きんつばを作ろう!
たっぷりのあんに薄い衣が付いた「きんつば」。
あんこ好きにはたまらない和菓子ですね!
誰もが知るきんつばは、いつどこで生まれたのでしょうか。
今回はきんつばの起源や、お家で作れるおいしいきんつばレシピをご紹介します。
定番の小豆で作るレシピはもちろん、紫いもやかぼちゃで作るアレンジレシピもお楽しみください♪
きんつばとはどんなお菓子?
きんつばとは、あんに小麦粉を溶いた生地を付け、全面を焼き付けて仕上げた和菓子。
形は四角が定番ですが、地域によっては丸いものも。
あんは、定番の小豆の他にさつまいもなどもあり、さまざまなきんつばを楽しめます。
きんつばの名前の由来は?
きんつばは、漢字で書くと「金鍔」。
歴史は古く、江戸時代に京都で作られていた「銀鍔(ぎんつば)」というお菓子が元といわれています。
「銀鍔」は米粉であんを包んで焼いた菓子で、形が刀の鍔(つば)に似ていたことから付けられた名前。
その後、江戸に伝えられると米粉の皮が小麦粉に代わり、「きんつば」と呼ばれるように。
刀が当たり前にあった時代だからこそ、付いた名前だったんですね。
和菓子のルーツをたどってみると、「なるほど~そんな由来があったんだ!」と思うことが多く、浪漫を感じます。
小豆きんつばのレシピ(出来上がり個数:9個)
きんつばは家庭でも作りやすく、気軽に作れる和菓子。
市販の粒あんを使えば、あっという間。
もちろんあんから炊いても◎
ぜひおいしいあんで作ってくださいね。
小豆ようかんを作る
材料(12×12cmの型1台分)
- 水…100g
- 粉寒天…3g
- 粒あん…300g
下準備
- 型にラップを敷いておく。
作り方
-
鍋に水と粉寒天を入れ、よく混ぜてから火にかける。
沸騰したらそのまま2分間ほど加熱を続けて、寒天をしっかりと溶かす。
-
粒あんを入れよく混ぜ、再沸騰したら火を止める。
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ラップを敷いた型に流し入れ、表面を平らにならして固める。
*常温でも固まりますが、冷蔵庫に入れたほうが早く固まります。 -
固まったら型から外し、9等分にカットする。
*四隅が丸いタイプの型では、角が丸くなります。気になるようなら、少し切り落として直角にしてもよいでしょう。
皮を作り、焼く
材料
- 白玉粉…10g
- 水…80g
- 砂糖…15g
- 塩…ひとつまみ
- 薄力粉…55g
下準備
- 薄力粉をふるっておく。
作り方
-
ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えて溶き伸ばす。
砂糖・塩・ふるった薄力粉の順に加えてよく混ぜる。
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フライパンに薄く油を引き、弱火にかける。
ようかんを手で持ち、皮の生地を一面ずつ付けて、焦げないように30秒間程度焼く。*広い面を裏表焼いてから側面を焼くのがおすすめ。
熱ければトングを使っても構いません。
-
縁にはみ出た皮をはさみで切り落として整えると、きれいに仕上がります。
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小豆きんつばの出来上がり。
「小豆きんつば」の詳しいレシピページはこちら。
王道のきんつばをアレンジ!紫いも&かぼちゃの一口きんつばレシピ(出来上がり個数:16個)
野菜のあんを使えば、アレンジきんつばも楽しめます!
紫いもやかぼちゃなどで作ったきんつばは、優しい味で色味も華やかな仕上がりになりますよ。
材料(12×12cmの型1台分)
- 水…80g
- 粉寒天…2g
- 砂糖…20g
- 紫いも or かぼちゃ…200g
- 「小豆きんつばのレシピ」の皮の生地…1回分
下準備
- 型にラップを敷いておく。
- 紫いもやかぼちゃはやわらかくなるまで加熱し、裏ごして野菜ペーストを作っておく。
作り方
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「小豆ようかんを作る」の工程1と同じように、粉寒天を煮溶かす。
- 砂糖と野菜ペーストを加えて、沸騰したら火を止める。
- ラップを敷いた型に流し入れ、固める。
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固まったら型から外し、16等分にカットする。
*写真は紫いものもの。
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皮の生地を付けて、「小豆きんつばのレシピ」と同じように全面焼いて出来上がり。
*写真はかぼちゃのもの。
「紫いも&かぼちゃの一口きんつば」の詳しいレシピページはこちら。
王道の小豆きんつばよりも小さく作って、かわいらしく仕上げてみました。
優しい甘さの野菜あんは、子どもから大人までおいしく食べられます♪
ラッピングしてお土産にも
常温で持ち運びしやすく日持ちもするきんつばは、ちょっとしたお土産にもぴったり!
和紙を使った個包装で、和の雰囲気を楽しめるラッピングにしてみました。
「きんつばのラッピング」の詳しいラッピングページはこちら。
寒い日にはほっこり和菓子を♪
寒い日に、熱いお茶と手作りのきんつばを暖かい部屋でほっこり楽しむ。
この上ない幸せの時間です…♪
小豆も野菜あんもどちらもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね♪