寒い国の温かいお菓子
寒さもいよいよ本番を迎え、おうちでゆっくり過ごす機会も増えてきたのではないでしょうか。
日本の冬もかなり底冷えしますが、世界各国を見回してみると日本とは比べものにならないぐらい冷え込む国もあります。
今回は、そんな寒い国ならではの温かいお菓子を探してみました。
寒い国の代表・ロシアの焼きりんご
揚げたてが一番おいしいピロシキやたっぷりの野菜とお肉を煮込んでサワークリームをのせて食べるボルシチなど、想像しただけで体が温まるメニューがたくさんあるロシア。
スパイスを加えたワインを温めて飲むグリューワインが好まれるのも、1月、2月の平均気温がマイナス10℃前後の国ならでは。
そんな寒い国代表のロシアから、とっても簡単でかわいいお菓子“焼きりんご”をご紹介します。りんご1個がぺろっと食べられてしまうおいしさです。
材料
- りんご…1個
- バター…適量(溶かしバターにしておく)
- レーズン…適量
- アーモンドスライス…適量
- グラニュー糖…適量
作り方
- りんごの表面にフォークで穴をあける。
- りんごの芯をくり抜く。
- りんごの表面にはけでバターを塗る。
- くり抜いた芯の部分にレーズンとアーモンドスライスを詰める。
- オーブンにそのまま入れることのできる材質の鍋にりんごを入れ、上からグラニュー糖をふりかける。
- 180℃に予熱したオーブンで40分~45分間焼く。
*ご家庭のオーブンによって焼き時間は調整してください。
りんごは紅玉など酸味のあるものを使うとよりおいしいです。蒸し焼きにすることによって水分を閉じ込めることができるので、りんごが柔らかくしっとり焼き上がりおいしく仕上がります。
お好みでアイスなどを添えて食べても、とってもおいしいですよ。
デンマークのエーブレスキーバー
次はヨーロッパ。地中海沿岸は暖かい気候に恵まれていますが、北は冬の長い国が多いです。
クリスマスのイメージがある国が多いのも冬が長いからでしょうか。フィンランドにはサンタクロースの村もありますよね。
寒い国の多いヨーロッパからは、デンマークを選びました。北欧諸国の中では南に位置し、沿岸を流れる海流のおかげで比較的穏やかな気候ですが、冬は氷点下。とっても寒いんです。
そんなデンマークの温かいお菓子はエーブレスキーバー。
このお菓子、耳馴染みはないと思いますが日本のある料理とそっくりなんです!特に関西の方は調理器具が一家に一台あると言っても過言ではないです。
そう、たこ焼きです。今回はたこ焼き器を使って作ります!
デンマークで作られているエーブレスキーバーはたこ焼きより一回り大きいサイズ。クリスマスの伝統菓子として各家庭で食べられたり、屋台で売られたりしています。
材料
- 卵…1個
- 牛乳…60g
- ヨーグルト…60g
- 砂糖…10g
- 塩…ひとつまみ
- 薄力粉…100g
- ベーキングパウダー…2g
作り方
- ボウルに卵・牛乳・ヨーグルトをいれ、よく混ぜる。
- 1のボウルに砂糖と塩を加える。
- 薄力粉、ベーキングパウダーをふるい、2のボウルに入れて合わせる。
- たこ焼き器にバター(分量外)を薄く塗り、火にかける。
- たこ焼き器が熱くなったら生地を流し入れて焼く。
- 器に盛って、出来上がり。食べるときは粉糖を振り、ジャムをつけながら食べるのが一般的。今回は粉糖を振ってチョコレートシロップをかけました。
*たこ焼きを作る要領で、表面が焼けてきたら竹串などを使って、ひっくり返しながら丸くなるように焼く。
たこ焼きのタコのように中にジャムを入れて焼くのもおいしいので、たこ焼きパーティーのデザートに作ってもいいですね。
今年のクリスマスは、たこ焼きとエーブレスキーバーでパーティーなんていうのも楽しそうです。
異国の温かいお菓子で冬を楽しもう!
これからの時期、日本もまだまだ冷え込んできます。いつもとはちがう異国の温かいお菓子で楽しむのも斬新で楽しいかも!
どちらも簡単に作れるお菓子ですので、気軽な気持ちで挑戦してみてください。