーキのレシピをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
また、「パルスイート」と砂糖をブレンドする使い方が有効だとわかったことも、使い勝手を広げる役に立ちそうです。
簡単な置き換えで、味や見た目が砂糖のみで作ったものに近く、カロリーを下げられるのは大きなメリット。ちょっとヘルシーにしたいときなどにおすすめの方法です。
お菓子作りで「パルスイート」を使う際の注意点
「パルスイート」をお菓子作りに使う際は、注意点が二つあります。
1.砂糖と比べて焼き色が付きにくい
「パルスイート」は、砂糖と違ってメイラード反応が起きません。
そのため、焼き色が付きにくいという特徴があります。
焼き色が薄く見えるからと加熱を続けると火が通り過ぎ、水分が飛んで食感や味に影響が出てしまうことがあるので、注意が必要です。
2.卵と一緒に使うと甘さを感じにくい
「パルスイート」は、卵と一緒に使ったり、焼き菓子などに使用したりすると、甘味が減少する場合があります。
実際にスポンジケーキを作ってみたところ、グラニュー糖で作ったものよりすっきりした甘さに仕上がりました。
卵と合わせるときや焼き菓子に使用する場合は、砂糖のかさの2/3(重さでは1/2)を目安に、好みの甘さになるよう調整するのがおすすめです。
カロリーオフ!フルーツショートケーキのレシピ(15cm1台分)
スポンジケーキ・シロップ・クリーム、全てのパーツに砂糖は使わず、甘さは「パルスイート」のみ。
「パルスイート」の特徴でもあるエンハンス効果をいかして作る、甘酸っぱいフルーツと生クリームがたっぷりのフルーツショートケーキのレシピをご紹介します。
砂糖に比べてカロリーオフがかなうのはもちろん、おいしく食べられるよう仕上げています。
「フルーツショートケーキ」の詳しいレシピページはこちら。
15cmのショートケーキ1台分で、2,181kcal(デコレーション用食材は含みません)。
砂糖使用時と比べ、カロリーを606kcalダウンさせることができます。
おいしさそのままカロリーオフ!「パルスイート」を使いこなそう
砂糖と置き換えるだけでカロリーが減らせて、しっかり甘い「パルスイート」。
日常の料理やお菓子作りで使用する際には、「パルスイート」の特徴をしっかり理解した上で使えば、いつものレシピがおいしくヘルシーに仕上がります。
「パルスイート」は、カロリーや糖類が気になる方におすすめの食材の一つです。
日々の暮らしにぜひ取り入れてみてくださいね。