ピーナッツ尽くしで楽しむフロランタン
小さな粒に栄養がギュッと詰まったピーナッツ。
今回のコラムでは、ピーナッツのおいしさを存分に楽しめるフロランタンのレシピをご紹介します。
クッキー生地にもピーナッツを入れたピーナッツ尽くし!マフィン型を使って簡単に作れるレシピです。
美容や健康にもいいといわれているピーナッツの魅力についてもお教えします♪
ピーナッツとは
ピーナッツとは、地面の下で育つマメ科に属する植物。
木になる種実類の総称であるナッツとは違い、ピーナッツはナッツ類ではありません。
ピーナッツというの名前は「ピー(豆)」と「ナッツ(木の実)」という英語に由来しています。日本では「落花生」という名でも親しまれていて、こちらは花が地面に落ちて実が生えるということが名前の由来。
殻に包まれている見た目や味は、豆というよりはナッツというのがしっくりきますよね。
キレイの秘訣!? ピーナッツの栄養素
ピーナッツにはミネラルやビタミン、その他にもいろいろな栄養素がたくさん含まれています。
特にピーナッツの赤い薄皮にはポリフェノールが豊富。抗酸化作用があり、老化を遅らせたり心臓病を予防したりという効果があるといわれています。
そして、注目すべきは美肌や老化防止にも役立つといわれているビタミンEとビオチンのダブル効果。ピーナッツを食べてきれいになれるかもしれないなんてうれしいですよね!
また、アーモンドやくるみと比べてカロリーが低いのも高ポイント!
1日の摂取目安は20粒くらい。
この後ご紹介するピーナッツフロランタンは、1個あたり10粒程度のピーナッツを薄皮ごと使っているので美のお菓子ともいえそう!1日に2個食べたらキレイになれるかもしれませんね♪
海外産のピーナッツは通年を通して手に入りやすく、比較的安価。アーモンドの半値くらいで手に入るものもあるので、使いやすい点も◎
ごろごろピーナッツのフロランタンレシピ(6個分)
ピーナッツ入りの厚めのクッキー生地に、ピーナッツがごろごろのったフロランタン。
マフィン型を使って焼き上げるので、カットの手間もなく簡単です♪
クッキー生地を作る
材料
- ピーナッツ(薄皮付き)…20g
- 薄力粉…85g
- グラニュー糖…40g
- 塩…ひとつまみ
- 無塩バター…50g(サイコロ状にカット)
- 卵…10g
下準備
- マフィン型に油脂を薄く引く。
- オーブンを170℃に予熱しておく。
作り方
- 殻をむいたピーナッツを薄皮ごとフードプロセッサーに入れ、細かく砕く。
- 卵以外の材料を全て入れ、バターが粒状になるまで回す。
*バターは冷蔵庫から出してすぐのものを使用しましょう。
- 卵を入れ、スイッチボタンを1秒間隔くらいで押したり離したりしながら断続運転を行い、そぼろ状になるまで混ぜる。
- 生地を6等分し、マフィン型に入れる。
- 軽く押さえて表面を平らにする。
*強く押しすぎないよう注意!
- 170℃に予熱したオーブンを160℃に下げ、25分間前後焼く。
*うっすら焼き色が付くまで焼けばOK。
ヌガーを作って仕上げる
材料
- 無塩バター…30g
- 水あめ…10g
- はちみつ…10g
- グラニュー糖…30g
- 生クリーム…30g
- ピーナッツ…80g
下準備
- オーブンを170℃に予熱しておく。
作り方
- ピーナッツの殻をむき、薄皮がはがれかけているものは全部取る。
- ピーナッツ以外の材料を鍋に入れ、火にかける。
- 沸騰したら40秒間ほど煮立たせる。
- ピーナッツを入れ、再沸騰させる。うっすら茶色くなったら火を止める。
*混ぜると薄皮がはがれるので、軽く揺する程度にしましょう。
- クッキー生地の入ったマフィン型に、スプーンなどを使って均等に入れる。
*ヌガーは冷めるとかたくなるので、温かいうちに流しましょう。
- 170℃に予熱したオーブンで20分間程度焼く。
- オーブンから出し、熱いうちにはみだしたヌガーをスプーンなどで整える。
- パレットなどを使い、温かいうちに型から取り出せば完成!
「ごろごろピーナッツのフロランタン」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
今回のレシピを、おいしくきれいに仕上げるポイントをお教えします。
薄皮も一緒に使う
薄皮の栄養とほろ苦さが味のアクセントに!
生地にもヌガーにも、一緒に混ぜ込みましょう。
生地は優しく押す
マフィン型にそぼろ状の生地を詰めた後、強く押さないようにしましょう。
ふんわり優しく押さえると、ホロッと解けるような口溶けになります。
混ぜすぎ注意
ヌガーにピーナッツを合わせる際にぐるぐる混ぜてしまうと、薄皮がピーナッツからはがれ、見た目も舌触りも悪くなってしまいます。
あまり触らず、鍋を揺する程度にするのがおすすめ。混ぜる場合もそっと混ぜましょう。
温かいうちに作業する
ヌガーは冷めるとかたくなってしまうので、温かいうちに素早く型に流しましょう。
やけどに注意してくださいね。
縁を整える
焼き上がったらすぐに縁を整えると、仕上がりがきれいに。
このひと手間で見栄えがグッとよくなります。
温かいうちに型から出す
冷めると型から取り出しにくくなるので、温かいうちに出しましょう。タイミングは、上部のピーナッツが動かなくなったら。
取り出しにくい場合は型ごとオーブンで少し温め、全体を動かすようにして外してください。
隙間にパレットやスプーンなどを差し込んで外すのも〇(型に傷が付かないようにご注意を)
心配な場合は、型にベーキングシートを敷くのがおすすめです。
魅力たっぷりのピーナッツでお菓子作り
今回は、おいしくてうれしい効果のあるピーナッツを使ったフロランタンのレシピをご紹介しました。
ピーナッツはそのまま食べるだけでなく、お菓子作りにも活用できる食材です。
日々の生活にピーナッツを取り入れてみませんか。