5,500円以上ご購入で送料110円 - 11/18(月)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

和菓子の定番!おいしいきんつばの作り方

date
2019/12/25
writer
nyonta
category
お菓子作り

きんつばを作ろう!

たっぷりのあんに薄い衣が付いた「きんつば」。
あんこ好きにはたまらない和菓子ですね!

誰もが知るきんつばは、いつどこで生まれたのでしょうか。
今回はきんつばの起源や、お家で作れるおいしいきんつばレシピをご紹介します。

定番の小豆で作るレシピはもちろん、紫いもやかぼちゃで作るアレンジレシピもお楽しみください♪

きんつばとはどんなお菓子?

きんつばとは、あんに小麦粉を溶いた生地を付け、全面を焼き付けて仕上げた和菓子。

形は四角が定番ですが、地域によっては丸いものも。
あんは、定番の小豆の他にさつまいもなどもあり、さまざまなきんつばを楽しめます。

きんつばの名前の由来は?

きんつばは、漢字で書くと「金鍔」。
歴史は古く、江戸時代に京都で作られていた「銀鍔(ぎんつば)」というお菓子が元といわれています。

「銀鍔」は米粉であんを包んで焼いた菓子で、形が刀の鍔(つば)に似ていたことから付けられた名前。
その後、江戸に伝えられると米粉の皮が小麦粉に代わり、「きんつば」と呼ばれるように。

刀が当たり前にあった時代だからこそ、付いた名前だったんですね。

和菓子のルーツをたどってみると、「なるほど~そんな由来があったんだ!」と思うことが多く、浪漫を感じます。

小豆きんつばのレシピ(出来上がり個数:9個)

きんつばは家庭でも作りやすく、気軽に作れる和菓子。
市販の粒あんを使えば、あっという間。
もちろんあんから炊いても◎
ぜひおいしいあんで作ってくださいね。

小豆ようかんを作る

材料(12×12cmの型1台分)

  • 水…100g
  • 粉寒天…3g
  • 粒あん…300g
おすすめのアイテム
伊勢製餡所 つぶあん 300g

下準備

  • 型にラップを敷いておく。

作り方

  1. 鍋に水と粉寒天を入れ、よく混ぜてから火にかける。
    沸騰したらそのまま2分間ほど加熱を続けて、寒天をしっかりと溶かす。
  2. 粒あんを入れよく混ぜ、再沸騰したら火を止める。
  3. ラップを敷いた型に流し入れ、表面を平らにならして固める。
    *常温でも固まりますが、冷蔵庫に入れたほうが早く固まります。
  4. 固まったら型から外し、9等分にカットする。
    *四隅が丸いタイプの型では、角が丸くなります。気になるようなら、少し切り落として直角にしてもよいでしょう。

皮を作り、焼く

材料

  • 白玉粉…10g
  • 水…80g
  • 砂糖…15g
  • 塩…ひとつまみ
  • 薄力粉…55g

下準備

  • 薄力粉をふるっておく。

作り方

  1. ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えて溶き伸ばす。
    砂糖・塩・ふるった薄力粉の順に加えてよく混ぜる。
  2. フライパンに薄く油を引き、弱火にかける。
    ようかんを手で持ち、皮の生地を一面ずつ付けて、焦げないように30秒間程度焼く。

    *広い面を裏表焼いてから側面を焼くのがおすすめ。
    熱ければトングを使っても構いません。

  3. 縁にはみ出た皮をはさみで切り落として整えると、きれいに仕上がります。
  4. 小豆きんつばの出来上がり。

「小豆きんつば」の詳しいレシピページはこちら

王道のきんつばをアレンジ!紫いも&かぼちゃの一口きんつばレシピ(出来上がり個数:16個)

野菜のあんを使えば、アレンジきんつばも楽しめます!
紫いもやかぼちゃなどで作ったきんつばは、優しい味で色味も華やかな仕上がりになりますよ。

材料(12×12cmの型1台分)

  • 水…80g
  • 粉寒天…2g
  • 砂糖…20g
  • 紫いも or かぼちゃ…200g
  • 「小豆きんつばのレシピ」の皮の生地…1回分

下準備

  • 型にラップを敷いておく。
  • 紫いもやかぼちゃはやわらかくなるまで加熱し、裏ごして野菜ペーストを作っておく。

作り方

  1. 「小豆ようかんを作る」の工程1と同じように、粉寒天を煮溶かす。

  2. 砂糖と野菜ペーストを加えて、沸騰したら火を止める。
  3. *写真はかぼちゃのもの。

  4. ラップを敷いた型に流し入れ、固める。
  5. 固まったら型から外し、16等分にカットする。
    *写真は紫いものもの。
  6. 皮の生地を付けて、「小豆きんつばのレシピ」と同じように全面焼いて出来上がり。

「紫いも&かぼちゃの一口きんつば」の詳しいレシピページはこちら

王道の小豆きんつばよりも小さく作って、かわいらしく仕上げてみました。
優しい甘さの野菜あんは、子どもから大人までおいしく食べられます♪

ラッピングしてお土産にも


常温で持ち運びしやすく日持ちもするきんつばは、ちょっとしたお土産にもぴったり!
和紙を使った個包装で、和の雰囲気を楽しめるラッピングにしてみました。

「きんつばのラッピング」の詳しいラッピングページはこちら

寒い日にはほっこり和菓子を♪

寒い日に、熱いお茶と手作りのきんつばを暖かい部屋でほっこり楽しむ。
この上ない幸せの時間です…♪

小豆も野菜あんもどちらもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね♪

【おすすめの特集】冬の和菓子冬の和菓子の特集はこちら
date
2019/12/25
writer
nyonta
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

製菓学校卒業後、ホテルやケーキ屋さんで働いていた経験を活かして、毎日楽しくお菓子作りしています。旬の食材で作る季節感のあるお菓子が大好きです!

コメント

いっけんさん

2022/01/06 10:02

すごく美味しそう 美しくて可愛らしくて 自分も作ってみようと思います!

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

紅茶葉を使ったふわふわマドレーヌレシピ

寒い時期のお茶のお供にぴったり。紅茶味のお菓子以前、コーヒーについて「お菓子・パンにコーヒーを合わせるポイント」というコラムでご紹介したことがあります。コーヒーと同じくらい、紅茶もお菓子には欠かせない飲み物ですよね。11...

パクっとつまめる♪ひとくちサイズのミニスイーツレシピ4選

手軽に食べられるひとくちサイズのミニスイーツを手作りしよう♪ひとくちで食べられる小さいサイズのスイーツは、仕事や家事の合間に片手でつまめる手軽さも魅力のひとつ♪今回はおいしくてかわいい、ひとくちスイーツのレシピを厳選して...

パウンド型で作る杏仁豆腐ケーキのレシピ

人気デザート!杏仁豆腐風味のケーキを作ろう!今回ご紹介するのは、杏仁豆腐の風味が香る、一風変わったケーキのレシピ。最近話題の「杏仁豆腐ケーキ」を再現した、濃厚な味わいに仕上げました。杏仁豆腐に使われる杏仁霜を使用した、本...

ライターがバーナーに変身!ポケトーチ活用法

ガスバーナーを使ってみたい!お菓子作りに使うこともあるガスバーナー。クレームブリュレの表面をキャラメリゼするときによく使われますよね。他にも、シブーストの表面やタルトシトロンのメレンゲをあぶるときにも活躍します。持ってい...

ミニマフィン型で作る ひとくちスフレチーズケーキのレシピ

小さなスフレチーズケーキを作ろうミニサイズのお菓子は見た目もかわいらしく、子どものおやつにもぴったりですよね。今回は、ひとくちサイズの小さなスフレチーズケーキのレシピをご紹介します♪大きな型で焼くより手軽で、混ぜるだけの...