ひんやり冷たい焼き菓子が食べたい!
暑い夏は冷たいお菓子がおいしく感じる季節。
焼き菓子を冷やして食べたい!という方もいらっしゃるのでは?
でも実は、常温保存するべき焼き菓子を冷蔵庫に入れてしまうと、ぱさついてしまったりかたくなってしまったりと、おいしさが半減してしまうことがあるんです。
今回は、冷やして食べるとおいしい焼き菓子作りのポイントをご紹介。
おすすめのマフィンレシピもお教えします。
冷やしてもおいしい焼き菓子を作るために
液体油脂を使う
バターを使った焼き菓子は冷やすと固くなってしまいますが、液体油脂なら大丈夫。
これは、バターと液体油脂の性質の違いよるもの。
冷蔵庫に入れるとバターはかたくなりますが、液体油脂の状態は変わりませんよね。
生地にしっとり感も出るので、ぱさつく心配もありません。
使用する液体油脂は太白ごま油がおすすめ。
ふんわりと軽い食感であっさりとしているので、暑い夏でも食べやすいマフィンになります。
カスタードクリームを入れる
焼き菓子を冷やして食べても、実はそれほど生地自体の冷たさを感じることはありません。
食べたときにひんやり感を楽しむためには、カスタードクリームを入れて焼くのがおすすめです。
果物を一緒に焼き込む
果物を一緒に焼き込むと、カスタードと同様に食べたときのひんやり感が楽しめます。
果汁のしっとり感とさっぱり感も加わり、夏に食べやすい味に。
かんきつ系やベリー系、桃のコンポートなどを使うとおいしいですよ。
シロップをうつ
焼き菓子の表面にシロップをうつのも◎
シロップをうつことで、冷蔵庫の中で生地がぱさつくのを防いでくれます。
冷やしておいしい!カスタードオレンジマフィン(直径7cmのマフィン6個分)
一口かじるとオレンジの果汁とひんやりとしたカスタードが口に広がります。
暑くてもペロリと食べられちゃう冷たいマフィンです。
カスタードクリームを作る
量が少ないのでレンジを使用して簡単に作りましょう。
材料
- 卵黄…20g
- 細目グラニュー糖…25g
- 薄力粉…10g
- 牛乳…100ml
作り方
- 卵黄をボウルに入れて溶きほぐし、グラニュー糖を加えてすり混ぜる。
- 牛乳を耐熱容器に入れて、600Wのレンジで1分間温める。
- 2を600Wのレンジに1分間かけて取り出し、泡立て器でよく混ぜる。
- 下から氷水を当て、上にはラップをかけてから保冷剤を置き、上下から冷やす。
砂糖が混ざったら、薄力粉をふるい入れてしっかりと混ぜ合わせる。
温めた牛乳を1のボウルに加え、混ぜる。
さらに30秒間レンジにかけて、なめらかになるまでよく混ぜる。
シロップを作る
材料
- 水…10ml
- 細目グラニュー糖…5g
- グランマルニエ…5g
作り方
- 小鍋に水とグラニュー糖、グランマルニエを入れて沸騰させる。
マフィンを作る
材料
- 全卵(Mサイズ)…1個
- 細目グラニュー糖…50g
- 太白ごま油…60g
- オレンジ果汁(+牛乳)…50ml
- 薄力粉…120g
- ベーキングパウダー…小さじ1/2
- オレンジ…1個
- ピスタチオ…適量
- 泣かない粉糖…適量
下準備
- マフィン型にグラシンカップを敷く。
- オレンジの果肉を取る。
- 果肉を外した薄皮を搾って果汁を取る。
オレンジのへたとへそを切り落とし、皮をむく。
*白い部分が残らないように皮は厚めに剥くのがポイント。
一房ずつ果肉を包丁で取り出す。
オレンジの果汁とあわせて50mlになるよう牛乳を足す。
*今回は果汁が20ml取れたので、牛乳を30ml足しました。
作り方
- ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、グラニュー糖を入れてかき混ぜる。
- 薄力粉とベーキングパウダーをボウルにふるい入れ、練らないように混ぜる。
- マフィン型に生地を半分入れる。
- 残りの生地を入れ、オレンジを上にのせる。
- 180℃に予熱したオーブンで20〜25分間焼成。
- ケーキクーラーの上に出したマフィンの表面にシロップをうつ。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
仕上げになかない粉糖をかけ、ピスタチオを飾って出来上がり。
太白ごま油を入れて乳化させるようによく混ぜ、オレンジ果汁と牛乳を入れて混ぜる。
冷やしておいたカスタードを6等分して真ん中に入れる。
*オレンジの大きさによっては半分にカットしてください。
カスタードとフルーツが入っているので、日持ちは冷蔵保存で1日間くらいが目安。
冷蔵庫に入れておくと乾燥してくるのでラップをかけておきましょう。
手土産にする場合は、保冷剤で冷やしながら持ち歩いてください。
「冷やしておいしい!カスタードオレンジマフィン」の詳しいレシピページはこちら。
暑い夏に冷たいマフィンはいかが?
暑くて食欲がなくても、ひんやりと冷たいマフィンならペロリと食べられますよ。
朝食やおやつなどにぜひ作ってみてください!