寒くなってくると恋しくなる肉まん
ふわふわ上がる蒸気、アツアツを頬張る幸せ。寒い時期ならではですよねぇ。
ジューシーなお肉を包む真っ白な生地のこの柔らかさは、オーブンで焼いた生地とは全く違う食感ですが、これが嫌いな人はいない気がします!
「蒸す」という調理は魅力たっぷり!
1.決まり事が少ない
焼く・揚げるという調理方法なら、必ず何度で何分火を通すという決まり事が出てきますが、蒸し調理にはそんな難しさはありません。
温度に関しては強火・弱火など火加減のみ。
蒸しパンや肉まんなどの場合は、常に蒸気を出しておきたいので強火で調理します。
*水が無くならないようにだけ注意しておく
2.出来立ての状態がしばらく続く
最低限火が通るまでの蒸し時間は必要ですが、蒸し上がった後はしばらくそのまま蒸し続けても大丈夫!コンビニなどの肉まんも、ずーっと蒸されっぱなしなので、いつでもホカホカの蒸し立て状態です。
しかし、あまり長時間(1時間以上)蒸しっぱなしとなると、生地の色がちょっと黄色っぽくはなってきますので、それまでには出した方がいいかとは思います。
「焦げて食べれない」「硬すぎた」、なんて事もそうそうないので、なんだか気分が楽ですよね。
3.出来上がるタイミングを調整できる
また、出来たてを食べてもらいたいと思った時にも、出来上がり時間に幅が出るので、タイムスケジュールが立てやすい。これも最高のメリットです。
今回はおうちで作れる、ジューシーな肉まんのレシピをご紹介します。
手作り肉まん
まずは肉あんから準備します。
今回はブロック肉の半分はサイコロ状にして焼き、半分は叩いて生で使います。
そうする事によって、パサつくこともなくジューシーかつ、しっかり味のついた美味しい肉あんが出来あがります。
肉あん材料(肉まん4個分)
- 豚バラブロック…150g~180g
- 玉ねぎ…小1個
- 塩胡椒…適量
- 砂糖…適量
- 醤油…適量
- オイスターソース…適量
- 卵(卵白のみでも可)…25g
- 小麦粉…30g
肉あん作り方
- 豚バラブロックを半分に切り、半分はサイコロ状にカットし、残りは包丁で叩く。
- 玉ねぎを粗めのみじん切りにする。
- フライパンを熱し、玉ねぎを炒める。塩胡椒で味を整え、炒め終えたらボールに取り出しておく。(ここでしっかり目に味をつけておいた方が美味しく仕上がる)
- サイコロ状にカットした豚肉をフライパンで炒め、砂糖・醤油・オイスターソースで、好みの味に整える。(こちらも少し濃いめに味付ける)
- 玉ねぎの入っているボウルに4を加え、そこに叩いた豚肉・卵・小麦粉も加えてまぜる。
次に生地作り。ベーキングパウダーを使うレシピもありますが、今回はドライイーストを使ってしっかり発酵させた、フワフワの生地を作ります。
生地材料(肉まん4個分)
- 薄力粉…190g
- 強力粉…60g
- 砂糖…20g
- 塩…4g
- ドライイースト…6g
- 牛乳…40g
- 水…70g
- バター…10g
生地作り方
- 材料を捏ね機やホームベーカリーに入れて捏ねる。
- 捏ね上がったらボールに入れ、ラップをかけて一次発酵させる。(2倍から3倍の大きさになるまで発酵させる)
- 分割する。4等分し、1つずつ軽く丸める。
- 布巾などを被せて、約10分から15分ほどベンチタイムをとる。
- 面棒で丸くなるように伸ばす。
- 肉あんを包む。
- 8cm角にカットしたオーブンシートなどを肉まんの下に敷く。オーブン皿などに置き、二時発酵させる。(2倍くらいに大きさになるまで発酵させる)
- しっかり発酵したら蒸気の立った蒸篭に入れ、20分以上蒸す。
出来上がりをすぐにラップに包み、冷凍保存が可能です。
食べる時は冷凍されたまま蒸篭で蒸し直すか、電子レンジで温めてください。
肉まんが作れたらレパートリーは倍増
基本の生地の作り方をマスターすれば、あんまん・ピザまん・カレーまんなど、何でも作れます。あんまんにおいては、市販のあんこを使えばあんを作る手間いらずです。
蒸し料理をすることによって部屋の乾燥も和らぎ、いい事だらけですね!
11月11日は肉まんの日
「11 11」が、豚の鼻の穴を連想させるようです。
ぜひぜひ、豚の鼻の11月11日に手作り肉まんで楽しんでみてください。