中華蒸しパン 花巻(ホアジュアン)を作ろう
中華点心のひとつ、花巻(ホアジュアン)。
中華料理店などでも見ることが多くなってきましたが、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
花巻は、ほんのり甘くふわふわした食感がおいしい蒸しパン。
「肉まんの皮」といったら、お味が想像できるのでは?
今回は、花巻のレシピをご紹介します。
お花のような成形は難しそうに見えますが、とっても簡単。
かわいい花巻をおうちで咲かせてください。
中華点心 花巻のレシピ(6~8個分)
材料
- 薄力粉…155g
- 強力粉…45g
- イースト…2g
- 塩…3g
- 砂糖…40g
- 太白ごま油…5g
- 牛乳…45g
- 水…65g
- 太白ごま油…適量(成形時に生地に塗る分)
下準備
- オーブンシートを10cm×10cmに切っておく。
- せいろから蒸気がしっかり上がるようにしておく。
作り方
-
こね機やホームベーカリーに薄力粉~水までの材料を入れてこねる。
*お使いの機械によってこね時間は違いますので調整してください。
-
ボウルに移してラップをかけ、室温で40分~1時間一次発酵。
*室温によって時間は前後します。
- 生地を手で軽く押さえて空気を抜く。
-
パンマットの上に軽く丸め直した生地を置く。
ぬれ布巾をかぶせて、15~20分間ベンチタイム。
-
生地を手で軽く押さえて空気を抜く。
-
生地にめん棒をかけて、30cm×30cmに伸ばしていく。
*小ぶりな花巻にしたい方は32cm×32cmに。工程9の分割数が変わります。
-
奥側(巻き終わりになる部分)を1cm残して、太白ごま油をはけで薄く塗る。
*ここで油を塗るのは仕上がりにきれいな模様を出すためです。
軽めでいいので必ず塗りましょう。
-
手前から巻いていき、巻き終わりをしっかりとじる。
-
5cm間隔で、6等分になるように包丁でカットする。
*工程6で32cmに伸ばした場合は、4cm間隔で8等分にカットしてください。
-
カットした生地の真ん中をお箸などでしっかり押さえて、跡を付ける。
*しっかりと強めに押さえるのがポイント。
発酵すると生地が膨らむので、強めに跡を付けたほうがきれいな形になります。
-
オーブンシートの上にのせて、35℃で約30分間二次発酵。
*生地の大きさが2倍程度になれば、発酵終了の目安。
-
蒸気の立ったせいろに入れて、約10分間蒸す。
-
出来上がり!
「中華点心 花巻」の詳しいレシピページはこちら。
動画でおさらい
冷凍できる?花巻の保存方法
作った花巻を一度に食べきれない場合は、冷凍保存がとっても便利です。
1個ずつラップで包み、フリーザーバッグなどに入れて冷凍庫へ。
におい移りや乾燥に注意してください。
食べるときはせいろで蒸し直すか、電子レンジで温めればOK。
蒸したて・出来たてのようなおいしい花巻をいつでも楽しむことができますよ。
アレンジ提案
シンプルな味の花巻は、さまざまなアレンジを楽しめます。
今回は、ごまやピーナッツバターを使った簡単なアレンジをご紹介♪
どれも成形時にちょっと工夫をするだけで、とっても簡単です。
-
ごまをパラパラ振って巻く
レシピ工程7で太白ごま油を薄く塗った後に、ごまをパラパラ振って巻き込んで♪
ごまのアクセントが効いた花巻の出来上がり。
黒ごまなら見た目も映えますよ。 -
普通のごま油を塗る
レシピ工程7で、太白ごま油の代わりに普通のごま油を塗ってみて。
ほんの少しのことですが、これだけでも一味違った風味に。
ごまの風味がほんのり甘い生地とよく合います。 -
練りごまを生地に塗ってから巻く
レシピ工程8で生地を巻く前に練りごまを塗ると、ごまの風味をより強く感じられます。
-
ピーナッツバターを生地に塗ってから巻く
花巻のレシピ工程8で生地を巻く前にピーナッツバターを塗ると、スイーツ感覚の花巻に。
もちろん、今回ご紹介した花巻の生地で肉まんやあんまんなどもおいしく作れます。
寒い冬は花巻を作って温まろう!
ほんのり甘い花巻は、ちょっとしたおやつにぴったり。
中華のおかずに合わせると、いつもと違った雰囲気の食卓が楽しめると思います。
寒くなり、室内の乾燥も気になる時期。
せいろを使う花巻は、部屋の加湿もできておいしく食べられるので一石二鳥。
部屋も心も温まること間違いなし。
簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。