フランス生まれのおしゃれなデザート
クレープシュゼットとは、クレープをオレンジソースで煮た温かいフランスのデザートです。目の前で作ってくれる特別感やフランベの青い炎が浮かび上がる幻想的な雰囲気。私も初めてお店で食べた時には、すごく感動しました。
家で炎を上げてフランベをするのは難しいですが、実はクレープシュゼットはおうちでも簡単に作れるんです。
ぜひ、おうちで本格クレープシュゼットを作ってみませんか?
クレープシュゼットの作り方
クレープ生地
材料(直径20cm10枚)
- 薄力粉…40g
- 強力粉…40g
- グラニュー糖…30g
- 塩…ひとつまみ
- 卵…100g(Mサイズ約2個)
- 牛乳…200ml
- 無塩バター…10g(溶かしバターにしておく)
*強力粉を使うと薄力粉のみで作るよりも、もっちりした食感になります。
*無塩バターを太白ゴマ油に置き換えると、あっさりめの味になります。
作り方
- ボウルに薄力粉と強力粉をふるい、グラニュー糖と塩も入れて泡立て器で混ぜておく。
- 1のボウルに溶いた卵を入れて滑らかになるまで混ぜる。牛乳を少しずつ入れていき、最後に溶かしバターを入れて混ぜ合わせる。
*ダマが気になるようでしたら濾してください。 - ボウルにラップをして冷蔵庫で1時間以上、生地を休ませる。
*グルテンを落ち着かせ、きれいに焼くことができます。 - フライパンを中火で熱し、生地を流し入れてフライパンをまわして広げる。うっすらと焼き色がついたら、パレットナイフなどで端を持ち上げてひっくり返す。
裏面はさっと焼いて取り出す。
*テフロン加工のフライパンの場合、油は引かなくても大丈夫です。
オレンジソース
材料(1人分2〜3枚に使う量)
- オレンジ果汁…100ml
- 無塩バター…10g
- グラニュー糖…10g
- グランマルニエ…10ml
- オレンジ果肉…1/4個
*オレンジ果汁はオレンジを搾ったものだと本格的でおいしいですが、家で作る時は手軽に100%オレンジジュースを使用しても良いと思います。
*グランマルニエは、高級ブランデーのコニャックにビターオレンジの蒸留エキス分を加え、熟成させて作られたオレンジリキュールです。強い熱を加えても香りが消えないのが特徴。コアントローやブランデーで代用可能ですが、グランマルニエで作ると本当においしいのでおすすめです。
作り方
- フライパンにグラニュー糖を入れて中火にかけ、溶かす。
- グラニュー糖が溶けてうっすらきつね色になってきたらバターを加える。
- オレンジ果汁を加える。ひと煮立ちしたらグランマルニエも加え、強火でアルコールをとばす。
仕上げ
- 4つに折りたたんだクレープ2~3枚とオレンジ果肉を、オレンジソースの入ったフライパンに入れる。スプーンなどでソースをすくってかけながら1分くらい煮る。
- お皿にクレープとオレンジ果肉をのせてソースをかける。
バニラアイスをのせてもおいしいです。
一度にフライパンで作るのは1〜2人分が作りやすいです。クレープの枚数に応じてオレンジソースの量を増やしてください。
クレープシュゼットで優雅なデザートタイムを
記念日のデザートにクレープシュゼットを出したら、彼氏や旦那様もびっくりされるのではないでしょうか。
火にかけてアルコール分はとばすので、お子様もおいしく食べられると思います。一緒に作って食べたら、ちょっと背伸びした気分になって嬉しいかもしれません。
グランマルニエ以外は手軽な材料ですし、泡立てたりする難しい作業もない作りやすいお菓子です。
お店で味わうものと思っていたクレープシュゼット、ぜひおうちでも楽しんでみてください!