華やかな断面のアイスデザート
カッサータはイタリアのシチリア島の冷たいデザート。
チーズが入ったクリームに、たっぷりのナッツとフルーツを入れて冷やし固めたカッサータ。
断面が華やかで、食べるときはスライスするだけなのでおもてなしの食後のデザートにぴったりです。
本来はリコッタチーズを使いますが手に入りやすいクリームチーズで作りました。
とても簡単なレシピなので、ぜひトライしてみてください。
カッサータの作り方(178×87×60mmのパウンド型1本分)
お祝い事で食べられるケーキのようなカッサータもありますが、今回はセミフレッドのようなタイプを作ってみましょう。
ナッツの準備をする
ナッツはぜひ生のものを用意して、使う直前にローストしてください。
ローストしたてのナッツは、香ばしい風味とカリッとした食感が楽しめます。
材料
- 生アーモンド…50g
- ヘーゼルナッツ…20g
- ピスタチオ…30g
作り方
- 天板にナッツをひろげて150℃に設定したオーブンで15分ほどから焼きします。
- 粗く刻む。
*香ばしい香りがしてきたらOKのサイン。
ドライフルーツの準備をする
材料
- カレンズ…30g
- オレンジピール…30g
- お好みの洋酒(今回はラム酒)…大さじ2
作り方
カレンズとオレンジピールを洋酒に浸す。
ドライフルーツにはオイルコーティングされているものがあります。
パッケージに記載してある「原材料名」の欄をチェックしてみてください。そこに植物油脂と書かれているものはオイルコーティングされているタイプのドライフルーツです。
オイルコーティングされているままだと洋酒が浸透しにくいので、さっと熱湯をかけましょう。
その後、キッチンペーパーなどで水分をしっかり拭き取り、洋酒に浸します。
仕上げ
材料
- クリームチーズ…200g
- グラニュー糖…50g
- 生クリーム(乳脂肪分36%)…200ml
- お好みの洋酒(今回はラム酒)…大さじ1/2
- ミルクチョコレート…40g(粗く刻んでおく)
- ナッツ
- ドライフルーツ
下準備
型にオーブンシートを敷いておく。
作り方
- ボウルに生クリームを入れ、氷水にあてながら低速のハンドミキサーでゆるく泡立てる。使うまでラップして冷蔵庫入れておく。
- 別のボウルに室温に戻したクリームチーズを入れ、ヘラで滑らかになるまで混ぜる。
砂糖・1の生クリーム・洋酒の順に加え、その都度しっかり混ぜ合わせる。 - 用意した具材を入れてさっと混ぜ合わせる。
- オーブンシートを敷いた型に流し入れて、冷凍庫で一晩冷やし固める。
*泡立ての目安は、すくうと垂れるが跡が残る程度。
混ぜるだけで簡単なので失敗も少ないレシピですが、ひとつポイントなのはクリームチーズをしっかりとなめらかになるまで混ぜておくこと!
これを怠ると、クリームチーズと生クリームがきれいに混ざらず不均一に仕上がってしまいます。
「クリームチーズで作るカッサータ」の詳しいレシピページはこちら。
一年中楽しめるカッサータ
今回用意した具材はあくまでも一例です。
ナッツやフルーツにチョコレートなど、お好みのものを好きなだけ入れて大丈夫。
寒い季節はナッツや洋酒に漬けたドライフルーツをたっぷり入れ、暑い季節はフレッシュなフルーツをたっぷり入れてさっぱり仕上げるのもおいしいです。
このときに、生クリームの乳脂肪分と洋酒の種類もアレンジするのがおすすめ。
寒い季節は乳脂肪分が45%前後の濃厚な生クリームに、ラム酒などの芳醇な香りのお酒を合わせて。
暑い季節は乳脂肪分が35%前後のあっさりした生クリームに、キルシュやコアントロー、アマレットなどのお酒を加えるのがおすすめ。
季節に合わせてアレンジしてみてください。
まとめ
基本のレシピは簡単で、具材次第で一年中楽しめるカッサータ。
ぜひおうちで楽しんでみてくださいね。