夏にぴったり!レモン尽くしの簡単デザート
これから夏本番!暑い日にはさっぱりとしたお菓子が食べたくなりませんか?
今回は、人気のレモンをたっぷりと味わい尽くす、甘酸っぱいレモン寒天のレシピをご紹介。
ざっくり言うとレモンの寒天ゼリーですが、作ってみるとなかなか奥が深い!
寒天の扱い方や砂糖の量に注目です。
レモン寒天のレシピ(12×15cmの流し缶1台分)
レモンの輪切りを閉じ込めた、見た目にも涼しげなおすすめレシピです。
上下の層に分けて作ります。
レモンのはちみつ漬けを作る
材料
- 無農薬レモン…小サイズ(85g前後のもの)半分
- はちみつ…30g
下準備
- レモンはよく洗い、水気を拭き取っておく。
作り方
- レモンを1~2mmの薄切りにする。
- 容器にはちみつを入れ、その上に輪切りレモンをのせ、優しくひっくり返しながらはちみつがレモン全体に絡むようにする。
はちみつに漬けたまま最低6時間、できれば一晩置いておく。
下の層を作る
材料
- 水…250ml
- グラニュー糖…180g
- 粉寒天…3.5g
- レモン汁…20g
- レモンのはちみつ漬け…適量
作り方
- 水・グラニュー糖・粉寒天を手鍋に入れ、火にかけて沸騰させる。
完全に寒天を溶かしたいため、沸騰したまま2分間程度よく混ぜながら加熱する。
- 火から下ろしたらレモン汁を加えて混ぜ、型に流し入れる。
- 寒天液の上にレモンのはちみつ漬けをバランスよく配置して浮かべる。
はちみつ液は後から使うので置いておく。
上の層を作る
材料
- 水…150ml
- グラニュー糖…100g
- 粉寒天…2g
- レモンを漬けたはちみつ液…50g
作り方
- 水・グラニュー糖・粉寒天を手鍋に入れて沸騰させ、しっかり混ぜ溶かす。
火から下ろし、レモンを漬けておいたはちみつ液を入れてよく混ぜる。
- 粗熱が取れたら下の層の上に静かに流し入れ、そのまま常温でゆっくりと固める。
- パレットナイフなどを差し込んでぐるりと一周させ、ゆっくりと空気を入れるように持ち上げて型から取り出す。
- 好みの大きさにカットすれば、完成。
「レモン寒天」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
シンプルな材料でできるレモン寒天。
レモンの輪切りを中に閉じ込めるので、寒天特有の白っぽさをなくし、透明感を出すにはどうすればいいのかを解説します。
レモンを閉じ込めるコツ
下の層がまだ熱い状態で、寒天液が少しも固まっていないまま上の層を流し入れると、レモンが浮いてきてしまいます。
粗熱が取れ、膜が張ったようになったタイミングで上の層をゆっくり流し入れましょう。
竹串などで軽く押してみて抵抗を感じるくらいが目安です。
下の層を固めすぎた場合は?
下の層が完全に固まってから上の層を流し入れた場合、型から取り出すと、下の層と上の層が写真のように分離してしまいます。
下の層の凝固の見極めが難しいときは、多少やわらかくても上の層を流し入れ、竹串などを使ってレモンを下へ沈めるように微調整してみてください。
透明感のある仕上がりにするには?
寒天ゼリーといえば、少し白濁したものをイメージしませんか?
これを透明感のある仕上がりにするためには、たっぷりの砂糖がポイント。
レシピのお砂糖の量に驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、砂糖を多く使用することでゼリーの強度と透明感が増し、ゼリーから水が分離するのも防いでくれます。
下の画像を見ると、透明感の違いは一目瞭然!
このコラムのレシピでは、和菓子ほど甘くはないけれど、透明感は出るギリギリの砂糖の量にしています。
寒天が固まらない!失敗の原因は?
寒天は酸味の強いもの(レモンや果汁100%のジュースなど)と一緒に煮ると、寒天の成分が破壊され、固まらなかったり、どろりとした仕上がりになったりしてしまいます。
下の画像は、初めからレモン果汁を入れて一緒に煮込んだ寒天ゼリー。崩れてしまっていますよね。
酸味の強いものを加えるときは、必ず火を止めてから加え、煮込まないように注意しましょう。
はちみつレモンの絶品スイーツを楽しんで
夏にぴったりの甘酸っぱいレモン寒天のレシピ、いかがでしたか?
クリアで爽やかな見た目は、暑さも忘れさせてくれそう。
ぜひ作ってみてくださいね。