イギリスの伝統菓子・ファッジをご存じですか?
イギリスの伝統菓子として愛されている「ファッジ」。
あまり聞き慣れない名前のお菓子かもしれませんが、イギリスやアメリカ、カナダ、オーストラリアなどの海外で人気の、甘い甘~い味がクセになるおいしさなんです。
今回は、ファッジのレシピをご紹介します。
ファッジ(Fudge)とは
ファッジとは、砂糖・バター・牛乳(または練乳)を原材料にして作られるキャンディ菓子の一種。濃厚な甘さと、ほろっと崩れるような食感が特徴です。
紅茶にぴったりで、ティータイムによく登場するんだそう。もちろん、コーヒーにも◎
あの『ハリーポッター』シリーズにも登場するほど、英国っ子のお気に入りのスイーツなんですよ♪
チョコレートファッジのレシピ
ファッジの材料はいたってシンプル。バター・牛乳・砂糖と、どこの家庭にもありそうな材料ばかり。
特別な材料や道具も使わない簡単レシピは、お菓子作り初心者でも作れそう♪
材料
- 無塩バター…60g
- グラニュー糖…100g
- 牛乳…40g
- チョコレート…60g
*チョコレートはお好みで、ミルクチョコ・ダークチョコ・ホワイトチョコ・ストロベリーチョコ・抹茶チョコでどうぞ。
おすすめのトッピング
- ドライフルーツ
- くるみ
- アーモンド(ブロック/スライス/アーモンドクランチ)
- かぼちゃの種
- キャラメルクランチ
- ライスパフ
- ココナッツロング
- ココナッツファイン
*他にも、ドライフルーツを入れてみたり、ナッツの種類を変えてみたり。アレンジは自由なので、自分好みの味を探してくださいね。
下準備
- バットに敷き込める大きさにクッキングシートをカットする。
- 大きな板チョコレートを使う場合は、包丁で溶けやすいように刻む。
- トッピングの材料を準備しておく。
材料を煮詰める
作り方
- 鍋に材料を全て入れ、中火で加熱します。
- 焦げないよう鍋底からしっかりと混ぜながら煮詰めていくのがポイント。
- 全体的にもったりとしてきたら、火を少し弱めます。
- 泡がぼこぼこと大きくなり始めます。
*焦げないようにしっかり混ぜましょう。ホイッパーで焦がしてしまいそうであれば、ゴムベラでも構いません。入れっぱなしでかき混ぜていると、高温のためゴムベラが溶けてしまうことがあるので注意してください。
- 茶色く色付いてきたら、トッピングの材料を一気に加えてさらに混ぜていきます。
仕上げる
作り方
- 準備しておいたバットにクッキングシートをのせ、煮詰めたファッジを流し込みます。
*トッピングを目立たせたい場合は、バットにファッジを注ぐ前に、クッキングシートにもトッピングを散りばめましょう。もちろん、生地を流した後にトッピングをのせていただいてもOK。
- 固まるまで、冷蔵庫で半日間ほど冷やします。
- 適当なサイズにカットし、完成!
- ボウルやグラスに水を入れ、鍋の中身を少量すくい水に落とす。
- 冷えて固まったものを手に取って、軽く丸める。
- 丸められずにすぐに溶けてしまう…とろける口どけの生キャラメルのようなソフトキャンディに
- 丸められる…ホロホロと崩れるようなファッジに
- 丸められずに糸を引く…かたいサクサクしたキャラメルに
ホワイトチョコレートファッジ
ミルクチョコレートファッジ
小さく一口サイズにカットして個包装しても◎
レシピのポイント
ファッジは、砂糖液を高温まで加熱し、砂糖の「再結晶」を利用して作ったもの。
どこまで温めたらいいのかということが分かりづらいので、ワンポイントアドバイスとして煮詰め具合を見極める方法をご紹介します。
見極め方
ここできれいに丸められるようなら、ホロホロと崩れるような食感のファッジにぴったりな温度になっている証拠。
一度温度を上げ過ぎてしまうと、元には戻らないので注意してくださいね。
煮詰め具合を変えるとキャラメルにもできる
実は、ファッジのレシピは煮詰め具合を変えることでキャラメルを作ることもできるんです。
ファッジよりも煮詰める時間が短いと生キャラメルに。長く煮詰めるとかたいキャラメルになります。
先ほどご紹介した見極める方法に当てはめると、下記のような状態です。
生キャラメルよりもさらに時間を短くすると、ミルクジャムにすることもできますよ。
ギフトにもおすすめ!ファッジ缶はいかが?
ラッピング缶の中にクッキングシートを敷き、小さくカットしたファッジを詰め合わせてラッピング♪
おしゃれな手土産になりそうです。
クリスマスやバレンタインにも◎ 手作りファッジを贈ろう
煮詰め加減で食感の変化を味わえる不思議なお菓子、ファッジ。
すごく甘いのに、食べ始めるとついつい手が止まりません。
味によって包み方を変えたり、そのまま缶に詰めてみたりして、プレゼントにもぜひお試しください。