卵黄消費レシピで悩みを解決!
お菓子作りをしていると「卵白」が余るといわれているのをよく見かけますよね。でも意外と「卵黄」が余って困るときがありませんか?
私は以前マカロン作りにはまり、大量に卵黄が余った経験があります。
今回のコラムでは、卵黄消費に役立つ簡単レシピを2つご紹介します!
サクサクの食感がたまらない型抜きクッキーと、濃厚な味わいのキャラメルマーブルアイス。
どちらも卵黄のみを使うからこそのコクが味わえる、おいしいお菓子です。
卵黄が余っているときにぜひ活用してください♪
卵黄1個で作る「2種の型抜きクッキー」レシピ
基本となるひとつの生地から、プレーンとココアのクッキーを作ります。
人気のクッキーは、おやつやプレゼントに喜ばれること間違いなし!
材料(12枚分)
- 卵黄…1個(約18g)
- 無塩バター…60g
- 粉糖…45g
- 塩…0.5g
- 薄力粉…110g
- アーモンドプードル…20g
- ココアパウダー…5g
下準備
- バターを常温に戻してやわらかくしておく。
- 薄力粉とアーモンドプードルをあわせてふるっておく。
- ココアパウダーをふるっておく。
作り方
- ボウルにバターを入れてゴムベラでなめらかにし、粉糖と塩を加えてよく混ぜます。白っぽくなったら卵黄を加えてなめらかになるまで混ぜます。
- 薄力粉とアーモンドプードルを入れて最初は切るように混ぜ、ポロポロとまとまってきたらボウルの底にすりつけるようにしてなめらかになるまで混ぜます。
- 生地を半分に分け(1個当たり約126g)、プレーン生地はラップで包みます。
生地が入ったボウルにココアパウダーを入れ、なめらかになるまで混ぜます。
- ココア生地もラップに包みます。プレーン生地もココア生地も1cm厚にのばして冷蔵庫で休ませます。
*3時間以上休ませたほうがサクッとした食感に仕上がります。時間があればひと晩休ませても◎
- ラップから出してオーブンシートではさみ、麺棒で生地全体を押してやわらかくしてから3mm厚にのばします。
*生地がやわらかくなっていたら、型抜き前に冷蔵庫に入れて冷やすと作業がしやすくなるのでおすすめです。
- お好みのクッキー型に薄力粉をまぶして生地を抜き、シルパンを敷いた天板に並べます。
冷蔵庫に入れて冷やしている間に、オーブンを170℃に予熱します。
*焼く直前にもしっかりと冷やすことで、生地がだれずにくっきりとした仕上がりに。
- 170℃のオーブンで約12分間焼いて完成です。
*焼き時間はあくまで目安。オーブンによっても変わるので様子を見て焼き上げましょう。途中で反転させると均一な焼き色になります。
「ひとつの生地で!2種の型抜きクッキー」の詳しいレシピページはこちら。
卵黄2個で作る「キャラメルマーブルアイス」レシピ
マーブル柄が楽しめる、バニラとキャラメルのアイスクリームです。
途中で混ぜる必要のない手軽なスイーツは、パーティなどのデザートにもぴったり!
材料(21cm角バット1台分)
- 卵黄…2個(約34g)
- グラニュー糖…30g
- バニラビーンズペースト…小さじ1/3
- 生クリーム(乳脂肪分42%)…200ml
- グラニュー糖(★)…20g
- 水(★)…小さじ1
下準備
- 分量の生クリームから、大さじ2(30ml)を取り分けておく。
作り方
- 鍋に★を入れて中火で加熱し、たまにゆすりながら全体を焦げ茶色にします。
火を止めて取り分けておいた生クリーム大さじ2を加えて混ぜ、冷ましておきます。
- ボウルに生クリームを入れて7分立てにします。
*ツノは立たず、すくうとタラっと落ちるくらいのかたさが目安です。
- 別のボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、ハンドミキサーでふわっとするまで泡立てます。
*垂らした生地がしばらく残るかたさがベスト。
- 3に生クリームをひとすくい加えてよく混ぜ、生クリームのボウルに戻して全体を混ぜ合わせます。
- バットに入れて表面をならし、1を全体に垂らします。
- つまようじを使ってマーブル模様にし、フタやラップをかけて冷凍庫で4時間以上冷やし固めて完成です。
「濃厚❢キャラメルマーブルアイス」の詳しいレシピページはこちら。
余った卵黄は冷凍保存できる?
余った卵白を冷凍保存しているという方は多いと思いますが、卵黄はどうなのでしょう?
cottaで探してみると、「凍結卵黄」というものが販売されていました。見てみたところ、全て加糖されたタイプのようです。
そこで今回は下記2パターンで比較してみました。
- ほぐした卵黄をラップに包んで冷凍する
- 卵黄の重さの20%のグラニュー糖を混ぜ、ラップに包んで冷凍する
砂糖なしの卵黄に比べ、砂糖ありの卵黄は少し淡い色味になっています。
ひと晩冷凍庫で冷やし、室温に戻して解凍したところ全く違った結果になりました。
砂糖なしで冷凍した卵黄は、ねっとりとした感触で口に入れても残り、とてもお菓子作りには使えない状態。
砂糖ありで冷凍した卵黄は、冷凍前と同じくサラサラとしていて味にも変化はありませんでした。
使い切れない卵黄を冷凍保存したい場合は、必ず砂糖を加えましょう。
お菓子作りに使用する際には、卵黄に加えたぶんの砂糖を差し引くことを忘れずに!
卵黄の使いみちはたくさん!いろいろなお菓子を作ってみて
卵黄はお菓子作りの強い味方。ご紹介したお菓子以外にも、プリンやカスタードクリーム、スイートポテトなどいろいろ使えます。
使い切れないときは砂糖を加えて冷凍すれば、卵黄だけ使いたいときに大活躍してくれますよ。
今回のコラムを参考に、無駄なく使い切ってくださいね。