人気のパン・オ・ショコラを手作りしよう
パン屋さんでクロワッサンの横に並んでいるのを見かけるパン・オ・ショコラ。
長方形の生地の中心に入っているチョコレートがおいしい菓子パンです。
パリパリのクロワッサン生地に甘いチョコレート。絶対間違いない組み合わせ。
今回はパン・オ・ショコラのレシピをご紹介します。
パン・オ・ショコラとは
パン・オ・ショコラとは、クロワッサン生地にチョコレートを包んで焼き上げたフランス発祥の菓子パン。
フランスでは朝食やおやつに出されることが多く、温かい状態で食べるのが定番なんだそう。
サクサクの生地を楽しむための工夫ですね。
贅沢パン・オ・ショコラのレシピ(6個分)
今回は、1つの生地にバトンショコラを3本使い、贅沢に仕上げました。
折り込み作業が3回あって少し大変ですが、本格的な味わいが楽しめます。
シートバターを作る
材料
- 無塩バター…110g
作り方
- バターを中心にし、15×17cmの長方形になるようにクッキングシートを畳む。
- クッキングシートの上からめん棒を当て、クッキングシートの大きさにバターを広げる。
- シートバターの出来上がり。
出来上がったら冷蔵庫で冷やしておく。
生地を作って仕上げる
材料
- 準強力粉…200g
- ドライイースト…3g
- 塩…4g
- 砂糖…15g
- 全卵…25g
- 牛乳…30g
- 水…65g
- 無塩バター…8g
- バトンショコラ…18本
下準備
- 照り卵用の全卵(分量外)をほぐしておく。
- オーブンを焼成温度より20℃高い温度で予熱しておく。
作り方
- こね機やホームベーカリーにバトンショコラ以外の材料を入れてこねる。
*お使いの機械によってこね時間は違います。調整してください。 - ボウルに移してラップをかけ、室温で40分~1時間一次発酵。
*時間は室温によって前後します。生地が2~3倍の大きさになるまで発酵させましょう。
- 軽く手で押さえて空気を抜き、平らにした生地をバットにのせる。
生地が乾燥しないようビニール袋に入れるかラップをかけ、冷凍庫で5~10分間冷やす。
- 冷凍庫から出した生地をパンマットの上に出し、めん棒で約18×30cm(シートバターが包める大きさ)にのばす。
- 生地がのびたら、用意しておいたシートバターを真ん中に置く。
- 上下の生地で包む。
- 向きを90度変え(輪が左右にくる状態にする)、めん棒で60cmまでのばす。
- 三つ折りにする。【折り込み1回目】
*生地が冷えている状態の方が扱いやすいので、生地が冷えていない場合はこの時点でバットにのせてラップなどをかけ、冷蔵庫または冷凍庫で冷やしてから作業を進める。
- 生地の向きを90度変え(輪が左右にくる状態にする)、めん棒で長さ60cm程度までのばす。
三つ折りにする。【折り込み2回目】
*ここでも、生地が冷えていない場合は冷やしてから次の作業に移る。
- 生地の向きを90度変え(輪が左右にくる状態にする)、めん棒で長さ60cm程度までのばす。
三つ折りにする。【折り込み3回目】
*ここでも、生地が冷えていない場合は冷やしてから次の作業に移る。
- 成形する。
生地を25×30cmにのばす。
- 上下左右の生地をカットし、24×28cmのきれいな長方形にする。
- 4×14cmの大きさの長方形を6枚取る。
- バトンショコラを手前に1本置き、一巻きする。
- 巻き終わりにバトンショコラを1本置く。
- 一巻きして、同じように巻き終わりにバトンショコラを1本置く。
- クルッと巻き込む。
- 全て同じように成形する。
- シルパン(なければオーブンシート)をセットした天板に並べる。
- 28℃に設定した発酵器に入れ、生地が2倍程度の大きさになるまで二次発酵。
*発酵器の温度が高くならないように気をつけてください。
発酵器がない場合は室温に置き、乾燥しないように布巾などをかぶせて発酵させてください。
室温によって時間は異なります。 - 準備しておいた照り卵を、ハケで表面に塗る。
- クープを3本斜めに入れる。または十文字に入れる。
- 焼成。
ガスオーブン、220~230℃で13~14分間。
電気オーブン、220~230℃で14~15分間。*火力はお使いのオーブンによって異なります。時間・温度は調整してください。
- 完成。
「贅沢パン・オ・ショコラ」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
折り込み作業が3回あり、工程が多めのレシピです。
折り込み用のシートバターや生地が冷えた状態で作業を行うと、スムーズに進みます。
少しでも作業効率が上がるよう、ポイントを見ていきましょう。
折り込み用シートバターについて
折り込み用のシートバターを作る際は、常温に戻さず冷蔵庫から出したての冷たいバターで作業するのがコツ。
バターの性質状、一度やわらかくなったバターは冷やしてもすぐにやわらかくなって作業性が悪くなります。
冷たいバターで作り、使うまでは冷蔵庫に入れておきましょう。
生地について
折り込み作業は、生地をまめに冷やしながら行いましょう。
生地を冷やして休ませることでのばしやすくもなります。
冷蔵庫や冷凍庫を利用し、焦らず作業を進めてください。
パリパリ生地とチョコの甘さがたまらない♪
バトンショコラを3本使った贅沢なパン・オ・ショコラ。
パリパリ食感の生地とチョコレートの甘さがたまらない菓子パンです。
出来たてを楽しめるのは手作りならでは。
ぜひ作ってみてください。