マフィン型でミニサイズのヴィクトリアケーキを作ろう!
イギリスで日本のショートケーキに匹敵するくらいの人気をもつヴィクトリアケーキ。
焼きたては、外側がサクッと中はしっとり。バターたっぷりの生地はジャムやクリームとの相性抜群です。
今回はマフィン型を使って作るミニサイズのヴィクトリアケーキのレシピをご紹介します。
基本のシンプルな仕上げから、華やかなアレンジ方法までお教えしちゃいますよ!
ヴィクトリアケーキとは
ヴィクトリアケーキとは、19世紀のイギリスで誕生したスポンジ生地にジャムを挟んだ素朴な味わいのお菓子。
名前の通り、ヴィクトリア女王に由来するスイーツとして有名で、夫を亡くした女王のために開かれたお茶会で、女王が気に入ったことから名付けられたといわれています。
生地の基本的な材料は、バター・砂糖・卵・薄力粉。パウンドケーキと同じ作り方をする重ためのケーキです。
「ヴィクトリアサンドイッチ」とも呼ばれており、間にラズベリージャムをサンドして粉砂糖を振りかけるのが基本のスタイル。
ジャムの種類を変えたり、バタークリームや生クリーム・フルーツなどを追加したりするアレンジも人気です。
マフィン型で焼く、基本のヴィクトリアケーキのレシピ(6個分)
ジャムと粉砂糖でシンプルに仕上げるレシピ。
いちごジャムやラズベリージャムなど、お気に入りのものをご用意ください。
生地を作る
材料
- 無塩バター…90g
- グラニュー糖…90g
- 全卵…90g
- 薄力粉…90g
下準備
- マフィン型にオイルスプレーを塗る。
- オーブンを180℃に予熱する。
- 薄力粉をふるう。
- バターと卵を常温にする。
作り方
- ボウルにやわらかくしたバターを入れ、グラニュー糖を加えたらハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜる。
- 溶き卵を数回に分けて加え、混ぜる。
- ふるった薄力粉を加えてゴムベラで混ぜる。
- 型に生地を流したら台に打ちつけて空気を抜き、表面をならす。
- 180℃に予熱したオーブンで17分間焼く。
- 焼き上がったらすぐに型から取り出し、ケーキクーラーなどにのせて冷ます。
仕上げる
材料
- 好きなジャム…適量
- 粉砂糖…適量
作り方
- 生地を半分にスライスする。
- ジャムをサンドする。
- 粉砂糖を振りかけたら完成。
アレンジ提案
クリームやフルーツをトッピングすればアレンジも自在!
マフィン型なら一度に6個できるので、ひとつずつデコレーションを変えて華やかに仕上げるなんてこともできちゃいます。
材料
- クリームチーズ…25g
- グラニュー糖…13g
- 生クリーム…100g
- ジャムやレモンカードなど…適量
- フルーツやハーブなど…適量
- 粉砂糖…適量
作り方
- クリームチーズとグラニュー糖を混ぜる。
- 生クリームを加え、ツノが立つまでしっかり泡立てる。
- 半分にスライスした生地にクリームを塗り、ジャムをのせる。
- 生地をかぶせたらクリームとジャムをのせ、フルーツを飾る。
- ハーブや粉砂糖を飾ったら完成!
レシピのポイント
材料を混ぜていくだけと簡単な生地ですが、分離に気をつけることが重要なポイント。
バターに卵を混ぜたときに粒々になっているのは、油分と水分が分離した状態。
画像左が分離した生地で、右がきれいに混ざって乳化した生地です。
分離した生地を焼くと油っぽく膨らみが悪くなってしまうので、必ず乳化させましょう。
分離させないためにまず大事なことは、バターをやわらかい状態にしてから作業すること。ゴムベラで簡単につぶれるくらいまでやわらかくしてくださいね。
また、加える卵が冷たいとバターが冷え固まるため分離しやすくなります。
卵は暖かい室内に置いておき、常温に戻しておくのがコツ!そしてバターに少しずつ入れ、その都度よく混ぜましょう。
使う道具で食感が変わる
この生地は、バターを混ぜる道具によって出来上がりに違いが出ます。
ハンドミキサーやホイッパーを使うと、空気が入ってふんわりした生地に。
木べらやゴムベラを使うと、ぎゅっと締まってずっしりとした食べ応えのある生地になります。
お好みや気分に合わせて道具を変え、食べ比べてみてはいかがでしょう。
大切な人とシェアして楽しむ、小さなケーキはいかが?
マフィン型で小さく作る、ヴィクトリアケーキのレシピをご紹介しました。
マフィン型を使用すると、切り分けなくてもシェアできるので便利♪
一度でさまざまな仕上げ方が楽しめ、アフタヌーンティーのテーブルが賑やかになりますよ。
女王の心をなぐさめたというヴィクトリアケーキ。大切な誰かを元気づけるために贈るのもすてきですね。
ぜひ作ってみてください。
「マフィン型で作るミニヴィクトリアケーキ」の詳しいレシピページはこちら。