小さなエンガディナーを作ろう
今回ご紹介するのは、ミニマフィン型を使ったエンガディナーのレシピ。
エンガディナーは、タルト型やマンケ型で作るのが一般的。でも、デコ型などでも作ることができ、形にとらわれず気軽にチャレンジできるお菓子のひとつなんです。
小さなサイズがかわいい、エンガディナーを作りましょう!
エンガディナーとは
エンガディナーとは、スイスの伝統菓子のひとつ。
サクサクとしたクッキー生地の中に、キャラメルヌガーを絡めた香ばしいくるみを閉じ込めて焼いたリッチなお菓子です。
ミニエンガディナーのレシピ(cottaオリジナルマフィン型12個取1台分)
タルト生地を作る
材料
- 無塩バター…70g
- 砂糖…35g
- 塩…2g
- 全卵…30g
- 薄力粉…80g
- 強力粉…50g
下準備
- バターと卵は常温に戻しておく。
- 薄力粉と強力粉は合わせてふるっておく。
- 型に薄くバター(分量外)を塗り、強力粉(分量外)をはたいて冷蔵庫で冷やしておく。
*卵は30g計量し、残ったものも使うので置いておく。
作り方
- バターをポマード状に練り、そこへ砂糖と塩を加えてすり混ぜる。
- ときほぐした卵を加えてホイッパーでよくすり混ぜ、しっかりと乳化させる。
- ふるっておいた粉類を入れ、ゴムベラで切るように混ぜる。
- 17gずつ量って丸めたら型に入れ、指で押さえつけながら生地を敷き込んでいく。
- 型の縁まで敷き込んだら、乾燥しないようにラップをかけて冷蔵庫に入れておく。
- 残った生地はラップで挟み、3mmの厚さにのばして冷やしておく。
まとまってきたら台に取り出し、手の腹でのばしてフレゼ(生地のキメを整えて均質にする作業)をする。
*3mmのルーラーを使うと◎
くるみのキャラメルヌガーを作る
材料
- くるみ…60g
- グラニュー糖…40g
- 水…大さじ1
- はちみつ…10g
- 生クリーム…40g
下準備
- くるみは170℃のオーブンで5分間程度、軽めにローストしておく。
作り方
- ローストしておいたくるみを刻む。
- 手鍋にグラニュー糖と水を入れ、鍋を揺すりながら茶色くなるまで煮詰める。
- 2が全体にうっすら茶色く色付きはじめたタイミングで、別の鍋に入れた生クリームとはちみつを沸騰寸前まで温める。
- 2がしっかり茶色くなったら、3を入れて手早く混ぜる。
刻んだくるみを加え、全体にキャラメルを絡めたら火を止めて冷ましておく。
組み立て・焼成
作り方
- 型を冷蔵庫から取り出し、くるみのキャラメルヌガーを8分目まで入れる。
- 上部の生地を内側へ折り込み、折り込んだ部分に卵を塗る。
- 残りの生地を40mm程度の丸型で抜いて上からかぶせる。
- 冷凍庫に10分間ほど入れて冷やす。
- 180℃に予熱したオーブンを170℃に下げて、約25分間焼成する。
- 小さくてかわいいエンガディナーの出来上がり♪
空気を抜くように押さえつけ、表面に卵を塗る。
表面にもう一度卵を塗ってから、竹串を使って好きな模様を描く。
断面もとってもおいしそう~。
「ミニマフィン型で♪小さなエンガディナー」の詳しいレシピページはこちら。
ミニエンガディナーをきれいに作る2つのポイント
工程が多く型も小さいため、通常のエンガディナーよりも配慮すべき点があります。
ポイント1.生地を冷やさず型に敷き込む
通常は冷やした生地を型に敷き込みます。でもマフィン型は小さいため、冷やした生地をきれいに敷き込むのが困難。
冷やした生地だと側面に空気が入りやすかったり、割れて扱い辛かったりするため、やわらかい生地を押し付けるように敷き込んでいきましょう。
ポイント2.くるみは小さく刻む
ミニマフィン型で作るエンガディナーは、ひとつの型に入るキャラメルヌガーの容量が少なくなります。そのため、大きなくるみでは、ボコボコと出っ張ってしまい、美しく仕上がらないので注意。
くるみは細かく、でも食感は残るように適度な大きさになるよう刻みましょう。
ミニサイズでかわいく楽しむエンガディナー
ミニマフィン型で作る小さなエンガディナーのレシピ、いかがでしたか?
大きな型で作るエンガディナーも素敵ですが、小さなサイズのエンガディナーもかわいらしいですね!
ぜひ作ってみてくださいね♪