収穫したミニトマト、そのまま食べるだけではもったいない
この時期、家庭菜園でミニトマトを育てている方も多いと思います。
我が家でも、庭の鉢に植えているミニトマトがたくさん実をつけています。
次々と熟すものの、サラダなどに添えて食べるだけでは消費が追い付かない、という方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、生のトマトとは一味違う、甘酸っぱくてフルーティーなジャムを作ってみませんか?
フルーツのジャムはお菓子作りの材料として使うと思いますが、ミニトマトもジャムにすれば幅広いアレンジが可能です。
ミニトマトジャムの作り方
今回の工程写真で使用しているのは、黄色いアイコトマトです。
材料(出来上がり量 約90~100g分)
- ミニトマト…皮をむいた状態で150g
- グラニュー糖…50~60g(トマトの重さの約30~40%)
- レモン汁…5g(トマトの重さの約3~5%)
*余裕をもって、ヘタと皮が付いた状態で200gほど準備しておきましょう
使用する道具
- ほうろうの小鍋(重さを量っておく)
- 耐熱ゴムベラ
- はかり
- ブレンダー(あればスティックタイプがおすすめ)
- ナイフ
- ザル
- 保存瓶(煮沸消毒しておく)
作り方
- 鍋に湯を沸かし、その間にミニトマトのヘタを取り、皮に浅い切り込みを縦に1本入れておく。
- 沸騰したお湯の中にミニトマトを入れ、数秒後、切り込みを入れた皮の部分がめくれてきたら冷水に取り、皮をむく。
- 皮をむいたミニトマト・グラニュー糖・レモン汁をほうろうの鍋に入れて弱火にかけ、ミニトマトがやわらかくなったらブレンダーで滑らかにする。
- あくを取りながら、全体量が半量になるまで煮詰める。
- 煮詰めながら、たまに小鍋ごと重さを量り、小鍋の重さ+出来上がり量の数値になったら出来上がり。
煮沸消毒した瓶に熱いうちに詰めて、ふたをして冷ます。
*軽くつまむと、つるんと皮がむけます。
*皮をむいたこの状態で150g準備する。
*ブレンダーがない場合、木ベラなどでつぶしながら煮込むと、果肉感を楽しめるジャムに仕上がります。
この方法で作ると、毎回仕上がりにばらつきが出ません。
例えば、鍋の重さが730gで約100gまで煮詰めたい場合は、830gになれば出来上がりです。
ミニトマトの種を取り除きたい場合は、出来上がりのタイミングでこし、種以外はゴムベラでしっかりとはらって戻し入れます。
トマトのゼリー状の部分にはペクチンが多く含まれていて、煮詰める前にこしてしまうと、とろみがつきにくくなるため、種を取り除きたい場合はこのタイミングでこします。
種を取り除くと出来上がり量は10gほど減り、ややさらっとした仕上がりになります。
種は取り除かなくても気になることはなく、果肉感を楽しむことができます。
保存について
出来上がったジャムは、冷蔵庫で1~2週間は保存が可能です。
雑菌の繁殖を防ぐため、口をつけたスプーンなどは絶対に使わないようにしましょう。
糖分が高くないため長期保存には向きませんが、素材の風味を生かした甘さとなっています。
フルーツジャムと同じように使えます
野菜を使ったスイーツ作りに挑戦してみたいという方も、フルーツジャムと同じように使うことで、簡単にトマトスイーツを作ることができますよ。
必要に応じてジャムをお湯で溶きのばせば、デザートソースになります。
甘さが足りないようなら、グラニュー糖を加えて加熱して溶かせばOK。
甘酸っぱく爽やかで、色もかわいいので、ミルクプリンやフロマージュブランなどの白いスイーツに合います。
もちろん、そのままトーストやスコーン、パンケーキなどに添えるのもおすすめです。
まとめ
赤や黄色のビタミンカラーは、まだまだ暑いこの時期にぴったり。
分量や出来上がり量は目安ですので、ミニトマトの品種や酸味、またお好みに合わせてグラニュー糖の量や煮詰め具合は加減してくださいね。
ぜひ、いろいろなアレンジでお楽しみください。